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2016年02月25日

『こっくりさん』にまつわる話

サインディスプレイ部  営業のKです。

もう2月の終わりだというのに、また金沢では

雪が降っていました・・・というか、今も降ってますね。

今年は、営業車のスタッドレスも新品に換えてもらったのに、

あまり出番もなく・・・・で、今頃になってまた降るのって。

やはり異常気象なんですかね。

今年は、金沢に雪が全く無いのに、東京や九州で

かなり雪が積もってたみたいですしね。

あー、春が待ち遠しいです。

それでは、怖くない話、スタートです。

今夜の話は、少しだけ怖いかもしれません。

では、どうぞ!



昔、こっくりさんというものが流行った。

地方によっては、キューピーさんとか、色々な呼び名があるようだが、

基本的にやる事は同じである。

しかも、それは、どの世代においても、ひっそりと語り継がれ、

ずっと行われてきたのだと思う。

実際、どの年齢の人間でも、こっくりさんをやった事が無いという

人間は、居るかもしれないが、こっくりさん自体を知らないという方は

たぶん居ないのではないだろうか?

ちなみに、俺は、こっくりさんには、手を出さなかった。

正直、怖かったのである。

なぜかと言えば、こっくりさんという行為は、明らかに、降霊術に

他ならないからである。

よく、心理学の権威が、あれは、一種の集団催眠とか集団暗示だと

科学的に説明しようとするのを見るが、偉い先生がどう言おうと、

アレは、完全なる降霊術だと確信している。

実際、自分が中学生の時、こっくりさんをやって、何かのトラブルに

巻き込まれ、そのまま学校に登校できなくなり、そのまま転校した

という生徒が何人か居た記憶がある。

表向きには、あくまで家族の都合で転勤という名目だったのだが、

こっくりさんの後、長期に学校を休み、そのまま家族の仕事の都合で

転校というのも、中学生ながら、明らかに不自然だと感じていた。

で、今夜話すのは、俺の馬鹿な友人の話。

馬鹿というのは、失礼かもしれないが、俺が、どれほど強く止めるように

説得し、それを無視して、行った行為が、とんでもない結末に繋がったのだから、

あえて、馬鹿な、という言葉を使わせて貰う。

それは、こんな話である。

俺の大学時代の友人で、ミステリー同好会なるクラブを立ち上げていた者が

居るのだが、そのクラブの夏の行事として、かの、青木が原樹海で、キャンプ

して、その夜に、マージャンをはじめ、ありとあらゆる自堕落な行為を

やって、それをカメラに収めようという企画をした。

そして、その自堕落な行為には、こっくりさんも含まれていた。

そのクラブは、それほど部員も居る訳ではなく、男女合わせても、

男4人と女2人という少数。

そんな人数だったから、俺にも誘いが来て、その企画の存在を知る。

最初、その企画を聞いた時、本気で唖然としてしまった。

あの場所で、そういう行為をする危険性というものが、全く理解出来て

いないようだった。

なので、俺は、その話を持ち掛けられたとき、真剣に反対し、説得した。

が、その当時のテレビなどでの心霊ブームも手伝ってか、彼は聞く耳を

持たなかった。

俺は、どうなっても知らないぞ!と言い放ったのだが、やはり友人である彼の

事が心配でしょうがなかったので、取りあえずではあるが、効力の高い護符を

全員に配り、それだけは、常に体に携帯するようにアドバイスした。

が、彼らには、最後まで俺の気持ちは伝わらなかったようだった。

あとで、聞いた話では、彼らは、その護符を誰一人として、現地に持参しなかった

という。

かくして、その年の夏休みにその危険な企画は実行に移される。

メンバーは、クラブのメンバー、男4人と女2人、そして撮影係として、

映画研究会というクラブの男がひとり参加することになった。

日程としては、確か、樹海で2泊するというものだったと思う。

現地に着くと、まずキャンプできそうな場所を探した。

が、なかなか平坦な場所など見つかる筈も無く、適当な場所を探すうちに

彼らは、樹海のかなり奥深くまで入り込んでしまう。

実は、その間、地元でパトロールをしている方に見つかり、こっ酷く

叱られたらしい。

本来なら、その時点で引き返していれば・・・と思わずにはいられない。

そして、ようやく彼らは、平坦で明るく日が差し込む場所を見つける。

彼らは、キャンプの準備を楽しむように、薪集めや、散策などをして自然

を満喫している様子が記録されていた。

まるで、ピクニック気分で。

そして、その場所は、夜になると様子が一変してしまう。

そこは、光が全て遮断された完全な暗闇。

全員が恐怖と暗闇の圧迫感で逃げ出したい気分になったと思う。

それほど、樹海の夜の闇は、深く完全な闇の世界だった。

それこそ、知らない誰かが自分の隣に居たとしても、気付かないほどの。

実際は、恐怖で大人しく朝が来るのを待てばよかった。

まあ、そんな樹海の奥深くで、大人しくしていたとしても、無事に戻れる

保証は無いのだが・・・。

だが、メンバーに女性が居るという事で、たぶん、格好悪い姿は見せられない

とでも思ったのだろうか?

