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2017年02月10日

ヘビの怨念というもの・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は午後5時からお客さんと2時間ほどの打ち合わせ

をして、外に出ると、一面雪景色でした。

車にもそこそこ積もってましたね。

このまま、どんどん積もられると困るんですけど・・・。

明日は、またしても新年会なので・・・。

ということ(どういうこと?)で、今夜はヘビの怨念のお話です。

怨念といっても、そこにヘビがおんねん・・・・・・・

という駄洒落ではなく、本当に不思議な話です。

それでは、どうぞ!



これは俺の後輩の彼女の話である。

そして、今から書く事は、その彼女が、まだ普通に近い状態の時に見聞きした

内容である。

その彼女さんは、車が好きで1人で色んなところにドライブに出かけるのが

何よりの楽しみになっていた。

色んな知らない場所を愛車でトコトコ走り、色んな人、いろんな動物、色んな

植物と出会うのが、とにかく楽しかったそうである。

そして、その日も、彼女は白山市経由で白峰を抜けて、福井県の勝山辺り

までドライブに出かけた。

朝早くから自分の為のお弁当を作り、早朝6時に家を出た。

何故、そんなに早く家を出たのかと言えば、そのドライブが終わって、午後

からは、俺の後輩である彼氏とのデートの約束があったからである。

朝の空気は気持ちよく、日曜日の早朝ということもあり、すれ違う車も

少なかった。

そんな状態でも決してスピードは出さないそうである。

素敵な景色がみれなくなるから・・・と彼女は言っていた。

ドライブは順調に進み、途中で手取りダムや道の駅などにも寄った。

そして、ちょうど石川県と福井県の県境を過ぎ、しばらく走っていた時、

突然、それは起こった。

ゆっくり走る彼女の車は、ちょうど道端から出てきた蛇を轢いてしまう。

急いでブレーキを踏んだことで、蛇はタイヤに絡まってしまい、嫌な音がした。

そして、慌てて車を路側帯に停め、急いで轢いてしまった蛇の様子を伺った。

その蛇は、彼女が今まで見たこともないほど太く長い蛇だったという。

たぶん、アオダイショウの類だと思うが、初めて生き物を轢いてしまった彼女は

完全に気が動転してしまう。

それでも、このままで走るという訳にもいかず、彼女はダッシュボードの中にあった

軍手をはめて、道端に落ちていた木の枝を拾った。

そして、顔を背けながらも、タイヤに絡まった蛇の体をゆっくりと剥がし始める。

蛇の体はかなり損傷が激しく、至る所が千切れかかっていた。

それでも、何とか蛇の体をタイヤから外すと、ソレまでタイヤの向こう側にいたのか、

突然、蛇の頭が現れた。

頭も巻き込まれたのか、ズタズタの状態だったが、かろうじて息はあるようで、

その蛇はゆっくりと彼女の真正面に頭を持ってくると、そのままジーっと

彼女の顔を見つめた。

彼女は、怖い気持ちと悪い事をした、という気持ちで、一生懸命、その蛇に向かい

手を合わせて、ごめんなさい、ごめんなさい、と謝った。

その間、その蛇はただジーッと彼女の顔を凝視し、そしてそのまま動かなくなった。

彼女は、自分が、蛇とはいえ、生き物を殺してしまったという恐ろしさにボロボロと

泣いてしまう。

かなり長い間、涙が止まらなかったそうだが、このままにはしておけないと、道端に

必死で小さな穴を掘り、そこに、その蛇の死骸を埋め、その上に石で目印のお墓を

作った。

そこを通る度に、しっかりとお参りしようという気持ちから・・・。

そして、その日は、その後の予定はキャンセルして、そのまま家路についた。

そして、午後からの彼氏とのデートに備える彼女だったのだが、帰宅途中から

頭とお腹が痛くなってしまい、結局デートの予定もキャンセルする事になる。

そして、その晩から彼女は毎晩、夢に、その蛇が出てくるようになってしまう。

そして、誤り続ける彼女に、

絶対に許さない!

