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2016年11月27日

そのトンネルと橋には近づいてはいけない!前編

サイン・ディスプレイ部  営業のKです。

今日は、クリスマス・ライブの練習でした。

本番さながらトナカイの着ぐるみを着せられ、この寒さだというのに、

もうサウナ状態でした。

でも、新しいボーカルの女の子。

ミニスカ・サンタが似合ってました(笑)

それでは、今日も怖くない話、行ってみます。

かなり長いので、前編と後編に分けてます。

とりあえず、前編をどうぞ~




金沢市の末町を奥へ奥へと走っていくと、心霊スポットとしてかなり有名な

鷹○○トンネルと、更にその奥には、○走大橋がある。

たぶん、かなりの数の心霊マニア?や怖いモノ見たさの肝試し組が訪れて

いる場所なんだと思う。

ただ、実際に行ってみるとそのトンネルも真新しく綺麗であり、全く

おどろおどろしい雰囲気はないし、車の通行もそこそこ有る。

更に、その奥にある○走大橋も、古くはあるけれど、車の通行もそれなりに

あり、普通に農耕車なども通っているので、それほど恐怖は感じない。

しかも、大橋という名前に反して、かなり小さめの橋であった。

実際、その大橋を渡り、右手に行くと、途中に公園や駐車場、そして民家も

あり、そのまま走り抜けると、野田山の近くまで繋がっている。

だから、完全に生活圏であり、しっかりとした生活トンネルであり、

生活に必要な橋なのは間違いない。

実は俺はかなり前に、友人達と、鷹○○トンネルと○走大橋の間に出現するという

赤い洋館というものにとても興味を持った時期があった。

なんでも、現れる日と現れない日があるといい、そこでは自殺があったり、

幽霊の目撃も後を絶たないという事だったから、足繁く通った。

だが、結論としては、その赤い洋館なるものを見つけることは出来なかった。

なので、赤い洋館に通っているうちに、俺達の興味は次第に、トンネルと

大橋へと移っていった。

実際、トンネルに関しては、女性の霊が目撃されており、また大橋に

関しては、心霊スポットとしてよりも、自殺スポットとしての方が

有名なくらい、自殺が多かった。

自殺が多い場所には、霊が集まる、もしくは、霊が自殺者を呼んでいる、と

いうのが、俺の持論である。

先ずトンネルに関してだが、トンネルの横に脇道があり、そこを調べた。

車では通れないので、俺達は徒歩で散策した。

雑草がかなり生茂り歩を進めるのも容易ではなかった。

途中、意味不明な布や空き缶などが落ちていたのだが、きっと俺達と

同じような探索目的の人間が落としていったのか。

ただ、その脇道から見える景色はかなりの絶景だったのを記憶している。

そして、かなりの時間を要して、トンネルの反対側まで到着。

その後、トンネルを使い、また向こう側まで戻る。

噂によると、その女性の霊というのは、ずっとトンネルの中を行ったり来たり

しているそうなのだが、その時は、何も異常は感じられなかった。

というよりも、そのトンネル自体に、霊的なものを感じる事は無かったし、

トンネルの上に昔、お城が存在し、戦の時にその城から殺された武者が

落とされた、という事なのだが、そういう気配も感じない。

これはもうガセネタだな、という結論で落ち着いた。

そして、大橋に向かうのだが、俺達がその橋に着いたとき、ちょうど近くの

小学生が授業でその橋にて写生大会を開催中だった。

それでも、めげずに橋の上から下を覗き込んだり、色々と探索を試みるが、

そんな状況下では、霊の気配など感じる筈も無く、これまたガセネタという

事で落ち着いた。

そして、それから何度も同じように、そのトンネルと大橋を訪れたのだが、

何度行っても結果は同じだった。

だが、その考えは、ある日を境にして完全に覆される。

その日は、友人の大学時代の友達が来ており、俺も呼ばれて一緒に

色々と観光し、遊んだ。

そして、かなり遅い時間にファミレスで色々と話に花を咲かせていると、

その中の一人が、

そういえば・・・この辺に石川県で有名な心霊スポットは無いの?

