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2017年01月25日

その廃村には近づいてはいけない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

お久しぶりです。

皆さん、お元気でしたか?

いよいよ、今夜から、ユルユルと復活します。

これからは、以前から書こう書こうと思っていた

資本主義社会におけるマクロ経済の変遷とそれに伴う実践的競争力、という

問題について、グローバル且つワールドワイドな視点でお届けしていきたいと

思っておりますので、宜しくお願い致します。

この点について論ずるには、まずマルクス資本論における功罪というものにも

言及しなければなりません。

言うなれば・・・言うなれ・・・いう・・・・・・ううううううううう

すみません。

やっぱり無理です。

怖い話しか書けません。

この程度の奴ですので、これからもお気軽にお付き合いくださいませ!

数日間の休息?のお陰で、何本かの話を書く事が出来ました。

まあ、待っている読者様など、殆どいないのは承知しておりますが、

やはり、知っている怖い話を誰かに話せないのは体に悪いです(キッパリ!)

ということで、復活した、怖くない話、スタートします!



友人に廃墟マニアではなく、廃村マニアの男がいた。

彼は廃村らしき情報を見つけると、いつも1人で出掛け、そして廃村を

徹底的に調べるのである。

装備も、まるで登山かキャンプにでも行くのか?と思えるほどの重装備で。

そして、ビデオや写真を撮っては、それを編集して、楽しむらしい。

そこまでやるなら、いっそのこと、Youtubeにでもアップして小遣い稼ぎ

でもすれば良いと思うのだが、彼は、そういう事には興味が無いらしい。

では、何故、廃墟ではなく、廃村なのか?

いつもこの質問をすると、必ず即答で返事が返ってくる。

廃墟は、1人で探索するには怖過ぎるそうである。

団体行動を嫌う彼は、大前提として、1人で行動する、というのがあるらしい

のだが、さすがに1人で廃墟に行く度胸は無いらしい。

それに比べると、廃村は、ある程度車で移動出来、屋外ということもあって

それほど怖さは感じないのだという。

そして、廃村だと思って行ってみると、まだ1人だけ住居者が居たり、また

現地で色んな方にも出会えるので、怖いというよりも、楽しいと言っていた。

その時までは・・・・。

その日、彼はある事件があってから、村人が1人もいなくなったという噂が

あるらしい村の情報を仕入れてくる。

そして、さすがに1人で行くのは気味が悪いので、一緒に行かないか?と誘ってきた。

勿論、俺は即答でお断りしたのだが・・・。

ただ、まるで都市伝説の杉沢村のような場所が実際に有るとは思えないけど?

と嫌味を言ってやったのを覚えている。

ましてや、その村というのは、金沢市近郊にあるのだという。

そんな話は聞いた事が無かった俺は、

まあ、頑張ってくれ(笑)

と彼を送り出した。

そして、当日、彼は1人で計画を実行に移す。

生憎の雨模様だったが、そんなものでは彼のフロンティア精神?は全く揺るぐ

事はなかった。

家をスタートし、30分くらい走ると、既に辺りには民家もコンビにも無くなる。

あるのは、既に通電されていな古い自動販売機くらいのものだったらしい。

その光景に彼は心躍らせた。

そして、更に車を走らせ村に近づくと、うっすらと霧が出てきたという。

さすがに気味が悪くなってしまい、彼は正直なところ、

やっぱり、中止しようか・・・と思ったらしい。

ただ、そうしていると、少しずつ雨が弱まり、うっすらと青空も見え出した。

これなら大丈夫かも?

そう思いなおし、彼は車を進め、全く人気の無い村の中を進んでいった。

そして、村のはずれまで行き、そこからUターンして、ちょうど村の真ん中

辺りで車を停止させた。

そして、一軒一軒、村の家を見て回る。

納屋や倉庫らしき場所も見て回ったが、どこも埃はかぶっているが整然と

しており、何かの事件があった場所とは到底思えなかった。

そして、少しがっかりしつつ、車に戻ろうとすると突然背後から声を掛けられた。

彼は心臓が飛び出しそうになるほどびっくりしてしまう。

そして、急いで振り返ってみる。

そこには、まだ20代くらいの女性がひとり立っていた。

そして、彼にこう話しかけてきた。

こんにちは。

はじめまして。

私は◎◎という者なんですが、実は昔、私の祖父母がこの村に住んでまして・・・。

私も小さい頃、一度親に連れてきてもらった事があるんですけど・・。

すっごく懐かしくて。

でも、祖父母の家は、しっかりと釘が打ちつけられていて入れないんですよね。

でも、やっとここに来れたので、出来たら、その家に入ってみたくて。

だから、もしかしたら力を貸して頂けないかな?と思い、声を掛けてしまいました。

こんな感じだった。

彼は、びっくりしたが、どうせ、このまま帰るなら、せめて一軒でも良いから、

家の中を見てみるのも悪くないかな、と思い、

そういうことなら、協力させて貰いますよ!

と二つ返事で快諾した。

それに、その女性というのが、とても綺麗で可愛かったから、というのも、彼に

快諾させた要因のひとつであることは間違いなかった。

それで、彼はその女性に案内されるままに後ろをついて行った。

色んな会話をして、

ああ、今風の子だけど、良い子だなぁ、と思ったらしい。

そんな風に会話を楽しみながら歩いていると、一軒の大きな家の前に出た。

明らかに、この廃村で一番大きな屋敷だった。

そして、彼は、その女性に頼まれるまま、釘が打ちつけられた雨戸をはずし、

何とか、家の中に入れるようにして、作業を終えた。

そして、

せっかくですから、どうぞ、一緒に中を見ませんか?

