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2016年02月24日

昔の金沢城の門の中には!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は、トラブル続きの1日でした。

トラブルといっても、パソコンのトラブルですが・・・。

今日だけで、プリンタ用のRIP用パソコンを3台も

修理しました(泣)

なんか、明日も、パソコントラブルが続きそうな予感が・・・。

というわけで、怖くない話、スタートです。



えている方も居ると思うが、ずっと昔、今のように観光用に

門が綺麗になる前の金沢城の門の中には、とある大学が存在した。

医学部とか工学部などは、別の場所にあったと思うが、確かに

その場所には、大学の各学部の校舎や事務部門が有ったと記憶している。

そして、それは、今の綺麗に飾られた門の中とは完全に別物であり、

とても歴史を感じさせるような別世界が広がっていた。

当時、社会人に成り立ての俺は、先輩からの引継ぎで、その大学を

担当する事になった。

金沢で生まれた癖に、その大学の敷地には入った事も無かったので、

希望に胸をワクワクさせて先輩と共に引き継ぎの為に、その場所

を訪れた。

最初、予想していた大学のイメージとは、あまりにかけ離れた校舎に

呆然としたのを憶えている。

とにかく、古く汚い校舎に、狭い敷地。

その校舎に囲まれるように、狭いグラウンドが有り、その時はちょうど

ラグビー部が練習に汗を流していた。

俺は、正直、期待とは違う大学の実情に、がっかりしつつ、事務室に

向かう。

先輩から、色んなルールや各部門の役割、そしてキーマンなどの

説明を受けつつ、事務室へと向かう。

事務室に入ると、事務長さんが、満面の笑みで迎えてくれた。

頑張ってね!よろしく!

そう言われた。

しかし、俺のヤル気は既に半分削がれた状態であったから、事務長の

言葉にも、はぁ、と答えるのが精一杯だった。

明るく綺麗な校舎に、綺麗な女子大生・・・という俺の期待は完全に

どこかに消えていた。

かくして、事務室での挨拶回りを終え、次に各教授への挨拶回りになった。

先輩が先導して、俺が後に続く。

しかし、その校舎は、何故か日当たりも悪く、細い廊下が、やけに

心細く映った。

その時だった。

前方の廊下を何かが横切った。

最初は、目の錯覚かと思った。

それくらいに、その動きは速く、しかも四つん這いで、それは動いた。

ただ、横切ったモノ自体は、あきらかに人間の女性に見えた。

そして、不自然な事に、先輩にも、それは明らかに見えた筈なのだが、

なにやら誤魔化すかのように、急に話題を変えた。

その先輩の対応を見て、これは突っ込んで聞かない方が良いのかな?と

思い、そのまま、その話題に乗ったのだが、その間もずっと先程見た

四つん這いの女の事で頭が一杯だった。

確かに人間の様に見えたけど、それは人間の服装を着ていたからであって、

じっくりと顔を見た訳ではなかったし、なにより、あの速度で四つん這い

の状態で動ける人間などいるのだろうか?

そして、その答えはNOだった。

そんな事、あり得るわけが無い。

そんな事を考えながら、渡り廊下を渡っていると、先程の女が、中庭の

草むらにいる気配がした。

草木が伸びており、四つん這いの状態では、その姿は、垣間見る事は

出来なかったが、確かに、その気配は強く、そして憎悪にも似た

視線を俺に送ってくる。

そして、俺が立ち止まり、中庭の草むらの方をじっと見つめていると

先輩が、ほら、早く行くぞ!と催促してきた。

まるで、何かに怯えているかのように・・・。

俺は、はい、すぐ行きます、と返したのだが、先程の草むらが気になって

仕方なかった。

そして、そのまま前方の先程、あの女が最初に見えた場所に来た時、

俺は、ある事に気付く。

廊下の下、コンクリートが何やらベットリとした物で濡れていたのだ。

それは、少し緑がかった透明であり、足跡のような形をしている。

だが、その足跡らしきものには、指というものが存在しておらず、

明らかに人間のそれとは違った。

もっとじっくり見たいという気持ちも有ったのだが、またしても

先輩から急かされてしまう。

そして、そのまま奥にあるという教授の部屋に向かう。

すると、教授は留守との事で、たぶん研究用の準備室にいるのでは、と

教えて貰い、そのまま準備室に向かった。

準備室の前に着くと、ノックをして、ドアを開けた。

そこは思っていたよりも、かなり広く、ただし、照明が消えており、

小さな窓からの光だけでは、とても薄気味悪く感じた。

そして、そこで教授に呼びかけたが返事はなく、俺達は途方に暮れる。

だが、その時、何処からか、カサカサという何かが這い回るような

音が聞こえてくる。

すると、先輩は、

おい、すぐに事務室に戻るぞ!と強い語気で命令する。

かなり切羽詰った声だった。

そう命令されても、どうしても俺は自然とその音の発信源を探り続けてしまう。

そして、ついに見つけた。

何かが、天井に張り付き、そして、そのまま移動していた。

間違いなく先程見た女だった。

先輩!あれ!

そう言う俺の手を思いっきり掴み、先輩は、その部屋をでた。

そして、早足で歩く先輩に、引っ張られるように、俺は付いていく。

すると、先輩が、こんな話をしてきた。

○○って、見えちゃうんだな?ああいうの!

実は、俺も見えてしまうというか、以前は、全然そういうモノを見た事も

なかったんだけど、ここの担当をするようになってから、見えてしまう

様になった。

お前が、さっき見たモノは、以前、この大学の生徒だった女子学生が

自殺して、あんな姿らなり、ずっとこの校舎を彷徨ってるという話だ。

見えない人間には、害は無いらしいが、見えてしまう人間には、明らかに

敵意剥き出しで攻撃してくる。

そして、逃げると追って来るという性質らしいから、それを悟られない

様に、早く車まで戻ろう!

