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2016年03月15日

その車には乗ってはいけない!

サインディスプレイ部  営業のKです。

最近、体調が優れません。

もしかして、霊障かも・・・と思ったりしてます。

確かに、怖い話を書いてると、必要以上に

部屋の空気も変わってたり・・・・。

寝ていても、変な音が部屋の中から

聞こえてきたり・・・・。

まあ、きっと花粉症のせいです。たぶん!

そうでも思わないと、やってられないので(泣)

それでは、今夜も怖くない話、スタートします!(涙)



俺の友人には、何故か車好きが多い。

今夜は、そんな友人に起こった話である。

彼は、車好きの中でも、どちらかというと、古い車が好きというタイプ

であり、いつも最新の車や外車で集まる友人達の中でも異彩を放っていた。

例えば、ハコスカだったり、初代のカローラ・レビンだったり、はたまた

いすずのペレットだったりと、どちらかというと古いスポーツカーが

好きな様だった。

そんな彼が、ある日、興奮した声で、電話を掛けてきた。

なんでも、ずっと憧れていた車を手に入れられそうであり、その車は年式

からは、考えられない位の綺麗さだという。

その時は、どんなに聞いても車名は教えてくれなかったのだが、その車が

納車された日に、早速見せに来てくれた。

車名は、いすずの117クーペという車だった。

確かに希少な車であり、彼が乗ってきた車は、年式からは、考えられない

位の綺麗さを保っていた。

そして、その日は、助手席に乗せて貰ったのだが、まあ古い車だから、

走行性能や乗り心地に関しては、いまさら・・・という感じだが、確かに

希少車であり、且つ、その低く流れるようなフォルムで、しかも新車並みの

艶と輝きを保っている彼の車は、それだけで、かなりの注目度であり、

助手席からでも、なんとなくその優越感は心地よかった。

そんな彼であるから、当然、車はきちんと車庫の中に入れて保管しており、

乗るのは、週末の晴れた日という徹底ぶりだった。

本当に彼は、憧れていた車が手に入って、幸せそうだったのが目に焼きついている。

そんなある日、彼は、ふとした些細な事に気づく。

その車は、当時のまま、フェンダーミラーという、今の車の様にサイドミラーが

ドアではなく、フェンダーの上に2個付いているタイプ。

そして、彼が言うには、前回乗った時と比べると、明らかにミラーの角度が

ずれていると言うのだ。

俺は、気のせいだろ?と流しのだが、その辺に妙な拘りがある彼は、頑として

納得しなかった。

そして、確かに運転席に座ってみると、ミラーの角度が確かにおかしかった。

例えるとしたら、とても身長の低い子供が座った時に、ちょうどサイドが見える

ような角度とでも言えば良いのか・・・。

とにかく、俺は、誰かのいたずらだろ?と言ったのだが、それなら、ということで

彼は、車の中に、ドライブレコーダーを取り付ける。

走っている時は前方を、そして停止している時は、車内を映すという優れものだ。

そして、それを取り付けてからは、毎日、仕事から帰ると映像

をチェックする日々が続いた。

最初の数日は、何も起こらなかったという。

が、取り付けてから4日目の映像に不可思議なものが映りこむ。

車は車庫の入り口のシャッターを向いて駐車しており、当然、レコーダーは

車内を映す筈だった。

だが、そのレコーダーは、不思議な事に前方ばかりを映していた。

これだけなら、誤作動?で済む話なのであるが、前方を映す映像には

何かがサイドミラーを動かす様子が確認できた。

手を伸ばしてミラーの角度を変えている手は、子供の手のように見えた。

しかも、肝心の顔や体は映っておらず、映っているのは、その手だけだった。

そして、次の日にも、車の前方視界のみが映されており、更にそこには、

子供らしき姿が映っていた。

子供らしきと書いたのは、俺も、その映像を見せて貰ったのだが、身長が

低いことと、大体のシルエットから、子供と書いただけであり、その顔も

服装も、暗闇に紛れて、見てとれなかった。

ただし、電動シャッターも下りたままで、人間が侵入出来る筈もなく、

また、嫌な予感もしたので、俺は、彼に対して、遠回しに、車を売れば?

