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2017年01月13日

片町のパーキングには・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日の金沢市内、まだ雪も積もっていないのに、何故か

かなりの数の事故を見ました。

明日の朝には、きっと雪景色だろうから、皆さん、

運転にはお気をつけください。

ちなみに、明日の夜も新年会だ~!

その前にしっかり雪かきしておかないと、飲んで帰宅しても

家の鍵が開けて貰えないので、頑張るぞ~(涙)

それでは、怖くない話、どうぞ~



これは俺が体験した話である。

何処にあるとか、名前などは営業妨害と言われかねないので、書かないが、

これは片町にある、とあるパーキングでの話である。

その日、俺は取引先の社長さんと、そしてその社長さんの知人2人の計4人

で片町で飲んでいた。

片町までは、社長さんの車で送ってもらい、車をパーキングに停めてから

他の2人と合流、強い酒を1人で飲みすぎてしまい、気持ち悪くても

吐けない体質の俺は、もう完全にダウン状態になった。

それでも、その社長他3人はまだ飲む、とのことで俺は、

それじゃ、お先に失礼しますね~

と言ったのだが、許可がおりず、

少し楽になるまで、パーキングに停めた車で休めば?

と言われ、仕方なく従う事にした。

時刻は、もう午前1時は回っていたと思う。

社長さんの車は、レクサスであり、革張りのシートだったので、酔った体には

本革シートの感触が、とても気持ちよかった。

なので、俺はすぐに眠りについてしまう。

そして、ある物音で目が覚める。

時計を見ると既に1時間余りが経過している。

少し寝たせてか、体はかなり楽になっていた。

そして、俺を眠りから覚ませたのは、ガラスを鋭利な爪で引っ掻いた時の様な

キーキーという生理的に我慢出来ない音。

俺は、思わず体を起こし、そして、その音の発信源を探した。

すると、駐車場の車にまとわりつく様にしながら、手の指でフロントガラスを

引っ掻いている女がいた。

白い布きれの様な服を着て、その足は裸足だった。

ただ、髪型も普通にきちんとセットされており、その容姿からは、何処にでも

居る様な普通の女性にしか見えなかった。

もしかして、頭のおかしい奴?

そう思ったのだが、その考えは次の瞬間、頭から消える。

その女は、無作為に、順番など関係なく、広い駐車場を行ったり来たりしている。

その移動が、まるで瞬間移動でもしているかのようにパッと消えたかと思うと、

次の瞬間には、かなり離れた場所にある車の窓を覗き込んでいた。

間違いなく人間ではなかった。

そして、それは、必死に何かを探しているのか、車のフロントガラスに

ベッタリと顔を張り付かせるようにして、覗き込んでいる。

その様子は、とても奇妙で不気味な光景だった。

車から出て逃げるか、それとも車の中に隠れてやり過ごすか?

しかし、冷静に考えて、あの移動速度からは逃げられないのは明白だった。

だから、俺は何とか車の中で身を小さくし隠れ、そしてやり過ごすという

方法を選んだ。

それからは、ジッと耐えるしかなかった。

後部座席から足元スペースへと体を潜り込ませ、そして先程まで掛け布団の

代わりに使っていた大き目のタオルを上半身にかけた。

そして息を殺し、じっと待った。

ただ、何しろ、車の並びなど関係なく動くその女に備えるのは簡単ではなく、

ずっと動きを止め息を殺し、じっとしているのは苦痛以外の何物でもなかった。

一体いつまで待てばいいんだ?

やっぱり車から外へ逃げた方が正解だったのかも?

そんな事を考えていると、次の瞬間、すぐ近くで

キーキー、キーキーという音が聞こえた。

間違いなく、今、この車を覗き込んでいる!

そう思うと、更に体は硬直した。

それでも、俺は一切の音も立てず、身動きひとつしなかった。

すると、キーキーと聞こえていた音が消える。

もう他の車に移動したのかもしれない。

そう考えたが、何故か、先程まで聞こえていたキーキーという音が全く

聞こえてこない。

もうこの駐車場から離れていったという事なのか?

考えれば考えるほど、答えは出なかった。

だから、俺はそーっと顔を上げ、辺りを確認した。

勿論、息を殺し、物音を立てない様にしながら・・・・。

俺は思わず、ヒッと声を出してしまった。

俺が顔を上げた、すぐ横の窓に、その女が張り付いていた。

思わず目が合ってしまった。

その女は、先程までの普通の姿ではなく、顔はまるで蛇のようであり、

体から伸びた手足は異様に長かった。

そして、その女は俺が、自分の存在に気付いた事が嬉しいのか、大きな口を

開けて嬉しそうに笑った。

声は聞こえなかったが、間違いなくその顔は笑っていた。

そして、その口に歯というものは一本も存在していなかった。

その後、ひとしきり笑うと、今度は、俺が呆然と凭れ掛かっているドアを

強引に開けようとする。

その力は、とても強く引っ張る度に、ドアがしなるのが判った。

どうする?

そう考えた俺は、急いで運転席へと身を乗り出し、クラクションを押し続けた。

鳴らしている俺自身がうるさく感じるほどの大きな音。

だが、誰もその音に気付かないかのようだった。

もしかすると、またしても、あっちの世界に入ってしまったのか?

