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2016年12月07日

白山市にある首吊りの木/前編

サインディスプレイ部 営業のKです。

中西様、いつもコメントありがとうございます。

ちんぱん様、盛塩をされたとの事ですが、無事に金縛りが収まると

良いですね。

霊的な金縛りの場合は、間違いなく、耳鳴りも伴うらしいので、

もしも耳鳴りがしていないのなら、問題無いのかもしれません。

でも、耳鳴りもしているようでしたら、盛塩の量は、多めに山盛り!

そして、部屋の外で盛塩をする場合は、家の中の北東(鬼門の方角)と南西(裏鬼門の方角)

そして、そのラインと対角線上に位置する場所に置いて下さいね。

それでは、今夜も怖い話スタートです。

書こうか、どうしようか、迷ったんですが、まあ大丈夫でしょう。

あっ、勿論、読まれた皆様には害は有りませんので(笑)

それでは、長いので、とりあえず、前編です。

どうぞ!



あまり知られていないのかもしれないが、白山市には、自殺が日常的に

行われている場所が存在する。

スキー場の近く・・・とだけ言っておくが。

ただ、ニュースには何故かならない。

遺族の希望なのか、もしくは富士の樹海のように、自殺の名所になるのを

避けたいという警察の思いもあるのかもしれないが・・。

そして、そこは夏になるとカブトムシやクワガタ探しの親子でも

賑わう。

両者の共通点は、ひとつ。

どちらも、車で、その場所まで来て、道路脇に車を停めて、そこから

森の中へと入っていく。

だから、警察は早朝のパトロールで道路枠に停められている車を

チェックするらしい。

そして、昼頃になっても、まだ停車している車が有ると、そこから

周囲を探索するのだそうだ。

だから、ついつい昆虫採集に夢中になってしまうと、警察が捜しに来て

厳重に注意されてしまう。

だが、夢中になって長い時間、虫を探していると、更に嫌な思いをする。

そう、自殺した遺体を見つけてしまうのだという。

そうなると、たぶん一生消えないトラウマになってしまう確率が高いし、

更に、怖い思いをしてしまう場合もあるらしい。

今夜は、そういうお話である。

白山市のその場所では、ひと夏で、かなりの自殺者の遺体が発見される。

しかも、その殆どが、ある一本の木に集中している。

誰が言い始めたのかはわからないが、通称”首吊りの木”

勿論、自殺者の殆どが、服毒自殺ではなく、首吊りを選ぶから、そう

名づけられた。

その木は、特に大きいわけでもなく、綺麗なわけでもない。

ただ、周りの木とは、明らかに違っていた。

その木の表面は、全て皮が剥けていて、地上から2メートルくらい高さまで、

うす汚れた木の肌が露出している。

しかも、何故か、その木の周りには、他の木が立っておらず、木の周囲5メートル

くらいは何故か開けた空間になっている。

そんな風に目立つ木だから、自殺者の目に止まりやすいという意見もあるが、

あの体験以来、

間違いなく、自殺者の霊が自殺者を呼んでいるのだ、

と確信している。

その日、俺はいつもの友人達とその森へと入った。

仮にAとBとしておく。

ちなみに、AもBも霊感は無いのだと思う。

だからこそ、それまでも心霊スポットなる場所へと出向き、無事に生還してきた。

だが、今回の場所は、いつもの場所とは明らかに違う。

勿論、俺にとっては絶対に行きたくない場所のひとつだった。

だから、なかば強引に連れて行かれるのが決まった時、俺は彼らに言った。

霊感が無くても、見えてしまう場所が存在する。

だから、もしも何かが見え、そして襲われたとしても俺は、お前達を

置いて、ひとりで逃げるからな、と。

そして、当日、朝というにはまだ早すぎる午前4時に集合。

カブトムシ探しの親子連れを避ける為、季節は秋を選んだ。

そこから、Aの車1台に乗り込み、出発した。

そして、白山市のその場所に近い道路には、5時くらいに到着した。

途中、道路脇に2台の車が停車しているのを発見し、一応、確認する。

1台は、明らかにカップルの車であり、完全なラブラブモード。

それは、少し離れた場所でも確認できたのだが、一応確認しなければ、

と言って、AとBは暗闇に紛れて確認作業をしていた。

その後、確認作業から帰ってきたAとBの顔はとても満足気だったのは

言うまでもないし、いっそのこと、このまま満足気分のまま帰ろうか?と

提案するも、却下されてしまった。

それにしても、こんな場所でラブラブ出来るカップルというのも凄い

度胸というか・・・。

まあ、たぶん、そこが、どういう場所なのかは知らないのだろうが・・・。

そして、もう1台の車。

これは、明らかに異常だった。

まず、車がレンタカーだったこと。

そして、車内も、何の形跡も残らないように、何一つ、残されていなかった。

もしかしたら・・・と思うと、余計に引き返したくなる。

気持ち悪いというのもひとつだが、以前自殺者の遺体の第一発見者になった

事があるのだが、その時は警察が来てから開放されるまで、約半日ほど

拘束された記憶があったから。

だから、他の2人にも、そういう面倒な話もしたのだが、彼らの怖いモノ見たさ、

という昂ぶりを抑えるのは無理だった。

そして、いよいよ車を停め、懐中電灯片手に、森の中へと入っていく。

そんな時でも妙なハイテンションで盛り上がっている彼らはある意味、

最強かもしれない(笑)

