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2017年01月01日

カラオケボックスで起こる怪異

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

いや~、昨晩は、怖くない話を書こうと思い、ついつい熱が

入ってしまいまして・・・・。

年越しそばも食べられませんでした。

紅白も観られず、ガキ使も観られず、気が付けば

平成29年になっておりました。

そこでも、まだ書き続け、気が付けば、外も明るくなってきてしまい、

さすがに、何やってろんだろうか?と気付き、とっとと寝ましたとさ(涙)

まあ、こういう年越しも新しいトレンドとして良いのかなぁ、と最近

考えてまして・・・。

で、これから、家族でハワイへ向けて出発で~す!


























嘘です(泣)

正月は、何処にも行かず、ずっと家で過ごしますので、もっともっと

怖くない話を書く事になるのかな~と思ってます。

宜しければ、お付き合いくださいな!(長いですけどね)

それでは、怖くない話。

スタート。スタート。



これは、俺の趣味関係の後輩から聞いた話である。

彼は東京の大学を卒業したのだが、実は卒業するのに4年半かかった。

単位が足りず、半年遅れで卒業。

しかし、新入社員として入社できるのが、4月だったので、その間、

金沢市に戻り、カラオケボックスで半年間、バイトしていたらしい。

だから、カラオケボックスの裏話的な話をネタとして多く持っており、

その中で、唯一、怖い話として教えてくれたのが、以下の話である。

噂話として、カラオケボックスには、どの店にも監視カメラが設置されて

いるという話を聞くが、殆どの場合、それはありえないという。

実際、大手のカラオケチェーン店には、設置している店は無いらしく、

もしも、そういうカメラらしきものが有ったとしても、完全な

ダミーとの事だった。

実際、各部屋ごとに監視カメラを設置したとしたら、それを

モニターし、操作する設備と合わせると、とんでもなく高額になって

しまうとの事。

ただし、一部の個人経営の小さなカラオケボックス店には、例外も

存在するらしく、防犯や風紀的な理由で設置するのだという。

そして、彼がバイトしていたのが、そういう個人経営の店だった。

しかし、その店が監視カメラを設置した理由は、防犯や風紀という事ではなく、

他に理由があった。

とにかく怪奇現象が多く発生するのだという。

ラップ音や物が勝手に動くなどは日常茶飯事であり、店の従業員も、それなりに

耐性がついてしまつており、さほど怖がる事もなく、

あっ、今日は10番の部屋は、ヤバそうだから、あまりお客さんを入れない

ようにしよう!

という風に、監視カメラを利用していた。

しかし、そんな中でも、例外もあるらしく、2階の一番奥から、ひとつ手前

の部屋(仮に15番の部屋とする)は本当に危険で、全ての従業員が

その部屋に近づくのを避けた。

だから、当然、お客さんにも、その部屋を使わせる事は避けていたらしい。

ただ、週末で店が混みあい、お客さんが順番待ちをしている時などには、

お客さんが勝手にその部屋が空いている事を見つけて、強引にその部屋

を利用する事もあったらしい。

ただ、どんな客も、時間よりも早く切り上げて、青い顔をして帰っていく。

更に、15番の部屋の更に奥の部屋。

その部屋自体には、何も出ない、ということだが、その部屋を利用していると、

隣の部屋から異音や悲鳴のような声が延々と聞こえるという苦情が必ず

来るらしく、可能な限り、その隣の部屋も利用させるのは避けていたという。

そんな15番の部屋だが、実際に俺の友人も何度も怪奇現象に遭遇した。

使用していない15番の部屋から、内線電話が掛かってきたりするのだが、

その店のバイトとして入店したばかりの頃に、彼は間違ってその電話に

出てしまう。

15番の部屋からの内線電話が鳴っても、絶対に取ってはいけないというのが、

暗黙のルールだったらしいのだが。

電話に出ると、ボソボソと小さな声が聞こえたらしい。

よく聞き取れなかった彼は、

よく聞こえませんので、もっと大きな声で話して頂けますか?

