› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 切なく、心が温かくなる霊の話

2017年01月02日

切なく、心が温かくなる霊の話

サインディスプレイ部 営業のKです。

本当に北陸の正月なのか?と疑問に感じるほどの

穏やかな晴れの日ですね。

私は、自分が体験した事は元より、知人や友人から話を

聞いた時には、忘れてしまわない様に、きちんと整理して

ノートに書き留めてます。

ただし、話の素材は有っても、パソコンに向かい、ワードソフトを

立ち上げても、一向に話が書けない時も、よくあります。

だから、スラスラと書き込める時に書いておかないと、

後々、辛くなってきますね。はい。

なので、誤字・脱字は、ご勘弁くださいませ。

それでは、今日も時刻は早いですが、怖くない話、

いってみます。

今回は、怖いというよりも、何か切なく、そして暖かくなるという

暖冬に、逆行した話になっております(笑)

それでは、どうぞ!


これは、小学校の先生をしている友人から聞いた話である。

彼女は、金沢市内の小学校で2年生のクラス担任をしている。

そのクラスにはA子ちゃんという女の子がおり、可哀相な家庭環境もあり、

彼女は、特にしっかりとサポートするように努めていた。

そのA子ちゃんだが、先ず、父親がギャンブルにハマッテしまい、ろくに

仕事もせず、結局、多額の借金だけを残して、行方知れずになってしまっていた。

そして、お母さんは、当然、夫とは離婚し、実家へと身を寄せた。

離婚により、夫の借金の代理返済だけは免れたのだが、元々、実家も

裕福ではなく、A子ちゃんは、いつも汚れた靴や勉強に使う文具も、それこそ、

誰かの使い古しのような物を学校に持ってきては、クラスの皆から、

からかわれていたという。

そんな矢先、A子ちゃんのお母さんが病に倒れる。

ずっと我慢してきたのか、入院した時には、もうかなり重篤な状態であり、

ずっと、集中治療室での治療が続いた。

しかし、周りの大人達は、お母さんが、それほどに酷い状態であるとは

A子ちゃんには言えず、そしてA子ちゃん自身も、そんな事は微塵も

考えた事は無かった。

それは、お母さんがいつもA子ちゃんの前だけは、気丈に元気一杯に

振舞っていたから。

もう少ししたら元気になるからね!

そうしたら、一緒に楽しい所に行こうね!

お弁当持って。

動物園とか遊園地とか・・・・。

だから、A子ちゃんは、勉強頑張ってね!

そうしたら、お母さんはもっと頑張って、もっともっと早く退院するからね。

そのやり取りを聞いていると、回りの看護師達も、ついつい涙が流れてきて、

それを隠すのに苦労していたという。

何故なら、実際のところ、お母さんの状態はもう既に末期であり、完全な手遅れ

でした。

あとは、どれだけ多くの日数、A子ちゃんに会えるのか?という感じであり、

いつも、集中治療室では、苦しそうに呼吸し、痛みで顔を歪めていました。

でも、毎日A子ちゃんが見舞いに来た時だけは、いつもの様子が嘘のように

元気に喋るお母さんの様子を見ていると、母親としいのは、強く偉大なのだと

皆が感じずにはいられませんでした。

そんなある日、学校が終わると、A子ちゃんは、いつもよりも元気に満面の笑み

を浮かべてお母さんのお見舞いにやって来ました。

そして、こう言ったそうです。

ねぇ、ママ。

私、お母さんに早く元気になって欲しかったから、お勉強すごく頑張ったんだよ!

そしたら、作文で賞を貰ったの。

そして、今度の授業参観の日に、それをみんなの前で発表するの!

だから、今日も先生と一緒に作文を読む練習をしてきたんだ!

だから、お母さん、絶対に観に来てね。

そしたら、病気なんか、すぐ良くなると思うよ!

A子ちゃんは、本気で、自分が勉強を頑張れば、お母さんの病気が治ると

信じて一生懸命頑張ってきました。

だから、それで、お母さんの病気が治せる、と本気で信じていたようです。

でも、お母さんは、そんなA子ちゃんの気持ちが嬉しくて・・・。

泣きながら、ありがと。ありがと。と繰り返し、そして

A子のお陰でお母さん、元気が出てきたからね。

だから、絶対に授業参観に行くからね!

そう言いました。

その時のA子ちゃんの嬉しそうな顔は、逆に看護師さん達にとっては、とても

辛く悲しい気持ちにさせました。

そう。

お母さんの余命は、もう僅か。

というよりも、今、生きている事自体が奇跡のような状態だったからです。

でも、それから授業参観までの数日間、お母さんは生き続けました。

A子ちゃんとの約束を果たす為に。

そして、授業参観の当日、A子ちゃんは、教室でずっとお母さんが来るのを

じっと待っていました。

やっぱりお母さんの病気は、そんなに簡単には治らないのかなぁ?とそんな気持ちに

なってしまい、いつもじっと我慢していた涙が溢れてきてしまいました。

すると、授業が始まる直前に、A子ちゃんの頭を優しく撫でる手が・・・。

ハッとして振り返るA子ちゃんの目には、優しい笑顔で頭を撫でているお母さんの姿

が映りました。

やっぱり・・・本当に来てくれたんだね?

