› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › スキー骨折した夜に・・・。

2016年02月23日

スキー骨折した夜に・・・。

<strong>サインディスプレイ部  営業のKです。

明日から、また寒くなりそうです。

そして、今週は、土曜までお仕事!

うーん、まだ一週間の仕事の三分の二が残ってます(涙)

皆さん、共に頑張りましょう!

それにして、先日、お客様から、最近の怖い話の画像は、

あまり怖い画像使わないね?と聞かれたので、

まあ、読んでくれる方の中にも、そういう画像は苦手な方も

多いかもしれませんから・・・・と言い訳しましたが、本当は、

夜に、貼り込み用の怖い画像を探すのが、怖くて怖くて(泣)

はっきりいって、チキンです。ハイ!

それでは、怖くない話、スタートです。



以前、書いたかもしれないが、俺は以前スキー中に、骨折してしまい、

それ以来、スキーを止めた。

今日は、その時の話をしようと思う。

それは、高校生の頃だった。

友人達と連れ立って、今は無き、鳥越にあるスキー場に、友人の

姉が運転する車でスキーに出かけた。

今もあるのかは分らないが、俺の小学生時代には、授業として、

ちゃんとスキー教室が体育の一環として取り入れられていた。

だから、スキーが滑れて当たり前という時代だった。

それに、今ほどではないのだろうが、それなりに飲食関係も

充実しており、本当に楽しい時間だった。

友達の姉は、一人で勝手に滑っているし、俺達は、スキー

したり、好きな物食べたり、と最高の時間だった。

勿論、俺もスキーは人並みに滑る事が出来たし、かなりの

斜度も、そしてコブもなんなくこなせた。

だが、今思うと、一番大切な技術が、足りなかった。

それは、止まるという事。

その時も上級者コースへ一人で向かい、滑り出した。

少し恐怖感を感じる斜度ではあったが、それでも滑り出してみれば、

転ぶ事も無く、順調に下った行くことが出来た。

何か、俺、上達したのかも?という驕りがあったのだろう。

確かに、他のスキーヤーや障害物はうまくかわせたし、スピードも

グングン上がっていく。

正直なところ、その途中で、バランスを崩し、転んでいれば、

あんな思いはしなかったのではないか、と今は思える。

が、その時は、下っていく楽しさが完全に勝っていた。

で、最後の最後にバランスを崩し、それでも転ばず、止まれず、

そのまま雪捨て場に突っ込む事になる。

かなりの衝撃音だったのかもしれない。

その後は、大声で助けを呼ぶ声や、騒ぎが段々大きくなっていくのが

聞こえて恥ずかしい位だった。

だから、何とか、自力で脱出しようと試みたが、無理だった。

自分で確認した俺の左足は、考えられない方向に曲がっていた。

人生で初めての骨折。

が、不思議と痛みはなく、助け出される間も、友人達に、ジョーク

を言えるほどの余裕があった。

だが、人生初の救急車に乗せられる頃から、事情が一変する。

これは、あくまで俺の予想なのだが、最初は、周りの目と寒さで

痛みが感じられなかったが、暖かい救急車に乗り込み、周りの目も

無くなると、尋常ではない痛みが襲ってきた。

左足が完全に、ありえない方向に曲がっているのに、救急隊員さんに、

もしかして、手術しないといけないんでしょうか?

手術以外の方法は有りませんか?

と、馬鹿まる出しの質問をしていた記憶がある。

そんなこんなで、病院に到着したのだが、どうやらすぐに手術は

出来ないという。

それで、それから、丸二日間の間、俺は、ベッドに寝た状態で

折れた左足に重しのようなものを付けて過ごす事になる。

なんでも、人間の体は、そのままにしておくと、折れた骨が

変な状態のまま、くっ付いてしまうらしく、それを防ぐ為の

左足の重りだったようなのだが。

正直、地獄のような入院生活だった。

なにしろ、身動きひとつ出来ない状態。

にも関わらず、折れた足以外は、健康そのものだったのが、

その地獄に拍車を掛けた。

それだけでも、本当に泣きたくなる様な状況なのだか、その辛さに

更なる拍車を掛ける出来事が発生する。

それは、入院1日目から起こった。

俺は、贅沢にも、一人部屋を使わせてもらっていたのだか、当然、

若いのに、一日中、ベッドに寝ている訳だから、夜、寝られる筈も

なかった。

なのに、病院には消灯時間があり、寝る以外の選択肢は無かった。

最初は、何とか、漫画を読んだり、テレビを見たりとしてみたのだが、

すぐに看護婦さんが飛んできて、止めさせられた。

さすがに観念し、寝ることにするが、なかなか熟睡は出来ない。

それでも、静かに目をつぶっていると何とかなるもので、短い時間

ではあったが、少し寝ては目を覚まし、そしてまた少し寝て、という

パターンを繰り返した。

そして、何度目かの、寝て、目を覚まし、の時、目を開けると、目の前に

女が一人立っていた。

立っていた、と書いたが、実際には、寝ている俺に背中を見せる様な

形で、俺の足元にある空中に浮かんでいた。

最初、何が起こっているのか、自分でも理解出来なかったが、その女は

顔も見せず、ただじっと空中に浮かんでいる姿が、どこか滑稽であり、

俺は怖さも忘れて、思わず、ジーッと女を凝視してしまった。

顔が見えないというだけで、恐怖感というのは薄れるものらしい。

それに、女が着ている服装は、幽霊には似つかわしくないカジュアルな

格好だったから尚更である。

だが、身動きしない女の背中を、ただじっと見ているのにも飽きてしまい、

俺は何故かその時、眠りに落ちそうになる。

しばらく目を閉じて、うつらうつらした後、ハッと気が付いて目を開けた。

女は、こちらを向き、上から見下ろす位置に浮かんでいる。

女の顔は、無機質で無感情、そして冷たいまなざしを俺に注ぐ。

さすがに今度はすかさず目を逸らす。

正直、怖くて目をつぶる事は出来なかった。

早く消えてくれ!