彼らは、予定していたプランを実行に移す。

テントは大型のものを二つ用意して使ったということだが、実際にマージャン

が始まると、全員が1つのテントに集まり、酒を飲みながらのマージャン大会

となった。

この時点では、カメラに向かい、ピースサインをするなど、まだ余裕が

有ったようだ。

が、マージャンの最中、1人の女性が、異音に気付く。

最初は、カメラの集音マイクでも拾えない位の小さな声だった。

何か聞こえない?という女性の問いかけに皆が一斉に静かになった。

そして、耳を澄ます。

何かが聞こえているようだった。

全員の顔が、凍りついている。

そして、その音は、次第に録画した画像にもはっきりと入り込む。

ブーンブーンという音が、波のように大きくなったり小さくなったりしており、

そのうち、その音に混じって、念仏のような唸り声が聞こえてくる。

そして、その音は、次第に録音した音が割れる位の大きさになる。

撮影している人間の手ブレも激しくなっている。

会話もままならない位の音量だったと思われる。

が、その音は、そのうち、次第に遠ざかるようにして消えていく。

女性ふたりは、完全に耳を塞ぎ身を堅くしている。

そして、何度も書くが、そこで止めれば良かったのかもしれないのだが、

酒の酔いも手伝い、気が大きくなっていたのか、そのまま続行することになる。

そして、事もあろうか、この際だからと、こっくりさんを開始するという

暴挙に出る。

もう止めよう、という女性達の願いには耳も貸さず、そのまま、こっくりさん

がスタートする。

3人が、実際に参加し、その他のメンバーは見学という形だった。

こっくりさんは、そのまま順調に進められた。

ある事を除いては・・・・。

ある事とは、何度やっても、

い・・ま・・い・・く  になった。

誰かが、ふざけてるんだろうと茶化す者もいたが、それは、何度やっても

い・・ま・・い・・く  になる。

一瞬、テントの中が静かになった。

と、その途端、隣のテントから大きく、バサーっという音がした。

何者かが、テントを潰したかのような音だった。

さすがに寝床を壊されては堪らないということで、強者の男2人が、

隣のテントの様子を見に行くことなった。

強がって、喋っているのを聞くと、どうやら、霊なんかより野性動物の

方が怖いという理論だった。

かくして、そのふたりは、野生動物用に、金属バットと懐中電灯を持参して、

テントを出る。

残った全員の耳が彼らの音に集中する。

おいおい、なんだ、これ?という声の次に、

あっ、という声を出したまま、彼らの声は聞こえなくなる。

そして、彼らは、どれだけ待っても戻ってこなかった。

その時、誰も指を乗せていないコインが、勝手に動いたという。

今度は・・・ し・・・ね  だった。

もう女性達は、泣き出してしまい、テントの中は大騒ぎだった。

が、次の瞬間、何者かがテントを外側から叩く。

バンバンという感じで。

彼らの中には、

きっと、あいつらだ!ふざけてんのか?

そして、

おーい、お前ら、全然怖くないぞ!と大声を出す。

その瞬間、突然、ゲラゲラと笑う女の声が聞こえてくる。

テントの中の女性達ではなかった。

この声、あいつらじゃないぞ!

