2016年03月04日

呪われた家系!

サインディスプレイ部 営業のKです。

ブログをアップしたら、急いでライブ会場の店に

向かいます!

それでは、怖くない話、スタートです。



友人に、大手保険会社に勤めている男がいる。

彼は、死亡事故などの際、加害者、被害者の双方を調査し、適正な支払い

が行われるように、報告する仕事をしているという。

そんな彼が、いつか、こんな話をしてくれた。

Aさんという男性が、Bさんという男性を事故でひき殺してしまったという。

そして、それに不審な点があり、彼が調査に出かけた。

不審な点は、二つあった。

一つ目は、加害者男性が、被害者をひき殺した事故であるが、その発生状況が

不自然だったこと。

Aさんは、運転中、突然ハンドルが効かなくなり、直進したいのにも拘わらず、

車は勝手に右折し、そして、右折した先のちょうどガードレールが切れている

場所にBさんが立っており、その顔には、恐怖とか驚きというものが全くなく、

うまく説明出来ないのだが、彼に向かって車で突っ込んでいる彼に対して、

不憫そんな顔をして、お辞儀していたというのである。

結局、Bさんは、Aさんの運転する車と背後の壁に挟まれる形で息を引き取る。

ただ、警察の実況見分でも、またドライブレコーダーからも、Aさんが主張する

不自然さが、立証された。

確かに、警察の検分では、それで十分かもしれないそうだが、保険屋にとっては、

その部分の明瞭化が、大前提になるらしい。

そして、二つ目であるが、Bさんが、事故で亡くなる半年前に、Bさんの

家族が、莫大な金額の保険をBさんに掛けていたという事。

彼は、先ずAさんに会い、色々と話を聞いたらしい。

すると、Bさんの通夜と葬儀に出た際、通常は、罵られるのが普通だと

思っていたAさんだったのだが、実際には、親戚全てから、慰められるという

異例の展開になったという事を聞く。

さすがに、おかしい、と思った彼は、すぐにBさんの遺族の元へと伺う。

すると、Aさんから聞いていた通り、家族は、Aさんの心配ばかりをしていた。

刑務所に入れられるんでしょうか?

出来れば、もっと軽く済ます方法は有りませんか?

こんな感じだった。

ただ、奥さんが悲しんでいる姿、そして流している涙は、どう見ても

心からのものだと感じられ、保険金詐欺とかいう疑いは彼の頭からは

すっかりと消える。

そして、その事をしっかりと説明したうえで、あくまでオフレコの話として、

彼は奥さんに何とか核心にある事を教えて欲しいと懇願した。

すると、ずっと黙りこくっていた奥さんが、重い口を開いた。

その話の内容は、こんな感じだったという。

奥さんも、その家に嫁いできて、初めて知った話なのだが、彼の家系は、

男性が常に早死にするという。

それも、結婚し、子供が生まれるとすぐに。

これは、ずっと先祖から続いてきたものらしく、過去には、色々な方法で

この連鎖を断ち切ろうとした者もいたらしいのだが・・・・。

ただ、そうやって、その連鎖に抵抗したりすると、早死にや突然死が、

他の家族や親戚、挙句の果てには、生まれたばかりの子供にまで及んだという。

そして、色々と調べてみると、それは、先祖代々の古文書にも書かれており、

どうやら、すっと大昔に、その家の誰かが、恨まれ、そして呪われた事に

端を発しているらしかった。

だから、夫が近々死ぬ事は、妻にはよく分かっていた事であり、当然、その気持ちで

短くとも、良い思い出を沢山作ってきた。

お互いに、気持ちの整理も終わっており、別れの会も、生前、終わらせており、

実際に、夫が死んでしまうと確かに、その辛さがこみ上げてくるが、夫が事故の際、

相手に対して、お辞儀していたという事で、夫も納得して、そして、事故の加害者

に対しても、巻き込んでしまい申し訳ない、という気持ちもよく理解出来たという。

だから、世の中に、保険という物が誕生してからは、申し訳ないが、死ぬ直前に

多額の生命保険を掛けさせて貰っている。

そして、それが、その一族に出来る、唯一の対応策である。

勿論、お金が全てではないと思うのだが、夫が自ら、残される家族の為に

加入してくれた生命保険であり、出来る事なら、貰いたいとは思うが、今、

こうして全てを話してしまったのだから、その判断は、彼に任せたい。

ただ、死の連鎖の巻き添えになってしまった加害者男性に対しては、出来る事なら、

軽い罪と、保険による十分な手当てをしてあげて欲しい。

という事を聞いたという。

当然、彼は、その事は他言しなかったという。

そして、

で、結局、保険金は?

と聞いた俺に。

勿論、全額支払ったに決まってるだろ!

呪いとか、死期が決まってるとか、そんな話で、保険が無効になる訳ないよ。

まあ、それに、話したとしても、逆に俺が頭がおかしい、と思われてしまうしからな!

彼は、そう言って笑った。

この呪われた家系は、実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:08│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

その代々に続く呪い、こんな事があるんですね。
当事者でない子孫が、その因果に応じ報いを受けなければならないなんて・・・やはり私達は、子孫の為に懸命に真面目に生きなければ・・・と、改めて考えさせられました。

前記事、極稀に私も真夜中に風呂に入ります・・・が屋外からの囁きに反応はしません、絶対に(キリッそんな経験も有りませんが(笑

それでは、次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年03月06日 00:02
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