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2016年03月02日

救ってくれる霊もいるという話

サインディスプレイ部  営業のKです。

車両営業のブログのプロフィール画像が、何故か

エクソシストからスプレーガンに変わっていた。

何故なんだろう???

という訳で、今夜も怖くない話スタートします。


それは、ある山の中の池へ友人と出かけた時の話である。

その池は、金沢市の外れにあり、密かに女性の霊が現れるという

噂がある心霊スポットであり、いつもの友人Aと、霊感の強い、これまた

いつもの女性Bで一台の車に乗り込み、勇んで出かけた。

ただ、正直なところ、目的の池に着き、車のライトを消して、辺りを

探検?したのだが、とにかく平和で何事も起こらず、逆に、俺の天敵である

カエルの大量発生を目撃してしまい、俺にとっては、ある意味、幽霊よりも

怖い結果になってしまった。

結局、夜の12時を過ぎても、平和そのものであり、Bさんも、

この辺りに、霊の存在する気配は感じませんね!と言うので、

それじゃ、そろそろ市街地に戻って、今日の反省会でも、という事

になり、車をUターンさせて、帰路についた。

そして、その池から100メートルほど走った時に、Bさんが言った。

あっ、ヤバイかも!

え?何が?と彼女が乗る後部座席の方を向いた時、それは突然訪れた。

車のエンジンが急に止まってしまい、同時にヘッドライトも消えた。

おい、どうした?何が起こったんだ?

と顔を見合わせる俺とA。

当然、エンジントラブルかと思った俺とAは、車外に出て、エンジンを

確認しようとした。

が、彼女は、

出てはダメです!危険です!と言って、俺たちを制止した。

彼女の顔を見ると、明らかに怯えている。

彼女は、急いでドアをロックしてください!と続けた。

彼女の慌てぶりに、俺たちは、今起こっているトラブルが霊障に拠るものだと

すぐに理解した。

そして、さっきは、何も感じないって言わなかった?と聞いたのだが、

彼女は、それは私にもさっぱり分りませんけど、たぶん、池には近づけない

理由があるのかも。

とにかく、凄く強い気を感じます、と返す。

その間も、車の運転手であるAは、エンジンの再始動を試みるが、キーを

何度まわしてみても、何の反応も無かった。

そのうち、自分達の乗る車の周りを濃い白い霧が包み込むようにして

広がっていった。

深夜の外灯も無い山の中なのだが、霧の白さだけが、暗闇の中にあって

まるで白い灯りのようにはっきりと見えた。

霧は、完全に俺達の乗る車の視界を塞いでしまう。

が、そのうち、俺達の車の前方だけに、人間1人分位の幅の道が、

現れ始める。

すると、後部座席の彼女が、興奮した声で叫ぶ。

もうすぐ、現れます!とても強い気!というか、この気は、強過ぎます!

すると、彼女の言ったとおり、前方の霧の中に出来た道の奥に、1人の女が

現れた。

白い肌気のような物を身につけ、足は裸足であり、前方に差し出した腕は、

ダラリと垂れ下がり、少し前かがみになっている姿勢は、有り得ないほどに

前方に傾斜しながら、立っていた。

そして、その顔は、ボサボサの長い髪に、異様に細い顔、そして、顔だけを

前方に差し出すようにして睨むその目は、例えようもない程にギラギラと

しており、明らかに、怒りの表情で俺達を見据えている。

あの女の人、滅茶苦茶怒ってます!凄く怖い気を感じます!と彼女は言った

のだが、そんな事は説明されなくても、その女を一目見ればすぐに分った。

そして、彼女は、

これって、完全に私にどうにか出来る範疇を超えてます。

相手が悪過ぎます。最悪!

だから、私、ここには来たくなかったのに!と捲くし立てる。

珍しく興奮している彼女を見て、本当にヤバイかも、と改めて感じたのだが、

ここに来たくないなんて、一言も言わなかった癖に・・・・とこの極限の

状態にありながら、既に仲たがいの状態を呈していた。

すると、突然、エンジンが掛かっていない、つまり電源も入っていない

スピーカーから、声が流れる。

ガガガという雑音に混じって、囁くように、でもはっきりと聞こえてきた。

この恨み、晴らさでおくべきか。

そう聞こえた。

なんで、電源が入っていない車のスピーカーから?

そう思うと、恐怖が増した。

ただ、明らかな人違いだと感じた。

俺達を誰かと間違っているのか?

勘違いしたまま、襲おうとしているのか?

そう思った俺たちは、後部座席の彼女に、祓わなくても良いから、人違い

だということを説明出来ないものか、と聞こうとしたのだが、既に彼女は、

その女の強い気に、完全に飲み込まれ、恐怖だけが支配するかのように、

頭を抱えて震えていた。

それでも、俺達の気持ちを理解したのか、苦しそうにこう言った。

そんな話に耳を貸すようなモノじゃないです!

誰かへの怒りで、気が狂ってるみたい!

だから、私は、ここには来たくなかったのに・・・。

またしても、そんな戯言を言っている。

すると突然、車が前に動き出した。

エンジンは切れたままであり、下り坂でもなかった。

だが、俺達の乗った車は、その女に引き寄せられるように、少しずつ確実に

前方に立つ、その女に向かって進んでいた。

ブレーキは踏んでいるのに、何故? 当然、そう思った。

なのに、車は、進むのを止めなかった。

そこで、Aがサイドブレーキのレバーを引く。

車は前に進むのを止めた。

が、次の瞬間、その女が、動き出した。

片足ずつ、ゆっくりと前に一歩出し、そして止まる。

それを、繰り返して、少しずつ近づいて来る。

後部座席の彼女が言う。

今ので、更に激怒したみたい!

