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2016年12月29日

海から上がってくるモノ!

サインディスプレイ部 営業のKです。

細田塗料株式会社は、

平成28年12月29日~平成29年1月4日迄

の間、年末年始休業になります。

今年も沢山の方々に、ネット販売にて、中古プリンタ及び資材など

多数のお買い上げを賜りまして、心よりお礼を申し上げます。

また、拙いブログも沢山の方々にお読み頂き、感謝の極みです。

来年もネット販売はもとより、怖くない話、も継続して頑張って

いきたいと思っておりますので何卒宜しくお願い致します。

そして、今日も忘年会です。

いってきます!(笑)

あっ、怖くない話も、どうぞ!(笑)



これは今から、かなり前の話である。

その頃、俺も独身であり、週末になるといつも一緒に遊んだり、

何処かへドライブしたりする友人が2人いた。

今はそれぞれが結婚し家庭を持ってしまった為に、疎遠になっているが、

本当に彼らと居ると、時間が経つのを忘れてしまうくらい楽しかった。

そんな彼らと出かけるのは、いつも危険な場所。

危険と言っても、心霊スポットとかには一切興味がなく、大きな木を見つけて

登ったり、断崖絶壁からロープを体にくくりつけて降りたり、など、

本当に命の危険がいっぱいの場所だった。

そんなある日、金沢港の近くにある海岸に行こうという事になった。

季節は秋であり、車から降りると風が強く、そして肌寒かったのを

よく覚えている。

舗装されていない場所に車を停め、道路を渡って海岸に降りると、

波が本当に近くまで寄せていた。

しかも、いつもは釣り人やカップルがそれなりに居る場所なのだが、

その時は、不思議と俺達以外には、誰も居なかった。

見渡す限りのひと気の無い風景で、余計に寒く感じた。

それなのに、1人が靴を脱いで水の中に入ると、追従するかのように

他の2人も、すぐに靴を脱ぎズボンを膝まで上げながら、海の中へと

入っていく馬鹿な俺達であった。

3人で騒いでいると、冷たい筈の海の水もさほど冷たく感じなかった。

それでも、たまに強い波が来ると、波が膝の上までかかってしまい、俺達は

全員がびしょ濡れになりながら、無邪気に遊んでいた。

その時である。

突然、背後から声がかかった。

何してるんですか?

30歳前後の男性だった。

ついさっき、周りを見渡した時には、間違いなく誰も居なかったのに・・・。

そう思ったが、俺達は、丁寧に受け答えをした。

いえ、ちょっと海に入ってみたくなって・・・。

でも、すぐに上がりますから・・・る

もしかすると、警察や役所関係の人が見回りにきたのか?と思ったから。

だが、どうやら、違うらしく、その男性は、ニコニコしながら、優しく

話しかけてくる。

向こうの浜に行くと、魚が沢山泳いでいますから、もしかしたら手掴みで

魚を捕まえられるかもしれませんよ?

そう言われて、俺達は、つい反応してしまう。

本当ですか?良かったら、その場所を教えて貰えますか?

そう言うと、その男性は、にっこり笑って大きく頷いた。

そして、歩き出した男性の後を慌てて付いていく俺達。

しかし、その男性は、なかなか止まらず、どんどん歩いていく。

そして、濡れたまま歩いていて、そろそろ寒さが身に染みてきた頃、

突然、その男性は足を止め、そして海のほうを見て、ある方角を指差した。

そして、それにつられて、俺達も指差された先の海に視線を送る。

すると、その時、突然、ゴボッという音と共に、何かが海中から浮かび上がってくる。

最初、それが何か判らなかった。

ただ、そこそこ大きかったので、もしかしたら、サメとかイルカなのか?と

お馬鹿な考えが頭をよぎった。

だが、しばらくすると、それが何かわかった。

人間だった。

それも、まだ腐乱も膨張もしていない人間。

だから、最初はもしかしたら、まだ生きているのかも?と思ったのだが、

それが、どんどん砂浜に近づいてくるにしたがって、それが水死体だと確信した。

何故ならば、それは、先程俺達をここまで連れてきた男性の衣服と全く同じ

だったから。

俺達は、急いで警察を呼び、その到着を待った。

そして、しばらくして警察が到着すると、かなり大掛かりな実況見分が

始まり、俺達は、かなりの時間、その場に拘束されることになった。

人ごみが出来るほど見物人が集まり、挙句の果てにはテレビ局もやってきた。

俺は、きっとあの男性は、水死した後、なかなか見つけてくれないのが悲しくて、

俺達を呼んだのかも・・・と思い、少しかわいそうな気持ちになった。

だが、俺以外の2人は、水死体のそばで、菓子パンと缶コーヒーを飲み、

そして、テレビ局にも取材され、満面の笑みで受け答えしていた。

彼らの思考回路だけは、いまだに理解に苦しむ。

これは、紛れもない体験談である。




Posted by 細田塗料株式会社 at 15:59│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

今夜もお仕事、ご苦労様です(笑

青木ヶ原樹海でも、遊歩道からさほど離れていない場所、言わば発見されやすい所でのご遺体が多いと聞きますが・・・同様に(事故か事件かは定かではありませんが)もし世を儚み入水により絶命された方としても、己の肉体が変化し、魚に採取されて行くその状況に居たたまれなくなった・・・そんな時に偶然?それとも必然に?その場所に訪れた・・・もしや呼ばれたんでしょうかね(泣

本当、毎回「あなたの知らない世界」ばかりで勉強になります。
それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年12月29日 18:11
K様
連日のアップありがとうございます。
この男性の霊はやさしかったようでよかったですね。
ただ見つけてほしかっただけでよかったー
悪い霊だと引っ張ったりして危ないです。
Posted by ちんぱん at 2016年12月30日 21:16
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