と聞いてきた。

真っ先に浮かんだのは野田山なのたが、さすがにこの時間に行ったら

冗談では済まなくなるような気がして、それならということで

件のトンネルと大橋を提案。

あっさりと決定した。

時刻は既に午前2時を回っている。

俺と友人御一行様は、車1台に男4人、女1人が乗り、そのトンネルへと

向かった。

トンネルが近くなると、空気がどんよりと重くなる。

そして、外の空気も夏だというのに、とても冷たく感じられた。

それでも、何度も通った心霊スポットであり、ガセネタだという確信が有った

ので、全く気にもしなかった。

だが、いよいよトンネルに近づくとかなり濃い霧が出ていた。

視界はせいぜい20~30メートルといったところか。

何となく、いつもとは違う気配を感じた俺は、なんとなく車の窓を閉め、

ドアを全てロックする事を提案。

同乗している全員も何かを感じているのか、俺の意見に同調した。

それにしても、車を走らせ、末町を過ぎた頃から車には1台もすれ違って

いなかった。

何度も来たが、こんな事は初めてだった。

といっても、さすがにこんな時間に来るのは初めてであり、時間も完全に

深夜なのだから、それも当然かもしれない、と自分に言い聞かせる。

そして、トンネルの入り口に到着。

車を停止させる。

Aという男が、

“車を降りて、歩いてトンネルを渡りたい人、手を上げて!”

と言ったのだが、誰も手を上げる筈もない。

ただ、言い出した手前、引っ込みがつかなくなったAが車から降りて

1人でトンネルの右側の歩道を歩き出す。

この時、運転手以外は、全員少しのお酒を飲んでおり、その為、彼の

チャレンジ精神が怖さに勝ったのだと考えられる。

そして、Aは深夜だというのに、大声で歌を歌いだす。

やはり怖いのである。

普通なら絶対にそんな暴挙には出ないのだが・・・。

たぶん、車に乗っているのが男だけだったとしたら、きっとAも

1人で歩く事はしなかったと思うのだが、その辺は悲しい男の性という所か。

俺も、まあ何度も此処に来て、ガセネタという事が分ってるから、まあ

大丈夫だろう・・という程度に考えていた。

だが、その日のトンネルは明らかに違った。

歩き出したAの後を追うように車は発進したのだが、トンネルに入った途端、

強い耳鳴りに襲われる。

他の同乗者は何も感じないのか、窓を開けて、歩いているAを追い越す時、

“トンネルの向こうで待ってるぞ~!頑張れ~!“

と陽気そのものだった。

その窓を開けた時の何ともいえないような空気の冷たさと重さに

本当に大丈夫なのか?

と不安が頭をよぎる。

まあ、トンネルを歩いているAには霊感はゼロみたいであり、呑気に

居るんなら、早く出て来い!幽霊女!

とか叫んで楽しそうに笑っている。

まあ、単なる強がりにしか聞こえないが・・・。

そう思っていると、同乗の女の子がなにやら震えている。

どうしたの?

と聞く俺に

この場所、絶対に居ますよ。私、弱いけど霊感があるみたいなんだけど、

こんなに気持ち悪くて頭が痛くなる場所って初めてだから。

そんな会話をしていると、誰かが叫んだ。

あれ!あれって幽霊なのかな?と。

彼が指差す方を見ると、左前方から薄いブルーのワンピースを着た女性が歩いてくる。

いや、あれは近所に住んでいる普通の人だろ?

こんな時間に?しかも、ここから歩いて民家のある場所まで行くとしたら

1時間以上掛かるぞ!

じゃあ、やっぱりあれは幽霊なのかな。初めて見た!

そんな会話が車内で盛り上がっていた時、俺は固まってしまっていた。

以前、何度もこのトンネルに探索に来たのだが、俺達はずっとトンネルの奥に

向かって右側にいるものだと、何故か思い込んでいた。

しかも、この場所の歴史とか、お城の話などから、幽霊が出るとしても

間違いなく、当時の着物を着た女性の幽霊だと勝手に思い込んでいた。

しかも、以前の探索の時、たぶん1度か2度くらいは前方から歩いてくる

女を見た記憶があったのだが、俺達は勝手に地域住民と決め付けていた

という事になる。

そうこう考えていると、いよいよその女が近くなった。

髪は長いが、衣服と同様に乱れた感じはしない。

しかも、足にはちゃんと靴もはいている。

ただ、それが異様な事だと気付くのに時間は掛からなかった。

その女はうつむいたまま、ゆっくりと歩いている。

いや、歩いている動きはあるのだが、明らかに足が歩道から10センチ位

浮いている。

浮いて平行移動しているのだ。

車中の全員の目が、その女に釘付けになる。

俺は、もしかして、悪霊とかいうのではなく、ただこの場所に縛られている

可哀相な霊なのかもしれない。

だとしたら、そっとしておくのが一番かも・・・・。

そう思い、その女の方を見る。

車はいよいよ、その女とすれ違うくらいの場所まで来ている。

が、突如として、先述の俺の思いは覆される。

もう少しですれ違うと思った、その時、その女は突然顔を上げてこちら

を睨みつける。

そして、車の方へ走ってくる。

ドンっという音がした。

急ブレーキで停車する車。

運転手が、今のなに?轢いたのか?

