› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 高速バスに現れる女!

2016年12月05日

高速バスに現れる女!

サインディスプレイ部 営業のKです。

先日、ブログにてご紹介させて頂いた、

ミマキの中古プリンタが、今日、甲府市の方へ

嫁入りしました。

無事に活躍してくれると嬉しいです。

それでは、今夜も怖くない話、いきましょう!


これはコスプレが趣味という知り合いの女性が体験した話である。

彼女は、とにかくコスプレが好きで、月に1~2回は必ず東京へ

出掛けている。

なんでも、コミケとかオフ会とか撮影会があると、どうしても

我慢できずに、週末を利用して東京へと出掛けるのだそうだ。

ただ、やはり交通費なり、宿泊代なりと、それなりに高額になって

しまう為に、もっぱら高速バスを利用している。

料金も安い上に、寝ていけるし、それなりに設備も整っていて快適

なのだそうだ。

そんな彼女だが、ある日、いつも利用しているよりもかなり格安な

高速バスを見つけた。

当然、喜び勇んで、週末の予約を入れたという。

それほど格安なのに、あまり広告も出していないのか、簡単に予約

する事が出来たのだという。

そして、ワクワクしながら週末までの仕事をこなし、いよいよ

当日となった。

バスは金沢駅から出発して、東京の某所が終点になっていた。

お金に困っていた彼女は、当然帰りのバスも、予約したのは

言うまでもない。

当日、金沢駅に行くと、予約したバスがなかなか見つからなかった。

乗り遅れる訳にはいかないので、彼女は必死になってバスを探した。

すると、他のバス会社のバスとは、かなり離れた場所に停まっている

お目当てのバスを見つけた。

外観は、かなり古そうなバスであり、正直、大丈夫かな?と思った。

だが、安さには代えられるわけも無く、彼女は、そのバスに乗り込んだ。

乗り込んでみると、確かに最近の凝った造りの最新バスという訳には

いかないが、それなりに綺麗であり、真ん中の通路の左右に2席づつ

備えられているという昔ながらのバスだった。

ただ、やはり格安のせいか、音楽を聴いたり映画を見たりする設備などは

有る筈もなく、東京までの長い道のりを、持参した文庫本とスマホで

乗り切るしかない、と覚悟した。

彼女が乗り込んでから、10分程で、バスは出発した。

やはり彼女と同じように週末を東京で過ごそうと車内は若い男女で

それなりに混雑していた。

だが、不思議と彼女の横の席は、空いたままだった。

確かに1人でバスを予約した人は、それほど多くはないのだろうが、横に

見知らぬ人が居ないという開放感を彼女は素直に喜んだ。

彼女は、窓にベッタリと顔を付けるようにして外の景色を楽しんだ。

そうしていると、仕事の疲れもあったのか、彼女は知らないうちに

寝てしまう。

そして、どれくらいの時間が経過しただろうか。

彼女が目を覚ますと、窓の外は完全な闇であり、車内も薄暗い明かりが

点いているだけだった。

そして、何よりも彼女を驚かせたのが、先程まで空席になっていた横に

ひとりの女性が座っていた事。

彼女は、思わず、あっ、すみません、と言ったらしい。

だが、横に座る女性は、全く反応せず、ただ小声でなにか独り言のような

言葉をブツブツと呟いている。

とても低い声だったので、彼女は何か不気味さを感じた。

だが、明日のコスプレイベントの為にも、もう少し寝ておかないと!

彼女は、そう思うと、静かに目を閉じた。

だが、全く眠気が襲ってこない。

というよりも、明らかに体が寝るのを拒んでいた。

そして、彼女は、その原因が隣に座る女に依るものだと確信する。

何故なら、彼女の身体は小さく震えていたから。

何故かは分らなかった。

ただ、眠ってはいけない、と第六感のようなものが彼女に知らせていた。

それからは、寝たふりをしながら、常に横に座る女に注意を払った。

だが、横に座る女は、相変わらず、前席のシートを見つめるようにしながら

ブツブツと呟いているだけだった。

今、このバスの車内で起きている人は何人いるのだろうか?

運転者さんは、ともかくとして、今の車内の静けさからすると、もしかしたら

自分以外に、乗客で寝ていないのは隣に座る女だけなのではないか?