そう言うA子ちゃんに、お母さんは優しく

A子が頑張ってくれたんだから、お母さんも頑張らないとね。

これからは、いつも一緒に居るからね。

何があっても、どんな事になっても、いつも一緒!

A子ちゃんは、嬉しそうに大きく頷きました。

そして、いよいよ、授業が始まると、A子ちゃんは、時折チラッと

お母さんの顔を見ては、照れくさそうに作文を読み上げました。

俺の友人である先生も、何度かお見舞いに行った事が有り、病状を

知っていた為に、何故来られたのか?と不思議に思ったそうですが、

間違いなく、お母さんは、その授業参観の場に来ていたとの事であり、

他のお母さん方も、何人かは、その姿を見ていたという事です。

そして、満面の笑みで作文を読み終えると、A子ちゃんは、お母さんの

方を振り返ります。

でも、そこには、お母さんの姿はもうありませんでした。

授業参観が終わり、母親達と一緒に下校する友達のなかを掻き分けるようにして、

A子ちゃんは、病院へと急ぎました。

授業中に、お母さんの体調が悪くなったのかも?

そう思ったから・・・。

でも、病院へ着き、いつもの集中治療室へ入ると、そこにはもうお母さんの

姿はありませんでした。

そして、1人の看護師がA子ちゃんの姿を見つけて、駆け寄り、泣きながら

こう言いました。

お母さんね。天国に行っちゃったの。ごめんね。

すると、A子ちゃんは、

もしかして、私が授業参観に来て、なんてワガママを言って無理させたから、

お母さん、天国にいっちゃったの?

と泣きながら尋ねられると、もうそれ以上は何も言えなかったそうです。

そして、迎えに来た祖父母と共に、しょんぼりと帰っていったそうです。

でも、話は、ここで終わりではありません。

その数日後、A子ちゃんが病院の看護師さん達の所へやってきてこう言ったそうです。

あれから、お母さん、私のそばにずっと居てくれるの!

本当に元気で優しいんだよ!

だから、看護師さん達に、お礼を言いに来たの!

と満面の笑みを浮かべて。

普通なら、こんな事を子供が言えば、

悲しみで少しおかしくなってしまったのかも?

と思うのかもしれませんが、その看護師さん達は、それが十分にありえる事

だと皆が思ったそうです。

授業参観の当日、授業が始まる時刻のほんの少し前に、お母さんは、自ら

生命維持装置を外し、そして亡くなられたそうです。

でも、その顔は、本当に幸せそうな満面の笑みを浮かべていたのを、そこに

いる全員が見ていたから。

勿論、俺もその話を聞いて、

きっと本当なんだろうな!

と思った。

この世には、悪人も善人もいるのと同じように、霊にもそういうのがいる方が

当たり前の事だと思う。

その子が大きくなるまで、いや、大きくなって、1人でしっかり生きていけるように

なるまでは、そのお母さんは、ずっとA子ちゃんのそばを離れないのだろう。

そして、そういう霊の邪魔をする者がいるとしたら、それは絶対に許せない、

そう強く感じた。

この親子の繋がりは、実在する。






Posted by 細田塗料株式会社 at 14:21│Comments(4)
この記事へのコメント
いい話だなぁー
生きていても自分の子供を殺すひどい世の中
亡くなってもA子ちゃんを守ろうとする母親・・・
じーんときてしまいましたよ。

私は、自分が体験した事は元より、知人や友人から話を
聞いた時には、忘れてしまわない様に、きちんと整理して
ノートに書き留めてます。
k様もエライ!!

私もホワイトボードに 豆腐 自動車共済戻し 免許更新 病院 と忘れないよう書いております・・・・・
Posted by ちんぱん at 2017年01月02日 19:39
営業のKさん

そうですよね、タイミングがありますもんね。
集中して一気にこなす方が、作業も捗り、良いアイディアも思い付きますね。
私の仕事もそんな感じです(笑

肉体と言う制約に自ら終止符をうち、本当の自由?を得て、我が子を見守る・・・切なくも暖かい母性に溢れる記事ですね・・・子が親を、また親が子を自らの手で殺める事件も増えるなか、色々と考えさせられます。

その女の子はどの様に成長して行くのでしょうか・・・きっと素敵な女性へと、そして母へとなるのでしょう・・・是非そうなって欲しいと願わずには居れません・・・勿論、傍らには、素敵な人生のパートナーが微笑んでいる事は間違いないと。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年01月02日 21:01
こんばんわ!
とってもステキな話を、ありがとうございました。
自分も、こんな風に、愛にあふれた霊になりたいと思うのは、おこがましいですね(笑)

今年も、楽しみにしています。
おカラダ大事にして下さいね。
Posted by 加賀市M at 2017年01月02日 21:33
最後の「この親子の繋がりは、存在する。」っていう一文が、胸にグッと来ました。
(短文すいません)
Posted by a100-7 at 2017年05月22日 15:38
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count