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2016年12月27日

タヌキの復讐というもの!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は、いつもプログをお読み頂いているお客様から、

再開前の怖い話に比べると、再開後の怖くない話の方が怖いよ!

というご評価を頂きました。

自分では、よく分かりませんが・・・・。

そうなんですかね?やっぱり?

ということで、今夜も忘年会の為、早めにブログをアップさせて

頂きます。

これは、本当に怖くない話・・・だと思います。

では、どうぞ!


これは、和歌山県に住む友人から聞いた話である。

大学時代の友人が和歌山県に住んでいるのだが、彼の祖父というのが、

昔、猟師をして生計を立てていたらしい。

昔といっても、もう誰もが自家用車を持っていた頃の話であるから、

さほど、遠い昔の話ではない。

その日、祖父は家の蔵に忍び込んで、貯蓄していた穀物を食べている

タヌキを発見した。

しかし、さすがに家の蔵の中で鉄砲を使うわけにもいかず、祖父は

蔵の中にワナをしかけて、再び、そのタヌキが穀物を食べに来るのを

待った。

そして、数日後、祖父が猟から帰ると、蔵の中から、何やら暴れる

様な音が聞こえてきた。

おっ、やっとワナにかかったか!

と思い、祖父が蔵の中へ入ると、一匹のタヌキがワナに掛かり、暴れていた。

いつもなら、即座に殺し、血抜きをするのだそうだが、その時は何故か、

そのタヌキを殺してはいけない様な気がしたらしい。

だが、このまま解き放ったら、また、きっとこの蔵へ穀物を食べに来る。

そこで、人間の住処へ近づいたら痛い目を見る、ということを教えこむ

事にした。

で、何をしたのかというと、熱く熱した鉄の棒をタヌキの体に当てたらしい。

熱さと激痛にもがき苦しむタヌキ。

祖父はそうやって暫くの間、タヌキをこらしめると、

二度と戻ってくるな!

といい、そのタヌキを開放した。

そして、それから数ヶ月後、彼の祖父が、猟に出掛けた時に、それは起こった。

祖父は、バイクで猟に出掛けていたのだが、ある日、猟に出て、ついつい

山の奥深くまで入ってしまう。

そして、帰宅しようと、バイクの所まで辿りついた時には、もう完全に夜に

なってしまっていた。

急いで、バイクのエンジンをかけ、家路を急いだ。

だが、暫く走ると、おかしなことに気付く。

いつもより、重いのか、バイクのスピードが出ないのだ。

それに、まるで後ろに誰かを乗せているかのように、ハンドルが不安定で

ぎこちなかった。

だから、祖父が後ろを振り返り、後部を確認使用とした、その時。

突然、後部座席から、女のか細い声が聞こえてきた。

うらめしや、うらめしや~

後ろを見たら取り憑いて、殺してしまうぞ~。

そんな声が聞こえた。

猟に出ていて、狐やタヌキや鹿、そして熊でも怖いと思った事のなかった

祖父であったが、やはり幽霊だけは、苦手なようだった。

だから、必死になって、こう言った。

お願いします。殺さないでください。

すると、後部座席から聞こえてくる女の声が

駄目だ。お前はもう助からない。だから、後ろは見るなよ~。

と返してくる。

そのうち、後ろから手が伸びてきて、祖父の体にしっかりと抱きついてきた。

祖父はもうパニックになったらしいが、どれだけもがいても、後ろから

抱きついている手を振りほどく事は出来なかった。

そのうち、またしても背後から、

もうすぐだ。もうすぐお前は死ぬんだよ~

と囁いてくる。

その時、祖父の中で、幽霊に対する恐怖心と、死ぬという恐怖心が

逆転してしまう。

そして、どうせ死ぬのならば・・・と思い、バイクを急停止させ、背後

にいる幽霊を確認した。

幽霊と刺し違える位の気持ちだったのだという。

だが、そこには、幽霊はいなかった。

後部座席にチョコンと座ったタヌキが一匹。

祖父とタヌキは、暫く呆然とお互いの顔を見ていたのだが、何より祖父には

そのタヌキが、蔵の穀物を食べに来ていたタヌキだと、すぐに判り、大声で

こら~!と怒鳴った。

すると、タヌキは、どことなく気恥ずかしそうな表情のまま、バイクの

後部座席から飛び降り、そして森の中へ消えていった。

祖父にしてみれば、悪さをするタヌキを助けてやったつもりだったのだが、

タヌキからすれば、火傷させられた事に、よほどの恨みがあったのかもしれない。

タヌキや狐は、人を化かすというが、この話は、本当にあった話らしい。






Posted by 細田塗料株式会社 at 16:02│Comments(3)
この記事へのコメント
営業のKさん

何だか示唆に富んだ記事ですね。

その昔、里山と言う獣と人が住み分ける境界線が存在していた・・・それが時代と共に荒廃し、又、獣の居城地が宅地として侵食され食料の確保が困難になった・・・獣達は生きるために、山を降りる決断をした。

そのタヌキに、本当の殺意は無かったと考えますよ。
ただ純粋に、自分が受けたのと同じだけの恐怖を与える・・・そうですよ、復習ですよね(泣
そんな経験をされた猟師の方の現在の心境に、凄く興味がありますが・・・。

薄くスライスした冷凍鹿肉に生姜醤油を少々・・・それを肴に吟醸酒をグビッと・・・大好物です(笑
因みにタヌキは口にしたことがありませんが・・・旨いのでしょうか(笑

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年12月27日 18:48
私もそう思います 笑
復帰後のお話は更にパワーアップされてますよ〜

すごい!
狸って本当にそんなことするんですね!
狸より狐の方がなんとなく恐ろしい感じがしますが、でも狸にも不思議な力があるんだなぁ。
Posted by N at 2016年12月27日 20:44
狸といえば・・・ずいぶん前、私がまだ実家にいるころのことなのですが庭先に狸が時々やってきたことがありましたよー。季節は冬で夜の時間帯。山には食料がなかったのでしょうね。
暗闇の中にじっとしているのに最初に気がついたのは母でした。小さい狸でした。
母は狸に気づくと急いで家の中に戻りパンをあげていました。
最初は近づいてもきませんでしたが・・・。10日ほど過ぎたころでしょうか、2匹で来るようになりました。パンを与える母、それを静かに見守る私。確か2年連続でやってきたように覚えています。
そして食事のあと2匹で山に帰っていくんですよね。寄り添いながらゆっくりゆっくり・・・ひたすらゆっくりと。その姿を見たときは、なんていじらしのだろう❗️・・・と思いましたね。

いい思い出。それ以来 狸さん大好きなんですよね!
Posted by 武ポンヌ at 2017年07月11日 21:14
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