そんな事を考えると、更に恐怖が増したという。

そして、寝たふりを続ける時間は、とても長く感じられた。

すると、ある事に気が付いた。

先程まで聞こえていた、隣の女が呟く、ブツブツという声が聞こえなく

なっていた。

彼女は恐る恐る薄目を開けながら、少しだけ顔を横に向け、隣の女の方を

見た。

すると、目の前には、彼女の顔を覗きこむ様にしながらねニタニタと

笑っている女の顔があった。

彼女は、悲鳴をあげそうになった。

だが、声が全く出なかった。

恐怖のせいなのかは、分らないが、とにかく声をだそうとしても、全く

声にはならない。

初めての体験だった。

すると、次の瞬間、横に座っていた女が立ち上がった。

それは、まるで、バスの天井に頭が当たるくらいの大きな女だった。

そして、その女が、中央にある通路を前へと歩いていく。

ゆらゆらと揺れながら歩く姿は異様であり、とても人間には見えなかった。

それに、その女が着ている服も、もう寒い時期だというのに、薄手の白い

ワンピースであり、それも異様さに拍車をかけた。

そして、最前部までゆらゆらと歩いていくと、体を回転し、今度は

後ろに向かって、ゆらゆらと歩き出した。

そして、一人ひとりの顔を確かめるようにしながら、

違う~違う~とうめいているのが聞こえた。

こんな大きな女が通路を歩き回っているのに誰も気付いた様子はなく、

それどころか、バスの運転手さえも、まるで気付いていない様子なのが

より一層彼女の恐怖と孤独感を助長した。

だが、そんなに怖い筈なのに、何故か、彼女は目が閉じられなかった。

それどころか、その女の姿を追うように目は釘付けになっていた。

そして、いよいよ、その女が彼女の席まで来ると、ニュ~っと長い首を

垂れ下がるようにしながら、彼女の顔をアップで覗きこんだ。

それでも、彼女は目も閉じれず、声も出せず、ただ大筋の涙がとめどなく

溢れてきた。

そして、しばらく彼女の顔を覗きこむと、女は違う~と言いながら更に

後ろの席の方へと歩いていった。

それから、どれくらいの時間が流れたのか・・・。

どうやら、その女は、またしても体の向きを変え、今度はまた前の方へと

ゆらゆらと歩いてくる。

一体、いつまで続くのか?と彼女の精神の糸が切れかかった時、突然、彼女の

横から、長い手が伸びてきた。

女の手だった。

そして、女は、

お前でいい。お前に決めた~と言いながら、彼女の手を強く引っ張った。

だが、彼女にはもう抵抗する気力は残されておらず、体が強引に持っていかれる。

もう駄目なんだろうな・・・・。

彼女は、たぶん死というものを覚悟したのだろう。

心の中で、家族や友達に対する感謝の言葉を呟いた。

その時、突然、バスの後部座席から

キャーという大きな悲鳴が上がった。

そして、その悲鳴をきっかけにして、車内は悲鳴やら怒声でパニックのなる。

そして、その声に運転手も慌ててバスを路肩に停車した。

すると、彼女の手を掴んでいた女の手が緩み、彼女は解放された。

そして、その女はそのまま、ゆらゆらと揺れながら、バスの最後部までいくと、

そのまま、ゆっくりと消えていった。

彼女は解放された安堵感から、自分に対して、今見た事は夢に違いないと

言い聞かせたかった。

だが、バスの車内で今も続いている泣き声や叫び声が、それは車内にいる

全員が体験した心霊現象だと明確に物語っていた。

それから、しばらくの休憩を挟み、再びバスは走り出した。

そして何事も無かったかのように、東京の某所に無事到着した。

しかし、彼女が、帰りの予約をキャンセルし、新幹線で金沢へ

帰ったのは、いうまでもない。

この格安高速バスは実在する。





Posted by 細田塗料株式会社 at 22:04│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

昼間は12月?の暖かさでしたが、夕方の寒風が身にしみる福岡です。

年に1〜2度は東京に出張せねばなりませんが、移動は新幹線か飛行機で、高速バスの利用はありませんでした。
考えれば密閉された車内、しかも移動中となれば逃げ場がない・・・恐ろしい空間ですね。

そんな空間に居合わせれば、皆見える感じる状況になるんでしょうか・・・本当に不思議です。

それでは、次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年12月06日 17:44
K様
盛り塩しました! 猫がいるので部屋の外 4箇所

そのバス前に人身事故でもおこしたのかな?
怖いです。
しかも全員だなんて・・・・・
Posted by ちんぱん at 2016年12月06日 20:45
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count