と言ってしまう。

すると、受話器の向こうから

いまいきますから・・・・

そう聞こえた。

ただ、その時点で15番の部屋からの内線電話だということに気付いた

彼は、すぐに受話器を置いた。

そして、店長に、興奮したようにその話をすると、

危ないから今日はもう帰りなさい。今すぐ、急いで!

まるで、怒ったような口調だったので、彼は、

なにをそこまで怖がる必要があるんだ?

と考えながら荷物を持ち、急かされるように廊下に出ると、ちょうど、びしょ濡れ

の女がヒタヒタと階段を下りてくる所だったらしい。

そして、彼を見つけると、

ニターっと笑って滑るように階段を下りてきた。

彼は反射的にダッシュして逃げたらしい。

本能的に、危険なものである、とすぐ認識出来たから。

そして、急いで駐車場に向かうと、その女はもう追いかけては来なかった。

店の外には出られないのか?

と、彼はホッとして家路についた。

が、翌日、出勤すると、店長にかなりの嫌味を言われた。

君が電話に出てしまったから、昨日の夜の営業は散々だったよ。

お客さんにも迷惑が掛かったし、またその苦情を処理するのに、疲れ果てて

しまったらしい。

店長はそれ以上詳しくは話さなかったが、その日、彼が帰ってからは、

まるで、彼を探し回るかのように、各部屋の窓から、その女が部屋の中を

怖い顔で睨みつけていたらしく、また、廊下やトイレにも、待ち伏せし、

驚かすようにして、その女が突然姿を現し、顔を覗きこんだ。

中には驚いて転び軽い怪我をしてしまう客もいて、店長は、各部屋に

出向いては、謝り続けたらしく、店も早めの時間に閉店したらしい。

そんな彼だったが、彼自身が体験したわけでもないので、怖いと言われても

いまひとつ実感が沸いていなかったという。

ただ、ある日、彼が体験したことにより、彼は思い知らされる事になる。

その日は、雪が降っていたらしく、平日ということもあり、お客さんの

入りは、いまひとつだった。

そんな時、1人の女性が来店し、空いている部屋の中から、15番の隣の部屋

を利用した。

綺麗な女性であり、雪のせいなのか、髪も服もびっしょりと濡れていた。

その当時は、1人カラオケというのは珍しく、更に、他の部屋も空いているのに

わざわざ15番の奥隣りの部屋を利用しようとするので、丁重に他の部屋に

するようにお願いした。

だが、1人で歌の練習をしたいので、隅っこの部屋が良い、とのことで

頑として譲らなかった為、店長とも協議のうえ、それを了承した。

で、彼が、そのお客さんを連れて、部屋へと案内した。

15番の部屋の前を通る時、ちらっと部屋の中を見たのだが、特に異常は

なかった。

部屋へ入ると、電気とカラオケ設備の説明をして、退室時間を告げて、その部屋

を出た。

そして、スタッフルームに戻ろうとして、15番の部屋の前を通った時、

その女が部屋の窓に張り付くようにして、こちらを見ていた。

その女と目が合ったり、気付いたのを悟られると大変な事になると知っていた

彼は、なんとか平静を装い、スタッフルームへと戻った。

しかし、すぐに、その部屋から内線電話が入った。

そして、カラオケの調子が良くないのですが、もしも可能なら、隣の部屋も

空いているようですので、その部屋を利用出来ませんか?

という内容だった。

さすがに、それは承諾できなかったので、

今すぐに伺いますので、お待ちください、と言って受話器を置いた。

そして、その女性を説得する為に、急いでその部屋に向かった。

部屋に入ると、先程の女性が、そのままの状態で座っていた。

動いたような形跡も無かったので、もしかすると、その女性がごねている

のかもしれないと思い、カラオケ設備をチェックした。

すると、その女性がいうように、カラオケ機器が電源すら入らない。

おかしいな?

と思い、色々と点検していると、背後から声が聞こえた。

どうして、隣の部屋では駄目なんでしょうか?