と車のドアを開けて外に出ようとした。

が、俺は彼を制止した。

あれは絶対に人間じゃないから。

だから、別に人身事故を起こした訳じゃない。

それより、今、ドアを開けたら、ここにいる全員がアウトかもしれないぞ、と。

暫く沈黙が車内を包む。

そして、どうする?

と誰かが言った時、突然、車に飛び込んできた女が車の前方から身を起こし

ゲラゲラと笑い出す。

その姿は、もう完全に普通の人間の姿ではなかった。

服は破れ、顔も体中も血まみれであり、髪を振り乱す顔からは、その

異様にギラギラした目だけが光っていた。

悲鳴が車内を覆う。

だが、俺は運転手に大声で指示を出した。

車をバックさせてくれ!Aが心配だ!

それを聞くと、運転手は、慌ててギアをバックに入れ、急加速でバックする。

グングンとその女との距離が空いた。

と、その時、呑気に歌を歌いながら歩いてくるAが後方に見えた。

何が起こっているか、全く感知していない呑気な顔である。

急加速でバックしてくる俺達の乗る車を不思議そうな顔で見ている。

どうやら、Aには、先程の女も全く見えていないようであった。

が、その女には当然、Aの姿が見えている訳で、Aの姿を見つけるや、

スーっとこちらに向かって滑るように近づいてくる。

俺達は、車を歩いているAの横につけると、急いで車に乗るように言った。

だが、Aは意地を張って、なかなか車に乗ろうとはしない。

そこで、男2人掛かりで、無理やりAを車に乗せ、車を発進させようとした。

が、先程まで、こちらに近づいて来ていた女の姿が見えない。

慌てて、ドアをロックすると同時に左側のドアのノブが外側から握られる

音がする。

そして、突然、姿を現す女。

女は両手で窓にベタッと手を突き、

もう逃げられないから、と言って薄気味悪く笑う。

ただ、俺達には逃げる事しか残されていなかった。

車を急発進させて、トンネルの出口へと向かう。

その間、その女は、車の屋根に乗ったり、走っている車の窓に顔をつけて

止まって~と言ってくる。

そして、運転席から悲鳴が。

見ると、その女の手が床から出てきて、アクセルを踏む足を離そうとし、

ブレーキもかけようとしている。

止まれ~止まれ~、と。

絶対にアクセルから足離すなよ!と何人かでアクセルを踏む運転手の足を

押さえつける。

そうこうしているうちに、何とか、トンネルを抜けた。

すると、そこには、もう霧は全くない状態であった。

念のため、トンネルから少し離れた場所まで行き、車を停車させた。

そして、全員で車の外に出る。

車を確認すると、トンネルの中でドンっという音がしたが、車自体には

凹みも破損も見つけられなかった。

こんな処にいたら、またあの女が来るんじゃないのか?と心配している

奴もいたが、どうやら、あの女はトンネルの中だけしか移動できない

ようであり、辺りには、変な空気もなく、普通の夏の深夜に戻っていた。

もう、この先の大橋は止めておこうという意見もあったが、それだと

今通ってきた、あのトンネルをもう一度通る事になる為、仕方なく

この先にある、大橋を通って帰路につくことにした。

後編へ続く。




Posted by 細田塗料株式会社 at 17:44│Comments(2)
この記事へのコメント
怖ーい!!
後編お願いします。
ところでK様 神社や寺に行くと霊は来なくなりますか?
自分はたまーに金縛りにあうので・・・
今日は八王子 高尾山の薬王院(東京の端)に行って参りました。
Posted by ちんぱん at 2016年11月27日 20:56
営業のKさん

トンネルと橋・・・心霊体験には欠かせない場所ですね。

福岡では犬鳴や仲哀の旧トンネルでしょうか・・・今や生活道路ではありませんが、心霊スポットとして有名ですね。
橋と言えば熊本の阿蘇大橋(赤橋)、地震で崩落してしまいましたが、これまた有名ですね。

ちなみに仕事で愛媛に行く事があるのですが、ときどき法皇トンネルを通るんです。
仄暗く、湿った内部には各所に設けられた離合帯、その長く狭いトンネルを昼間しか利用した事はありませんが・・・夜の雰囲気は絶対に違う!と思わせる佇まいなんですよ(泣

それでは、後編も楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年11月27日 21:47
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