とアドバイスした。

が、その時の、彼は、何処かの子供が勝手に車庫の中に入り込み、大切な

愛車にイタズラしたという怒りで冷静さを見失っていた。

大体、夜中の午前2時を廻ってから、どこの子供が来るのか、を考えれば

分りそうなものだったのだが・・・。

かくして、彼は、車庫内に、暗視モード付きの監視カメラを設置する。

しかも、動くものに反応して、大きなライトも点灯する様にした。

かなり高価だったらしいが、彼曰く、以前から付けたかったのだという。

だが、しかし、それらの最新設備をもってしても、その正体を映し出す

事は出来なかった。

俺は、再度、止めておけ、と言ったが、彼は頑として聞き入れなかった。

そして、あろうことか、ある夜、車の中で隠れて夜を明かし、犯人を

捕まえようと決心する。

一応、護身用にバットや懐中電灯を持ち、そして、手持ちのカメラも持って。

そして、それで、一部始終を記録して、俺に見せてやるから、と息巻いた。

そして、その計画の決行の晩、彼は、早めに仕事から帰宅し、仮眠を取って、

その夜の見張りに備える。

彼は、車の後部座席に座り、身を屈めるようにして、午前2時を待った。

が、やはり、疲れていたのだろうか、そのまま寝入ってしまう。

実は、その間も、カメラには全て記録されており、イビキをかきながら寝る

彼の姿には緊張感のカケラも感じられなかった。

そして、午前2時頃になった時、一瞬、カメラにノイズが走る。

そして、ラップ音のような音が繰り返し聞こえた。

そして、画面が正常になり、まだ寝ている彼を映し出すカメラの前方にある

助手席には、女が座っているのが見えた。

姿勢良く、まっすぐ前を見て、微動だにせず座っていた。

すると、今度は、車の運転席のドアが開き、何かがミラーの方に

走っていく。

以前、シルエットしか映らなかった、子供に見えた。

そして、その子は、何度も、ミラーの角度を変えては、また運転席に戻り、

そして再び、ミラーの方に走っていくという動作を繰り返していた。

そして、何度目かの動作の後、その子供は運転席に戻り、ドアを閉めた。

そして、前方にいる女と子供は、またしても動かなくなる。

そんな時間がどれ位経っただろうか。

タイミングの悪い事に、彼が目を覚ました。

そして、暗闇の中、なんで寝てしまったのか?

なんで、ライトが点灯しないのか?

などとブツブツ言っていた時、

前方に座る女と子供が、急に首だけを後ろに回した。

体は前を向いたまま、本当に首と顔だけが、180度まわり、そして彼を

睨みつけた。

たぶん、暗闇の中で起きたばかりで、まわりが良く見えていなかったのだろう。

彼は、突然、目の前に顔がある事に気付き、大声を上げた。

そして、慌てて、後部座席から逃げようとしたのだが、クーペである、その車には

当然、後部座席のドアなど有る筈もなく、彼は、悲鳴を上げながら途方に暮れる。

すると、突然、前に座る子供が彼の胸に飛び込んできた。

彼は、何が起こっているのか、分からなかったが、とっさにその子供を払いのけた。

何か、ベトベトした感触だったという。

そして、その子供が、うずくまっているのを確認し、視線を前方に戻すと、

そこには、目の前に、女の顔があった。

彼は、その女の顔を直視してしまい、そのまま気を失う。

そして、翌朝、家族が心配して、車の中で夜を明かした彼を見に来ると、彼は、

声部座席で白目をむいて倒れていた。

慌てて救急車を呼んだのだが、病院で精密検査を受けたところ、彼の首には、

大きな手と小さな手の二つの手の跡がくっきりと残っていた。

そして、彼の顔にも、まるで爪でひっかいた様な傷跡が、何本も見つかる。

そして、何よりも不思議だったのは、首を絞めていた大小二つの手には、それぞれ

6本ずつ、あわせて、24本の指の跡が残っていたという。

そして、彼は見たくないという事で、その録画映像を貰ってきて、チェック

してみると、最後の最後に、車庫内にセットしたライトが反応して、一面が

明るくなる場面があった。

そして、そこに映っていた女と子供の顔は、焼け爛れ、紫色の皮膚の色をした

顔であり、その顔には、黒い目しかなかった。

また、その無感情すぎるくらいの顔が、逆に怖く感じた。

彼が、すぐにその車を手放したのは言うまでも無い。

その車は、実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:31│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

体調が優れないご様子・・・大丈夫ですか?
私も高校生の頃からの鼻炎持ちですが、加齢とともに症状は緩和しています・・・鈍くなっているんでしょうね(笑

ご自愛下さい。

>いすゞ117クーペ

ジウジアーロのデザイン、ロングノーズの格好良い車でしたね。
知人も初代丸目4灯に乗っていましたよ。
いすゞなら、私はジェミニも好きですが。
今でも九州の高速道路で、稀に走行している117クーペを見掛けますよ・・・ナンパーが「・1ー17」だったりします。

曰く付きの車・・・何でしょうか?
そんな極上の117クーペの、その後が気になります。

前記事の生き霊も、めちゃくちゃ怖いですし、類は友を呼ぶと言いますが、Kさんの人脈は何だか凄いですね。

松下幸之助さんは、人間は嫉妬心を無くす事は不可能だから、程好くこんがり狐色に焼くのが良いと言われていましたが、嫉妬と言う感情が呪いにまで達するとは・・・そして人を呪わば穴二つ・・・何ですよね。

それでは、次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年03月15日 23:28
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