しかし、そんな事には目もくれず、その女は、ひたすらドアをこじ開けようとする。

その時、俺には不安があった。

確かに酔っ払って車まで連れて来て貰い、後部座席に寝かせられた。

その時、無意識に、近くのドアをロックしたのは覚えている。

しかし、その他のドアをロックした記憶は無かったから・・・。

しかし、それにも増して不可解なのは・・・。

その女は何かを探している様に見えた。

そして、今、俺を見つけて嬉しそうにドアをこじ開けようとしている。

女が探していたのは、俺なのか?

いや、俺には身に覚えも無ければ、そんな女は見た事すら無かった。

そんな理不尽への怒りが込み上げたが、今の俺には、ドアのロックの方が

重要事項だった。

だから、そーっと悟られない様に、運転席と助手席のドアを確認した。

何故か、ドアはきちんとロックされていた。

無意識に集中ドアロックで全てのドアをロックしてのかも?

そう思った瞬間、背後からバンっという音が聞こえた。

そして、先程まで、ドアをガチャガチャされていた音も消えていた。

諦めたのか?

そう思ったが、先程の背後からのバンっという音が気になった。

すると、突然、背後から

クックックッ、という小さな笑い声が聞こえ、そして次の瞬間

キャッキャツキャ、という甲高い笑い声に変わった。

車内に入られてしまった!

全身から血の気が引いた。

そして、

入れちゃったよ~

何しようか~

そんな声が聞こえた。

見ないようにしていても、ついついルームミラーを見てしまう。

そこには、ベタベタした緑色の皮膚をした腐乱した女の顔があった。

とっさにドアを開けて、外へ飛び出そうとした。

だが、ロックを解除しても、何故かドアは開かなかった。

そして、まるで蛇に睨まれたカエルのように、全く身動き出来なくなる俺。

すると、背後から、にゅーっと手が伸びてきて、俺の首を掴んだ。

俺は、何とか、ポケットに入れているお札を握り締めるのが精一杯だった。

そして、俺の意識はどんどん遠のいていき、

今度こそは助からないのかも・・・・・

そんな事を考えながら、そのまま意識を失う。

その後、どれくらいの時間が経過したのだろうか。

俺は、強い力で体を揺さぶられて目を覚ます。

車のオーナーの社長さんだった。

俺は、生きてるのか!と妙に嬉しかった。

ただ、先程の出来事は、到底、夢として片付けられるものではなく、

何故か、それは傍らで心配そうな目で俺を見ている社長さんの様子

からも、窺い知る事ができた。

俺の首についた手形。

そして、俺の蒼ざめた顔。

そして、なにより、社長さんの愛車レクサスのボディについた擦り傷と

大きな凹み傷が、ただ事ではないことを社長さんにも知らせていたようだ。

その後、俺は、代行で社長さんに付き添われ、家まで帰った。

そして、その後、レクサスの修理代を請求される事はなかった。

片町の駐車場に出る、その女は確実に存在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:08│Comments(4)
この記事へのコメント
K様
うわーん 霊ってどこにでもいるのねー
怖すぎ!!
車にも塩おいておこうかなぁ
まぁ私は霊感ないから来てもわからんです。
交通事故死でもした霊ですかねー

それにしてもk様モテますねー幽霊に・・・・(笑)
Posted by ちんぱん at 2017年01月13日 22:38
営業のKさん

こちら福岡、夕方からの雨に、昨夜はかなり冷え込みました。
なので今朝は白銀の世界かなと大袈裟な心配していましたが・・・何時もと変わらぬ、新年会帰りの朝でした(笑

・・・片町、恐るべし・・・。
その駐車場に住み着く怨霊なのか、巡回場所の一つに過ぎないのか・・・それともKさんを求めて来たのか・・・いや〜めちゃくちゃ怖くない話ですね(泣

あのレクサスのドアをしならせる程の怪力、それでももげないドアノブに感心・・・雨漏りなど皆無の高級車のどこから入り込んだと言うのでしょうか・・・鍵穴?・・・まさかね。

いやいや、ご無事で何よりです。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年01月14日 07:43
Kサマ

雪ですね~
体調大丈夫ですか?
金曜日に久しぶりに片町へ飲みに出ました。
Kサマの片町のお話しがいつも頭に残って消えなくて
飲みに出る度にどこのビルの話なのか
キョロキョロしながら歩いています。
特にビルの上が気になって
いつも上ばかり見ていましたが、これからは
いっぱいある駐車場も加わりそうです(笑)
明日も雪続くみたいなので運転もお気をつけて!
毎日楽しみにしていますね~!
Posted by ファン子 at 2017年01月15日 14:28
今夜はここまでが限界ですが…
酔った勢いでこれ以上読むのは危険(自分自身の怖いバロメーターが)危険と判断しました(汗)
先を読んでいないので、この先の展開が気になりますが、
私が言うのもなんですが、、、お身体には十分お気を付け下さい(^^)/
Posted by T at 2017年05月21日 22:26
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