お前に、ここの引継ぎをさせたかったけど、見えてしまうんじゃ無理だ。

部長に言って、他の担当を考えるから。

そう言われて、俺は全てが理解出来た。

だから、先輩に言われるとおりに、焦っているのを悟られないようにしながら

出来るだけ早足で歩いた。

その間も、俺たちの背後からは、カサカサという音が、常に聞こえていた。

そして、その音は、上から聞こえたり、また地べたから聞こえてきたりと、

まるで、わざとその音を聞かせ、挑発しているかの様だった。

先輩は、絶対に後ろは、振り向くなよ!と言ってきたのだが、すぐ背後から

聞こえてくる音を無視し続けるのは、神経をすり減らした。

と、その時、何かが俺の背中を叩いた。

俺は、先輩の言いつけを忘れ、無意識に後ろを向いてしまう。

すると、そこには、あの女がいた。

四つん這いではなく、まっすぐに立ち、俺を睨んでいる。

ボサボサの髪の隙間から、淀んだ黒い目が光っており、口からは、

ボタボタと涎のような物を垂らしている。

そして、その容姿は、皮膚をはじめ、全てが人間とは言い難いものであり、

それが、普通の女子大生っぽい服装をしていることが、余計に気味悪く

そして、恐ろしいものに見えた。

俺は、蛇に睨まれたカエルのように、全く動けなくなっており、その姿

を見た、その女らしきものは、確かに笑ったように見えた。

その時、先輩が、俺の背中を掴み、

走れ!と言った。

俺は、はっと我に返り、すぐに全力で走り出す。

先輩は、もうかなり先の方を走っており、俺はかなり焦ってしまう。

そして、その女の足は、規格外に速く、俺は、何度も追い越され、先輩との

間に、その女は、立ち塞がる。

俺は、その都度、その女を避け、走り続けるが、俺がその女に、スピードで

勝てる筈も無く、明らかに弄ばれているのは、明白だった。

そして、ある時、俺は、横から体当たりされたかのように、中庭の草むらに

突き飛ばされた。

そして、すぐに、その女は俺の上に覆い被さる様にして乗ってくる。

俺は、抵抗しようとしたが、金縛りなのか、恐怖で動けなかったのかは、

分らないが、体が全く動かせなかった。

俺は、その女の顔をアップで見続けながら、そのまま意識を失う。

次に気が付いたとき、俺は事務室のソファーに寝かされていた。

そして、俺のワイシャツには、薄い緑色の液体で手形が至るところに

付いていた。

俺は、すぐに、そのワイシャツを脱ぎ捨て、そのまま先輩とその学校を

後にして、会社へと向かった。

帰社途中、先輩が、今日はもう家に帰れ!

と言ってくれたので、そのまま帰宅した。

が、それから、2日間、俺は高熱で寝込む事になる。

そして、その後も、一週間に何度もあの女が夢に出てきては、俺の

首を絞めてきた。

俺が、その大学の担当にならなかったのは、言うまでもない。

その大学は、以前、確かに存在した。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:57│Comments(6)
この記事へのコメント
Kさん…
怖すぎます〜!
今夜も背中がゾクゾクして、眠れそうもありません(泣)
あ、これは、寒さのせいですかね(笑)
また、寒くなりましたが、風邪などひかないよう、大事にして下さい。
毎夜楽しみにしております。
Posted by 加賀市 M at 2016年02月24日 20:48
他県から引っ越して来たので金沢城に大学があった事は知らなかったんですが今その女性はどちらにいらっしゃるんでしょうか…時々金沢城に観光しに行くので怖いです霊感は無いので見る事はないんですが恐ろしいですね。
こちらに来て数年経ちますが歴史深い場所で山も沢山あるので色々冒険しに行きます。このブログを参考に危険な場所には立ち入らない様に気をつけてます。これからも色々な情報お願いします!
Posted by ruu at 2016年02月24日 23:04
M様、こんにちは。
いつもお読み頂きまして、ありがとうございます。
眠れないのは、間違いなく霊障かと・・・・。
嘘です。寒いだけだと思いますよ(笑)
M様も、お身体、ご自愛くださいませ。
今後とも、宜しくです。
Posted by 細田塗料K at 2016年02月25日 12:27
ruu様、こんにちは。
いつも、コメントありがとうございます。
他県からいらっしゃったんですね。
数年という事ですから、まだ、この土地独特の習わしや、方言、そして寒さは、大変かもしれませんね。
頑張ってください!
それから、今の金沢城は、全然問題無いと思いますので、安心して、観光をお楽しみくださいませ!
私も、オフロードバイクで、山の中とかによく出掛けますよ。自然の中に居ると、落ち着きますしね。
これからも、冒険を満喫くださいませ。
あっ、山の中で、怖い体験など、された場合は、すぐに教えてくださいね(笑)
Posted by 細田塗料K at 2016年02月25日 12:33
営業のKさん

時々目にする表現・・・四つ足。
それを駆使して疾走する様は、インプレッサかランエボか・・・しかしながら、カサカサ走るとなると六足・・・ゴキブリ?
手足と垂乳を利用した六足ならあり得るかも・・・けど女子大生が垂れ・・・おっと、誰か来たようだ(笑
Posted by 中西 at 2017年05月18日 20:32
Kさん
◯◯大学のキャンパスが移転してたなんてΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
全然知りませんでしたーー

お城の大学はサイコーに素敵でしたね
Posted by とも at 2017年08月24日 19:58
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