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2016年02月22日

ホテルでのバイトで起きた怪異!

サインディスプレイ部  営業のKです。

こうして、毎日、怖い話を書いていると、仕事で伺ったお客さんから、

私、こんな怖い体験したんだよ~とか

この心霊写真堂思う、とか見せられたりしますが・・・・。

はっきり言って、こう見えても超怖がりですので(泣)

夜、寝られなくなるので・・・・。

と身勝手な愚痴をこぼしながら、今日も怖くない話、

スタートです!



大学生の頃、バイトでホテルの夜間スタッフをしたことがある。

神戸でも、かなり高級とされるホテル。

ホテルによっては、不吉と言われている数字を部屋番号に使わないのが

普通であり、高級ホテルともなれば、尚更の事で、4とか6とか9とか

13などの数字は、部屋番号には、存在しなかった。

ホテルでのバイトと聞くと、優雅でお洒落な印象があるかもしれないが、

実際には、完全な肉体労働であり、お客様の前では、静かに姿勢良く

歩くのであるが、裏に回れば、重いものを持ってバタバタと走り回る

という大変な仕事だった。

ある時は、フロント業務、また、ある時は荷物運び、調理場、掃除など

人での足りない部署には、躊躇無く回され、こき使われた。

ただ、ホテルの従業員の方は、皆優しく、気さくな方が多かったので、

バイトとしては、とても楽しかったのを憶えている。

だが、やはり、多くの人が集まるホテルという場所には、そこで働く

者だけが知る不思議な現象というものも確かに存在した。

例えば、ある棟にあるエレベータの1台は、誰も乗っていないのに、

一晩中、上下動を繰り返していたし、ある広間には、夜中の12時になると、

必ず女性の悲鳴が聞こえてきたり、と推挙に暇が無かった。

そんな中でも、俺が体験した怪異について話してみたい。

その頃は、ホテルのバイトというものにも、それなりに慣れてきた頃であり、

夜間のフロント業務を主に任されていた。

そして、また、色んな不思議な現象に対しても、ホテルというところは、こんな

所なんだ、と変に納得していたから、大抵の事には動じる事もなかった。

それよりも、夜間バイトとはいえ、フロント業務に回されたのが俺には

何より嬉しいものがあった。

暇なのである。

さすがの巨大ホテルといえども、夜間、それも12時をまわる頃には、宿泊客

は全て部屋で眠りにつき、また、その時間にチェックイン、チャックアウトする

客など、普通に考えれば居る筈も無かった。

確かに従業員さんは、夜間で誰もフロントに来ないといえども、それなりに

やるべき仕事というものがあるのだろうが、バイトの身としては、それこそ

万が一、お客様が、フロントに電話を掛けてきた時に、きちんと対応出来れば、

それだけで十分だったと思う。

そして、その晩も深夜12時を過ぎると、当然、暇になってしまい、俺は

睡魔との格闘になった。

そのホテルでは、夜間のフロント業務も、2人体制だったのだが、もう一人の

従業員さんは、忙しいらしく、話し相手もしてくれなかったので、尚更

睡魔に襲われてしまった。

が、突然、一本のコールがフロントに入った。

ピーピーという音で俺は、一気に眠気が醒めた。

電話を掛けてきた部屋番号がデジタル表示されていた。

994号室。

俺は、すぐに受話器を取り、電話に出ようとしたのだが、慌てて

駆け寄ってきた従業員さんに、制止された。

え?取らなくても良いんですか?そう怪訝そうに尋ねる俺に。

いや、この部屋は出なくて良いから・・・。

と返事が返ってきたのだが、どうもスッキリしない。

だから、俺は、

あの、やはり取った方が良いんじゃないですか?

もしかしたら緊急なのかも?

そういう俺に、従業員の方は、言い難そうに答える。

あのな。君はまだ知らないかもしれないけど、この994っていう

数字の意味が分ってるのか?

そう言われて俺は、少しムッとして答える。

はい。9号棟の9階の4号室ですよね?

それを聞いた彼は、少しため息混じりにこう答える。

そこまで知ってるんなら気付いて欲しいんだけどね。

あのさ、このホテルの9号棟は、8階までしか無いんだよ。

それに、4号室なんて演技の悪い数字の部屋は、このホテルには存在すら

しない。

9階が存在するとしたら、それは9号棟の屋上だろ?

そこは、数年前に飛び降り自殺があった場所だよ!

そんな場所に電話なんかある訳もないし、もしも本当に掛けてきたとしたら、

それは、人間以外の何か、なんだろうな!

だから、悪い事は言わないから、この電話は無視しろ!

みんな、そうしてるんだからさ。

そう言われ、俺は、ぞっとしたのだが、更にこう返した。

みんなって?

それじゃ、こんな電話が毎晩掛かってくるんですか?

すると、疲れたような顔で、こう答えた。

そうだよ。毎晩、この時間になると・・・。

それに、うちの夜間のフロントが、常に2人体制なのを疑問に感じた事は無いか?

こんなに、暇な時間帯に、普通に考えたら1人でも十分なのに。

じつは・・・。

かなり前に、1人の従業員が1人で夜間のフロント業務をしている時に

あの電話があの部屋から掛かってきたらしくて・・・。

それで、そういう事を信じない奴だったのだろうけど、そいつ、その電話に

出てしまってさ。

次に、交代の人間がそいつを見つけた時には、彼は気が狂っていたらしい。

そのまま、病院に運ばれたらしいけど、そのまま、病院の屋上から

飛び降りたってさ。

行かなくっちゃ、待っててね、と言いながら、飛び降りたらしい。

それからさ。

夜間のフロントが2人体制になったのは。

1人が、もう一人の人間を、その電話に出ないように監視する為に。

だから、君が、あの電話に出るという事は、そういう結末を覚悟しなくちゃ

いけない。

そう言われ、もう反論する気は失せてしまった。

そして、その部屋からの電話はずっと鳴り続けた。

そのホテルは、今も神戸市に実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 22:22│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

類は友を呼ぶと言いますか・・・日常に関わる場所を問わず、何かしらの怪異体験されていますね、スポット探索は誠に論外ですが(汗
Posted by 中西 at 2017年05月18日 19:30
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