と言われ、これまた二つ返事で快諾する。

家の中に入ると、この村がいつから廃村になってしまったのかは分らないが、

それにしても、埃1つなく、つい今まで誰かが生活していたかのような

内部だったという。

そして、1階を見て回り、2階へと上る階段を上がりかけた時、彼は

ある事に気付く。

この女性は一体どうやって、この場所まで来たんだ?

車なんか、どこにも無かったし、それに歩いて来れる距離じゃない!

それに、廃村の中で、見ず知らずの男を見つけて、こんなに簡単に声を

掛けてくるというのも・・・・。

彼は背中に冷たい汗が流れるのを感じた。

そして、心の中ではもう、

早く此処から出なければ!

という焦燥感しか無かった。

だから、彼は、何気にそーっと階段から降りて、先程の壊した雨戸の方

を目指した。

すると、階段の上にいる筈の女性が、雨戸へと続く廊下に立っていた。

右手に包丁らしきものを握り締めて・・・。

なんで?

さっき、俺よりも先に2階へ上がっていったのに・・・・。

もう彼の頭の中は完全に恐怖で満たされていた。

すると、その女性は、俯いたままポツリポツリと小さな声で何か喋りだす。

最初は何を言っているのか、分らなかったが、彼女の声が少しずつ大きくなってくる

と、はっきりと聞き取れるようになる。

痛かった・・・・

痛かったの・・・・

私、悪くないのに・・・・

だから、殺してやったの・・・・

そう・・・・みんなを・・・・

そして、突然ゲラゲラと笑い出した。

彼は

俺も殺されるのか?

こんな時こそ、冷静にならなくては・・・・

そう自分に言い聞かせ、何処か逃げ道はないか、と必死で探した。

すると、前方の廊下に立つ女は、よく見ると、右手右足、そして左手左足、と

まるで変なロボットのように小刻みに前へと歩いてくる。

彼は、とっさにその女の方へと走り出した。

人間とは思えない、しかも包丁を持った女に向かって走っていくのは恐怖

以外のなにものでもなかったが、それでも、彼にはギリギリで雨戸から

飛び出せるという確信があったらしい。

そして、なにより、彼に残されている逃げ道は、もうそこにしか無かったから。

雨戸から彼が飛び出す瞬間、彼の目には、俯いた顔を上げた女の姿があった。

その顔は、ひび割れたような亀裂が顔一面に広がっており、先程の可愛さは、

完全に何処かへ消え去っていた。

そして、車へ向かって走る彼の背後から、まるで獣の鳴き声のような

キー、キーという声が聞こえてきた。

そして、その声は、ダダダダーという足音と共にどんどん彼に近づいてきた。

もう車は目の前だったが、運転席に回っていたら追いつかれると思った彼は、

そのままキーレスで車のドアを開錠し、そのまま助手席へと飛び込んだ。

それと同時に車の助手席側のドアに何かがぶつかったような大きな音がした。

彼は急いで運転席へと移動し、ドアを集中ロックし、車のエンジンをかけた。

その女の姿はどこにも見えなかったが、すぐ近くにいるのは、感じる事が

出来たという。

そして、車を思いっきりスタートさせると車の天井を引っ掻くような音が聞こえた。

なので、彼は、車を急停止させた。

鈍い音がして、何かが車の前方に落ちる。

しかし、確認している暇などある筈もなく、彼は再び車を急発進させる。

車は、何かに乗り上げるような鈍い音がした。

それでも、構わず車を走らせ続ける彼の車だったが、すぐにミラーに何かが

映るようになる。

先程の女が、四つん這いになって、追って来ていた。

しかも、その速さは尋常ではなく、彼の車との距離はどんどん縮まっていく。

そして、何度か、車の運転席の窓の近くまで寄って来たが、何とか車を掴ませない

ようにして、運転し続け、しばらくして、県道まで出る頃には、もう見えなくなっていた。

それ以来、彼が廃村探索を止めたのは、言うまでもない。

この廃村は、金沢市近郊に今も実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:22│Comments(5)
この記事へのコメント
k様
風邪は完治なさったようで何よりです。
"まあ、待っている読者様など、殆どいないのは承知しておりますが"
そんな事ないと思います。
k様の文面からにじみ出る良い人柄のファンはたくさんいると思います。
女性の霊どんな亡くなり方したんでしょうかねー
それにしも
"その女性というのが、とても綺麗で可愛かったから"
男性っていつもこれww
東尋坊もこれでしたよねー(笑)
自業自得ってやつです。
Posted by ちんぱん at 2017年01月25日 21:55
待ってましたよ-。
Posted by かずお at 2017年01月26日 04:09
営業のKさん

寒くなりましたね〜やっと冬!って感じです。

>マルクス

あぁ〜得意分野ですよ・・・美味しいんでしょ?
以前は限られた港での美味が、冷凍技術の発達と流通手段の進歩によって、 店先に並ぶようになったとか・・・間違ってますか?

これまた強烈な怖くない体験ですね・・・アクションホラー映画並みの展開です(泣

疾走する背後から迫り来る奇声と足音・・・車外からの異音にヤイヤが何かを乗り越える感触・・・私なら泣きながらお漏らし確実(キリッ!
そして四つ足で駆けるってインプレッサ?ランサー?酷道最恐やないですか。
その廃村マニアのご友人が、無事で何よりです

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年01月26日 12:06
私も待ってましたよ〜( ´ ▽ ` )ノ
Posted by N at 2017年01月26日 21:05
読んでますよ〜!!
Posted by ちはるる at 2017年02月05日 22:28
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