だから、私、ここには来たくなかったのに!!

まだ言っている。

そして、何かを返せ!と言っているみたい!

だから、なんでも良いから、とりあえず、車内にあるものを投げてやれば?

それとも、誰か、あの女の人から物を借りたりしました?

なんという、お馬鹿な質問だろうか。

しかし、そんな訳の分からない事を言う様なくらいパニックになった彼女を

見るのは初めてだったので、一瞬ムカついたと同時に、それほど怖いモノなのか、

と改めてゾッとした。

そんな事をしているうちに、車はもう女の2~3メートル手前位まで進んでいた。

このまま、あの女のいる場所まで車が行ったとしたら、どうなる?

俺たちは、彼女に尋ねた。

すると、彼女は、

アレくらい強力な霊だと、たぶん簡単に車の中に入ってくると思うんですが、

それから先は、分りませんね。どうなるのか。もしかしたら死ぬかも・・・。

そう答えた。

なんという冷静且つ優等生的な答えだろうか。

しかし、彼女は、そこから本領を発揮する。

うまくいくか分らないですけど、この辺にある気で、好意的なものを

探ってみます、と言って目をつぶった。

が、その間も、車は確実に、その女のもとに近づいていく。

俺たちは、もう泣きたい気分だったのだが、頼れるのは彼女しかおらず、

彼女に期待して待つ事しか出来なかった。

すると、彼女が言った。

何個か見つかったんですけど、それで、あの女に勝てそうな強力なものは、

やっぱり無いみたいです。

と諦めの早い言葉が飛び出す。

そして、俺たちが、その言葉に反応し、おいおい!と言うのと同時に

彼女は、再び、話し出した。

もしかしたら、助かるかもしれません。凄く強い!さっきの池を守ってる

女性なんですけど・・・。

目の前の女が池にいたとき、近づかなかったのも、その女性が怖いから。

うん。助けてくれるみたいです!

と、元気良く言った。

そして、俺たちが、おお!やったじゃん!と彼女の方を見ると、もう既に

彼女には、何かが憑依しているのか、顔つきが違い、全くの別人に

なっていた。

そして、彼女は、しばし待て!と言い残し、車のドアを開け外に出た。

明らかに斧所の声ではなかった。

外に出た彼女は、両手を大きく上げたまま、その女の方へと歩いていく。

そして、彼女の通った後は、何故かその部分だけ霧が晴れていた。

俺たちは、そんな強力な霊と彼女が対峙して、本当に大丈夫なのかと不安

で一杯だったのだが、その二つの霊には、それこそ圧倒的な力の差があった

ようで、勝敗はすぐについたようだった。

その後すぐに霧はすっかり晴れ、前方には、彼女ひとりだけが立っている


彼女は、笑っていた。

それでも、怖くて車から出られない俺達に、近づいてきて、彼女は言った。

もう大丈夫ですよ!

逃げちゃいましたから。

あの池の女の人が居てくれて本当にラッキーでした。

まあ、ちょっと怒られちゃいましたけど。

俺たちは、もっと詳しく聞きたかったのだが、どうやら、先程の池の女性に

他言無用と、きつく言い渡されたようで、彼女はそれ以上、喋らなかった。

それにしても、思わぬところに、強くて邪悪な霊が居るかと思えば、更に

思わぬ所に、人間に敵意を持たない好意的な霊も存在するのだと知った。

お陰で、俺達は、無事に帰路につくことができた。

嘘のようで、本当の話である。





Posted by 細田塗料株式会社 at 20:00│Comments(3)
この記事へのコメント
営業のKさん

こちら福岡は快晴で暖かく、過ごしやすい日中でした。
春眠暁を覚えず・・・野鳥の囀りを聞きながら、何時までも寝間に留まりたい季節がやって参りました(笑

今回も、私には非常に興味深いお話しです。
怨念を持ちこの世に止まる霊には、納得しませんが理解は出来ます。
だがしかし、邪悪でなく現世に止まる霊の目的は何なんでしょうか・・・。
住宅などを建てる際、地鎮祭を執り行いますが、言うなればある意味、その地に住む神に近い存在なのでしょうかね・・・。

実は最近、信頼できる仲間にKさんのブログを紹介しまして、かなり?お気に入りの様子でした。
ですから、末長く更新が続く事を切に願っております。

それでは次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年03月02日 22:59
追記です。

乗用車の構造で考えると、エンジンが始動していなくても、保安部品であるライトやホーン、そしてウインカーなどは作動するのが基本ですが、今回のライトも点灯しないって・・・邪悪な霊は、バッテリーのマイナスターミナルの導通を無くす事も出来るんですか(汗

本当に不思議ですね。
Posted by 中西 at 2016年03月02日 23:08
中西様、こんにちは。
そうですか。福岡は、暖かく過ごしやすいですか。
金沢も、少しは寒さが緩んできましたが、まだ油断は出来ないですね。
邪念も持たず、現世に留まる霊というのは、もしかすると結構多いのかもしれません。
残された大切な人を守る為、というのもあるでしょうし、今回の話の様に、池や何かの守り神的な役割を担っている霊もいるのだ、と聞いた事があります。
まあ、理解出来ないことだらけですが、現世の世界でも、訳の分からない、理解出来ない事だらけですから、しょうがないのかもしれませんね。
お仲間の方にも、宜しくお伝えくださいね。
Posted by 細田塗料K at 2016年03月03日 12:38
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