彼はビクっとして、振り返る。

しかし、そこには、先程までと同じく、綺麗な女性が微笑んで立っていた。

彼は、返事に困り、適当な嘘をついたのだが、それは全て否定されてしまう。

そこで、もう本当の事を言うしかない、と思い、15番の部屋にまつわる

話を聞かせた。

すると、その女性は、身を乗り出すようにして、話に食いついてきた。

そういう話が好きなのだという。

そして、責任は自分が持つから、その部屋の怪奇現象を体験させてくれないか?

と聞いてきた。

彼は、もうその場に居るのが耐えられなくなってきており、早く開放されたかった

ので、その女性の願いを聞き入れる。

もうどうでも良かった、のだという。

そして、そのまま、2人で部屋を出て、15番の部屋の前まで来た。

一応、部屋の中を確認するが、例の女は居なかった。

だから、15番の部屋にさっさとその女性を案内してしまおうと思い、

そそくさと、その女性を部屋の中に招きいれた。

そして、部屋の電気をつけ、カラオケ機器の電気をつけていると、突然、

内線電話が鳴った。

ドキっとしたが、とりあえず、受話器をとった。

すると、受話器の向こうから、バイト仲間の怒鳴るような声が聞こえた。

何やってるんだ?お前。例の女と一緒に何してる?

なんでもいいから、すぐに逃げろ!

そう言われた。

すると、背後から

ぼうや?気付かなかったのかい?