その首吊りの木までは、道路から直線距離にして100メートルくらいだろうか。

実は以前、何も知らずに、この森に入り、偶然、その木まで辿りついた事が

あった。

その時は、何も起こらなかった。

いや、実際には、その木が確認できる距離まで近づいた時、妙な胸騒ぎを

感じて、そそくさと逃げてきたというだけ。

しかも、完全な真昼間。

だが、その時も、首吊りの木というものの存在自体を知らず、そして、それを知った

時も広い森の中でどうして、その木にたどり着いたのか、は不思議だった。

それにしても、富士の樹海といい、この森といい、案外、見つかりやすい

場所を、あえて自殺を遂げる場所に選ぶ気持ちが俺には理解出来なかった。

実際には、誰も来ないような奥深くを選ぶ者もいるのだろうが、なかには、

死んでから、早く誰かに見つけて欲しいと思いながら死んでいく者も

少なからず居るのだろう。

俺達は、各自が大きな懐中電灯を持ち、もう一方の手には、何か有れば

闘うつもりだったのか、途中で拾った棒をしっかりと握り締めていた。

夏とは違い、秋の朝5時はまだ夜と同じ暗さ。

俺達は、足元を懐中電灯で照らしながら、一歩一歩、歩を進める。

聞こえるのは虫の声だけ。

そして、時折、木がパキッ鳴ったりする音にビックリして立ち止まる。

そして、懐中電灯で辺りを照らし、安堵する。

だが、この時点で、俺と他の2人では完全に目的が違っていた。

何も見ないで何事も無く帰れますように、と願う俺と、何かが現れる、

もしくは、自殺者の遺体を発見する事に情熱を燃やす彼らとでは、

テンションもモチベーションも雲泥の差があった。

だが、その首吊りの木には、特に問題もなく、あっさりと辿り付けた。

誰かが、黄色のビニールテープを木に巻きつけてあり、それを辿っていくと、

苦労せず、その木が見える場所までやってくる事が出来た。

しかし、さすがの彼らも、実際にその木を目の当たりにすると、なかなか

近づこうとはしなかった。

真っ暗闇の中、ボーっと白い木の肌が浮かび上がり、まるで人間の形のように

見えていたから。

そこで、俺達は、事前に買ってきた缶コーヒーを飲みながら、明るくなる

のを待つ事にした。

そうして時間をつぶし、午前6時を廻った頃になると、少しずつではあるが、

夜が白み始めた。

そして懐中電灯無しでも、なんとか視界が確保できるくらいの明るさに

なった。

俺達は重い腰を上げ、その木へとゆっくりと近づいた。

木の周りまでくると、視界は一気に開けた。

確かに、その木の周りには、他の木は存在せず、木を中心にして丸い

半径5メートルほどの空間を形作っていた。

異様な空間だった。

まるで、時が止まったかのように、一切の音が聞こえない。

そして、ひどい睡魔に襲われた。

確かに、自殺志願者がこんな所に来たら、この場所を最後の場所として

選ぶのも、なんとなく分るような気がした。

俺達は、一応、木の周りをぐるりと見て廻り、そして元の場所に戻ると

Aが、木の根元に腰掛けた。

なんか眠くなってきた・・・。

そういうAに

俺達は

おいおい!そこの木で沢山の人が首を吊って死んでるんだぞ!

そういうと、

そんな事どうでもいいよ。あ~、なんか俺も死にたくなってきた!

と返してきたので、

おいおい、それは、こういう場所で絶対に言っちゃダメだって!

と俺達は語気を強めた。

だが、不思議な事に、そう言ってAを叱責している俺達自身も、何か

得体の知れない睡魔に襲われていた。

だから、ほんの少しだけ・・・。

そんな気持ちで俺達も目を閉じた。

そして、ボーっとした頭で、

そうかもな。このまま死ぬっていうのも良いのかもしれない・・・。

そんな事を思ってしまった。

自殺したいと考えた事も無ければ、自殺する勇気など、自分に在るとは

全く考えた事も無かった筈なのに・・・。

その時、前方で木の根元に腰を下ろしている筈のAの声でハッと我に帰る。

後ろ!後ろ!

そう言われ、ハッとして、その場から離れようとした俺達の身体はAの方を

見て固まってしまう。

~後編に続く~



Posted by 細田塗料株式会社 at 22:13│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

何を仰いますか。
こちらこそ、記事の更新を本当にありがとうございます。

>大丈夫でしょう

私にはKさんを取り巻く環境が分かる術もないのですが「好事間多し」と言う言葉も御座います、本当にお気を付け下さいね。
内心、継続を望んでいる身勝手な私が言うのも何ですが、油断大敵です。

しかしながら・・・違う意味で眠れなくなる終わり方、次回が待ち遠しい(笑・・・それでは更新を楽しみにしておりますが、無理はなさらないで下さいね。
Posted by 中西 at 2016年12月07日 23:10
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