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2017年02月06日

それは母親ではない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆さんは、自分の母親が、何故か突然別人のように

感じた経験はありませんか?

今夜の話は、そんなお話です。

怖くない話ですが、子供心には、完全にトラウマに

なりました(泣)

それでは、怖くない話、どうぞ~



これは俺が体験した話である。

その日、親戚の用事で父と母が揃って、母親の実家に行った。

残された俺と兄は、それこそ好き放題に遊べると、友達を家に呼んだり、

遊びに出かけたりと勉強そっちのけで、遊びほうけていた。

そして、夕方遅くなり、俺が家に帰ると、兄が難しそうな顔をしていた。

どした?と聞くと

親父とお袋から電話があって、今夜は帰れないから、ふたりで何か食べて

くれってよ!と返って来た。

まあ、お小遣いも貰ったばかりだったので、

まあ、何とかなるよ!

と俺は平静を装う。

しかし、父も母もいない夜というのを過ごした事はなかったので、一抹の

不安があったのはいうまでもない。

そして、一応、母親に電話をして、晩ご飯を出前で済ませても良いかと確認し、

とりあえず、晩ご飯は無事に済ませ、俺と兄はテレビを見ていた。

それから何時間か、テレビを見ながら兄と2人でボーっと過ごした。

そして数時間過ぎた頃、たぶん時刻は夜の12時を回っていたと思う。

突然、玄関のチャイムが鳴った。

慌てて飛び起きて兄と2人で玄関へダッシュ!

玄関の明かりを点けると、誰かが玄関のガラス戸の前に立っている。

どちら様ですか?

と聞くと、

お母さんだよ!

と返ってきた。

え?なんで?今日は泊まるんじゃなかったの?

と言うと

急な用事が出来て、お母さんだけ帰ってきたの。だから開けて!

俺と兄は顔を見合わせた。

そして、お父さんは?と聞くと

お父さんは、まだ用事が済んでないから・・・と言う。

自分で鍵開けて入ってくればいいじゃん?と言うと

お前達にお土産を沢山買って手が塞がってるから開けて!と言う。

再び、俺と兄は顔を見合わせてコソコソと相談した。

母親と名乗るその女が着ている服装は確かに、母親が今日着ていった服に似ている。

しかも、声も話し方も寸分違いは無い。

だが、うまく説明出来ないが、何かが違うのである。

それは俺だけでなく、兄も感じていたらしい。

そこで

お父さんの車で行ったのに、どうやって帰ってきたの?と聞くと

タクシーに決まってるでしょ!と言う。

2時間以上もタクシーに乗って?というと

そうだよ!と言う。

やはり何かがおかしい。

なによりも、母親になついている筈の家の犬が威嚇しながら吠えている。

そこで、兄が

それじゃ、電話してみるから待ってて!と言うと

こんな夜更けに止めなさい!と叱られた。

それでも、お構いなく、兄が、父と母が今夜泊まっている筈の実家に電話した。

すると、兄が俺に向かって両手でバツを作って見せた。

どうやら、父親も母親も、まだ実家にいるのは間違いなかった。

だとすると、今、玄関の前に立っている女は何者なのか?

そう考えると、急に恐怖が襲ってきた。

俺達は、玄関の鍵を開けないまま、犬を抱いて居間へと戻った。

すると、兄がこう言った。

向こうに電話したら、ちゃんとお母さんが電話に出たよ。

だから、アレはお母さんじゃない!

そして、この話をしたら、

急いで帰るから絶対に毛玄関の鍵を開けるな!そして、家中の戸や窓に全て鍵が

掛かっているか、今すぐ確認しなさい!と言われたらしい。

俺達はもう一度玄関にその女がまだ居る事を確認すると、急いで手分けして

家中の全ての戸と窓の鍵をチェックしてまわった。

そして、そうして家の窓とかをチェックしていると、どうやらその女も同じ事を

考えたらしく、それぞれの窓や戸で、その女の姿が見えた気がしたが、どうやら

少しの差で、無事、全ての鍵を絞める事が出来た。

そして、再び玄関に戻ると、相変わらず、その女が立っている。

そして、怒ったり、突然泣き出したりして、なんとか玄関の鍵を開けさせようとする。

しかし、実家に母親がいることを確認してしまった今となったは、その女の発する

言葉全てが気味悪く感じ、そして怖かった。

それから、俺と兄は、今でテレビをつけたまま、手を繋いで寝た。

勿論、明かりを点けたままで。

今と違って、そんな遅い時間にテレビ番組など放送しているわけもなく、ただの

砂嵐の画面だったが、それでも、テレビが点いているというだけで、何故か

心強かった。

相変わらず、その女は玄関のチャイムを鳴らしていたが、いい加減頭に来たのか、

今度は玄関のガラス戸をドンドンと叩き始める。

開けろ~開けろ~と叫び続ける声はもう母親の声ではなく、邪悪そのものの

濁った声になっていた。

必死に耳を塞ぎ、その音を聞かないようにした。

そのうち、俺と兄は、知らないうちに寝入ってしまう。

そして、目が覚めたとき、父と母の心配そうな顔が目の前にあった。

兄も俺も泣いていたような気がする。

それくらい不安だったし、親の顔を見て、どれくらい安堵したかは、言うまでもない。

それからは、俺と兄だけを残して両親が泊まりに出る事はなくなった。

そして、その後は、その女は二度と家に現れる事はなかった。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:36│Comments(4)
この記事へのコメント
営業のKさん

あぁ〜宮崎の仕事が不調でして、今日も早朝より(泣・・今週中に最低2度は現場に入らねばならない、全てが日帰りの仕事・・・崩れそうになる膝を、このブログを読む事で何とか持ちこたえている日々です(笑

母親ではない得体の知れない何者かが・・・そりゃ〜トラウマになりますよね(泣
シルエットや声色まで真似て、借金の取り立てにも勝る執拗さ・・・私の幼少期で例えるなら、仮面ライダーとバロムワン、おまけにレインボーマンとキカイダーの悪役が玄関先に整列している程の恐怖です。

・・・今一番の恐怖は・・・妻の氷の微少ですが・・・(笑


それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年02月06日 21:16
Kさん、こんばんは。

何者だったのでしょうかそいつは、もし影が二つあってお父さんの声もしていたら、確実にドアを開けていたでしょうね。

このへんで怖い話を。

メタリカと言うバンドをご存知だと思いますが、「No Reorse」と言う曲があります。
その曲の歌詞に「No Reorse No repent」とありますが、自分にはどうしても「海苔も~ のり弁!」と呪いの言葉に聞こえます。気が付くと「のり弁」を手にしていたと言うことはありませんが…

その曲は実在する。

すいません、仕事で疲れて怪奇体験談も書かれてお忙しい中、クスッと笑ってもらえればと思います。

長々と大変失礼しました。
Posted by TO at 2017年02月06日 21:19
K様
その女性何者だったんですかねー?
怖いです・・・・
お兄さんの電話確認の行動goodです!
Posted by ちんぱん at 2017年02月07日 22:10
おそらく私なら迷わず開けてたと思います。
というか私にはこんなことは起きないようなそんな感じもしました。
Posted by ひで at 2017年05月14日 09:46
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