という声が耳元から聞こえた。

心臓が止まるかと思った。

後ろを振り返らないように、一気にドアまでダッシュした。

そして、後ろ手で、ドアのノブを開こうとするのだが、ドアは全く開こうとしない。

すると、急に

ゲラゲラという下品で甲高い大きな笑い声が聞こえた。

その声にビクっとして、彼はその女の方を見てしまう。

異常に背の高い女。

薄汚れたドレスのような服を着ており、その足は裸足だった。

髪はかなり抜け落ち、細過ぎるその体と相まって、人間には見えなかった。

そんな女が口元からヨダレを垂れ流しながら、前方にうな垂れるようにして

立っていた。

そして、その女は、ダラダラと床にヨダレを垂らしながら少しずつ近づいて

来ており、もう生きた心地がしなかった。

その時、ドアの外から、号令のような声が聞こえた。

バイト仲間が助けに来てくれたらしい事が判り、とても心強かった。

そして、その号令に合わせる様に、彼は、ドアに肩から体当たりした。

方に激痛が走ったが、ドアは勢い良く開いてくれた。

彼は、痛みも忘れ、すぐに体を反転させると、そのまま廊下へ飛びだした。

勢いあまって転んでしまう彼。

一瞬、助けに来てくれたバイト仲間と目が合い、お互いに喜び合ったが、

すぐに現実に引き戻される。

その女がヒタっヒタっと廊下へと出てこようとしている。

慌てて、後ずさりするようにして、距離をとろうとする彼。

しかし、その女は、バイト仲間達には、目もくれず、恐ろしい形相で

彼の方へ両手を伸ばしながら追ってきた。

急いで起き上がり、階段の方へと走り出す彼。

ただ、何故か、全力で走っているのにも関わらず、その時は、何故か全てが

スローモーションのように感じたという。

捕まったら憑り殺される。

彼は恐怖した。

しかし、これだけの騒動にも関わらず、他の部屋の客は、全く気付かないようで、

まるで、彼だけが、別の世界に居るようだったという。

そして、いよいよ、階段という所で、彼はその女に髪をつかまれる。

思わず振り向いた彼の顔に飛び込んできたのは、満足そうな女の顔。

先程よりも、更に腐り朽ち果てたような顔になっており、その顔が

さも満足そうに笑った。

もう、彼はどうとでもなれ、と思い、

そのまま階段の方へと全体重を掛けた。

すると、ブチブチという嫌な音とともに彼の頭は、その女から解放された。

と同時に階段を転がるようにして落ちていく彼。

何とか頭だけは守ろうとしたらしいが、1階に着くころには彼の体は

全身が立てない程の激痛に包まれていた。

しかし、そんな事よりも、彼にはその女への恐怖の方が強かった。

振り返っている暇は有るはずもなく、彼はそのまま這いながら、出口を目指す。

以前の経験から外に出れば、もう追って来れないのを知っていたから。

どこかの骨が折れているのは自分でも判ったが、そんな事よりも命が大切だった。

彼は、それこそ、死に物狂いで這い続けた。

そして、やっとのことで、体半分が店の外に出た。

が、そこで、足がガシっと掴まれた。

とても冷たい手。

見なくとも、それが、あの女だというのは、すぐに判った。

だから、必死になって抵抗した。

それでも、その女の力は強く、体が少しずつ店の中へと引き戻される。

その時、彼自身も不思議だったそうなのだが、その女に対する恐怖よりも、

その女に対する込み上げてくる怒りが勝ったらしい。

そして、彼は、

ふざけんなよ!このくそババア!

とありったけの大声で叫んだ。

すると、一瞬、その女は呆然としたように動きが止まった。

今しかない!

そう思った彼は、掴まれた足を振りほどき、店の外へ出た。

すると、その女は、

覚えたからな~その顔、その声

そう言いながら少しづつ消えていったらしい。

その後、気を失った彼は、救急車の中で目が覚めた。

とんでもなく体中が痛かったが、命が助かった事が凄く嬉しかった。

そして、その後、彼は肋骨と片手、片足の複雑骨折。

更に、全身の打撲などにより、3ヶ月ほど入院することになった。

そして、退院後、店長に電話すると、

もう済んだ事だから。でも、命が助かって良かった。

以前、君と同じような目に遭ったバイト君が、精神を病み、その後、自殺した。

だから、もうこの店には二度と近づかないほうが良いよ。

バイト代は、きちんと振り込んでおくから。

だから、この事は他言無用で頼むね。

そう言われた。

バイト代金は、口止め料も入っているのか、予想よりもかなり多く振り込まれていた。

その後、その店には、バイトとしても、お客としても近づいていないそうだ。

だが、いまでもきっちり店は存続しており、それなりに繁盛しているらしい。

このカラオケ店は、金沢市に今も実在している。







Posted by 細田塗料株式会社 at 17:50│Comments(4)
この記事へのコメント
k様
あけましておめでとうございます。
本当にハワイに行かれるのかと思いました。
強烈なカラオケ店ですね・・・・
そんな霊に会いたくなーい!!
命が助かったのでよかったですねー
Posted by ちんぱん at 2017年01月01日 21:16
営業のKさん

新年、明けましておめでとうございます!
奇遇ですね〜私達家族も年末からハワイ旅行、今ホテルからの書き込みです・・・と言う夢を見る、酔っ払い親父です(笑

新年早々、年明けに相応しい怖くない話・・・参りました(笑
やはり金沢最恐、これは怪異現象の宝石箱やぁ〜・・・さておき、そんなカラオケボックスが今なお営業し、しかも繁盛している?・・・世の中不思議ですね(泣
悪い噂が広まれば、それが例え虚偽であっても閉店になる事もありますからね。怖いもの見たさ、肝試し感覚が集客力となっているんでしょうか?・・・まさかね(泣

記事を読み進めるにつれ、その映像が脳裏に浮かび、まるで自分がご友人の立場になった様な感覚で読み終えましたよ(泣
何時も思いますが、ご友人が無事で何よりです。

そんなに根を詰められて大丈夫ですか?・・・と怖くない話愛好家の私が聞くのも何ですが・・・(笑
それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年01月01日 21:52
私もカラオケで奇妙な体験をしたことあります。
友人といたのですが、勝手に曲が入るんです。同じ曲が少なくとも2~3回は立て続けに入ったように記憶してます。店側に言って部屋を変えてもらいました。
他の部屋のリモコンがその部屋に届いてるのかとも思いましたが…。
Posted by ちゃんふ~ at 2017年05月14日 01:45
今でもそのカラオケボックスが繁盛しているのは、きっと、その幽霊がお客に、「来てくれないのなら私が行きます。」と言うメッセージを送っているからだ!
Posted by ボラギ誠 at 2017年05月17日 19:27
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