すると、更に、今度は、老人のような声、そして、子供の笑い声も聞こえてくる。

そして、テントをバンバンと叩いたり、手で揺らされたりという現象が更に

激しさを増す。

この時点で、もうカメラは、撮影者は持っておらず、完全に地面に置かれている。

現場の恐怖の度合いが、伝わってくる。

そうしていると、今度は、キキキとかケケケとかいう人間とは思えない声も

入り込む。

そして、その時、置かれたカメラが写したのは、何者かの手が、テントを

捲りあげようとするかのように、テントの中に下から手を入れてくるのを

映し出した。

すると、先程は一度消えたブーンブーンという連続音と念仏の声が入り混じる。

テントの中は、完全にパニックになり、ただ泣き続ける者、耳を塞ぎ、ブツブツと

つぶやく者、そして、ごめんなさい、ごめんなさい、とひたすら謝り続ける者など

様々だった。

そして、次の瞬間、一気にその声が消える。

全員が、呆気に取られたように、顔を見合わせている。

助かったのか?と全員が思ったのかもしれない。

が、樹海の霊だちは、それ程優しくはなかったようだ。

次の瞬間、何者かが、テントの入り口から顔を見せる。

カメラのアングルには、何が入ってきたのかは、死角になり映っては

いなかったが、それを見た全員の顔と、それからの彼らの行動が

その恐怖の存在の全てを物語っていた。

本当の恐怖に遭遇すると、こういう顔になるのかという恐怖と失望に

溢れた顔、そして、彼らは、そのまま、テントの入り口とは、反対側から

逃げ出し、そのまま映像に動きは無かった。

そして、その後、突然、テントが潰され、カメラの映像は、真っ暗になった。

結局、翌日、彼らは地元のパトロール員に発見されるが、一人として

まともに喋れるものは居なかったという。

そして、最初に隣のテントを調べに行った2人の男性は、そのまま行方不明に

なり、結局、発見されなかった。

少なくとも、俺が大学を卒業するまでの2年間は、発見されなかった。

また、それに参加した残りのメンバーは、それぞれ記憶が消えている者、そして

精神に重大な障害を負ってしまった者の二つに分かれたのだが、そのどちらも

そのまま休学し、そして退学していった。

この話は、当時、大学の学園祭で一度だけ公に上映された物を見た内容を

そのまま話したものであり、一切の脚色はしていない。

樹海であれ、どこであれ、こっくりさんは、やらない方が得策である。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:57│Comments(5)
この記事へのコメント
いつも怖過ぎる話ありがとうございます。
今日も怖いーーー‼︎‼︎
こっくりさんは絶対やったらダメです‼︎‼︎でも小学3年生の時にやった事があるんですが何にも起こらなかったです。そんな私はラッキーだったんですね
Posted by ruu at 2016年02月25日 22:36
営業のKさん

なんて無謀な・・・樹海で「こっくりさん」とは。

私が小学高学年の頃、特に女子の間で人気でしたよ(泣
教室の窓を開け放って降霊の儀式を執り行う訳ですが、その霊にお帰り願う時、窓際にいた女子の容態が悪くなり、校内での「こっくりさん」は禁止と成りました。

一人かくれんぼ・・・こっくりさん・・・私は絶対にやりません、頼まれても。
君主危うきに近寄らず・・・私は君主じゃ無いですが(泣

樹海での自殺行為は樹海深くではなく、比較的に発見されやすい場所が多いと聞きます。
生への執着を残しながら、死への道を辿る訳ですからね・・・やはり安易な気持ちで立ち寄る場所ではないですね。
霊峰富士・・・その麓ですから。
東尋坊も同様の場所ですかね・・・。

畏敬の念を持ちながら、次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年02月25日 22:55
訂正です

君主→君子

無知を老眼のせいにする私です(笑
Posted by 中西 at 2016年02月25日 22:58
ruu様、おはようございます。
確かに怖い話ですが、私は、その時に撮影された映像を見てますので、その時の恐怖というか臨場感は半端なかったです(泣)
小学校の時に、こっくりさんのご経験があるみたいですが、出来れば、二度とやらない方が良いのかもしれませんね。この話は、特殊なケースですし、殆どの場合は、何も起こらないんでしょうけど、ごく稀に、危険な目に遭ったという話も聞きますので。
Posted by 細田塗料K at 2016年02月26日 08:29
中西様、おはようございます。
無謀過ぎますよね?やはり。
小学校の時に、そんな子とがったんですね。
そういえば、うちの学校でも、禁止されたような気がします。お互いに、出来るだけ危険な事には、手を出さないでおきましょうね!
といっても、私の場合は、話のネタ集めも兼ねて、心霊スポット巡りは欠かせないんですけどね(笑)
富士の樹海も怖いですが、東尋坊近辺も、そういう話の宝庫ですし、危険極まりない場所だと私は認識しております。
危険過ぎて書けないという話も、東尋坊近辺の話が幾つかありますので・・・。
あっ、それから君主→君子と訂正して頂きましたが、間違いにも全く気付きませんでした(笑)
Posted by 細田塗料K at 2016年02月26日 08:36
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