そう思い、誰かが部屋に入ってきてくれる事を切に願った。

が、どうやら、その部屋は、現世から切り離されているかのように、

先程まで聞こえていた、声も足音も、全てが無音になっていた。

俺は、どうすれば良いのか?と目を閉じて考える。

が、妙案など浮かぶ筈もない。

そして、次に目を開けると、首を横に向け、目を逸らしている俺の

目の前に、女の顔があった。

俺は、おもわず、ヒッという声を出してしまう。

そして、それが嬉しかったのか、その女はにんまりと笑う。

その顔がとても恐ろしく感じてしまい、パニックになった俺は、

慌てて、ナースコールのボタンを押そうとした。

が、次の瞬間、女の手が伸びてきて、俺の腕を掴んだ。

言い表せないような氷のような冷たい手。

そして、女は、そのまま冷たい体全体で俺に覆い被さってきた。

だが、足が固定され、重しを付けられた状態では、抵抗し、あがく

事すら難しかった。

俺の体は段々と冷たくなったいく。

それと同時に、また睡魔が襲ってくる。

が、その時の睡魔は、とても深いものに感じ、

俺は、もしかしたら、このまま死ぬのかも、と思わせるものだった。

俺は、そのまま眠りに落ちた。

そして、次に目を覚ますのは、それから2日後の事だった。

目を覚ますと、目の前には、母親の顔があり、泣いて喜んでいる。

突然、こん睡状態になり、そのまま、ずっと意識が戻らなかったという。

俺は、助かったのか?と喜んだのだが、すぐにそれは間違いだと気付く。

部屋の隅に、あの女が立っていたから。

女は、俺が死ななかったのが悔しくないのか、相変わらずの無感情ぶり。

その後は、俺の希望で病室を個室から、6人部屋に変更してもらったのだが、

その女は、相変わらず、常に部屋の隅に立っていた。

朝も昼も夜も。

俺が死ぬのを待ってるのか?

そう思えた。

そして、何日か経過し、いよいよ手術の当日になる。

俺は何か嫌な予感がし、手術の日にちを延ばしてくれないか、と頼んだが、

そんなに簡単に変更できる筈もなく、そのまま手術室に連れて行かれる。

手術室までの通路に、あの女が立っているか、と思い探したがどこにも

いない。

もしかすると、俺の思い違いかも?と思ったが、

手術室に入ると、その女は、しっかりと部屋の隅に立っていた。

ジタバタする俺に、医者から厳しい叱責がとぶ。

さずかに、俺も観念するしかなかったのだが、全身麻酔の注射をうたれ、

意識が遠のいていく最中、先生や看護婦に混じって、あの女が手術台のすぐ側に

立っているのを確認して、俺は、

このまま死ぬのか、と悟った。

だが、数時間後、俺は当たり前のように意識を取り戻す。

手術は無事に成功していた。

今となってはあの女が一体何をしたかったのか、は全くの謎であるが、

その後も、しばらくは、あの女が夢にまで出てきて、苦しまされた。

あの女は、今も、あの病院にいるのだろうか?




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:45│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

書かれる記事が多岐にわたり、本当に楽しませてもらってます。

バイク漫画は好きですが、心霊漫画は読んだ事がありませんね・・・だって現物が手元に残るじゃないですか。

漫画じゃないですが、記憶を辿れば小学高学年から中学生の頃、新倉イワオさんの心霊写真解説本なんかは、親にねだって買ってもらった記憶はあります。

それにしても、原稿じゃなくて印刷製本後、多数が販売された漫画なのに、読み手に厄が及ぶ可能性があるなんて・・・実に不思議ですね。
神戸の高級ホテルでそんな事が・・・知りませんでした・・・何処なんだろうか・・・怖いですね。
で・・・病院ですね。
私はバイク事故で亀裂骨折をした事がありますが、その骨折部分は「恥骨」・・・恥ずかしい骨(泣

バイクでの追突事故で見事に亀裂骨折、オマケにその衝撃で玉が上がったまま降りなくなり、袋に戻す手術も受けました(痛泣・・・バイクの燃料タンクは「これでもか!」と言う位に凹んでいましたよ(笑

それでは、次回も更新を楽しみにしております!
Posted by 中西 at 2016年02月23日 22:57
中西様、こんばんは。
バイク漫画、私も好きでしたね。
ふたり鷹、バリバリ伝説、その他色々と。
しかし、心霊写真解説本を親にねだって買ってもらうなんて、かなりの強者ですね(笑)
それに、中西様も、バイクで大怪我された過去があるんですね。
私も、何度も、転んではよく肋骨を折ったりしてましたが、恥骨の亀裂骨折、しかも、○玉が上がってしまい、手術・・・。想像もしたくないですね。
よく耐えられましたね。凄いです。
まあ、お互いに事故には注意しつつ、頑張りましょうね!
Posted by 細田塗料K at 2016年02月24日 20:04
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count