と睨み続け、そして彼女に巻きつき、グイグイと締め付けてくるのだという。

そこから完全に彼女の生活は狂い始める。

まず、その夢のせいで眠れなくなり、そんな日が続くうちに仕事にも行けなく

なってしまう。

髪の毛は少しずつ抜け出してしまい、顔には、蛇の皮膚のような被れが現れる。

そして、太陽の光を避けるようになり、いつも部屋を暗くして過ごした。

さすがに心配した親が医者に連れて行ったが、特に異常は見られなかった。

そして、一度、精神科の診察を受けるように勧められたという。

そんな時、後輩から俺に相談がきた。

一度会って話してみてくれ、ということだった。

それで、会う事になったのだが、外出は出来ないとのことで、彼女の家で彼女の

家族同伴の元で会う事になった。

彼女の家に着くと、まず彼女の家族との話になった。

そこで言われたのが、

娘は、最近は、生肉しか口にしなくなってしまった。

そして、突然、攻撃的になったりする。

医者に聞いても、精神が・・・と言われるだけなんですが、親からすると、

これは何かの祟りなのかもしれない、と本気で思っています。

ということだった。

そして、いよいよ彼女さんが連れてこられた。

両側から兄弟達に支えられ、ゆっくりと歩いてくる。

ただ、その手足には、しっかりと拘束用のバンドが取り付けられている。

そして、髪の毛は、ほとんど抜け落ち、キョロキョロと首を回しながら

辺りの様子を伺っている。

それでも、彼氏の姿を見ると、少し普通に戻ったのか、嬉しそうな顔をして

微笑み、そして彼氏の横へと座った。

座ったというより、彼氏の膝の上に覆い被さるように、寝たといったほうが

適切ではあるが・・・・。

そして、その時に聞いた話が、これまで書いた内容である。

彼女は、少しずつ、自分の体が轢き殺した蛇に乗っ取られていくのが判る、と

言った。

そして、全部、自業自得だから、しょうがないんです、と泣いた。

彼女の親からは、

もしも、本当に蛇の祟りだとしたら、なんとか対処する方法とかを教えてください!

と言われたが、俺にはどうする事も出来なかった。

そして、一応、連絡してみます、と言い、知り合いの霊能者に電話を掛けたところ、

突然、彼女が暴れだした。

そして、電話した霊能者にも、

なんでもかんでも頼まれても対処できるものと出来ないものがある!

今回のは、山の主が絡んでるから、Kさんもすぐに手を引きなさい!と怒られた。

その時、彼女が、霊能者と話すから電話を代われ、と言ってきたが、その時の

顔と声はもう既に彼女のものではなかった。

勿論、電話は代わらなかったが、それでも、彼女は、大声で、その霊能者を

罵倒し、あざ笑った。

そして、彼女の家族に深々と頭を下げ、

力にはなれそうもありません。ごめんなさい。

そう言って、彼女の家を出た。

それから、数ヶ月後、彼女が病院に入ったと聞き、彼氏である後輩と一緒に

お見舞いにいった。

お見舞いといっても、病院は鉄格子のついた精神病院であり、その隔離病棟。

独特の雰囲気のなか、暗い通路をあるいていくと、そこに彼女は居た。

まるで刑務所のような鉄格子の中に・・・。

そこの廊下に監視員が詰めており、その方の監視の下で、彼女と鉄格子越しに

面会した。

だが、彼女の記憶からは、俺はおろか、彼氏である後輩も既に消え去っているのは

明白だった。

彼女は、髪の毛が全て抜け落ち、顔中、体中が蛇のウロコのような皮膚に変わっていた。

そして、舌は二つに割れ、目からは白目が消え、隔離独房の床をまるでヘビりように

クネクネと這いずっていた。

言葉も話せないようであったが、何故か、その目からは、とてつもない悲しみが

伝わってきた。

しばらく、後輩は呆然と、それを眺めていたが、涙が止まらなくなってしまい、

逃げるようにその場から離れた。

その際、監視員に言われたのが、

ここで見たことは、あまり他言しないほうが良いと思いますよ。

こういう世界で生きている人間もいるって事ですよ。事実として。

まあ、誰かに話しても信じてもらえないでしょうけどね。

こんな言葉だった。

後日談として、彼女と会った時に電話した霊能者に言われた事がある。

それは、

彼女は、運悪く、その山の主である、ヘビをひき殺してしまった。

それでも、知らん顔して、そのまま通り過ぎれば、まだ助かったかもしれない。

でも、彼女は、死んで行くヘビの顔と目を見て、話しかけた。

そうなったら、もうどうしようもないんですよ。

彼女だけじゃなくて、彼女の家系は何代か先まで祟られる事になります。

残念ですけど・・・。

そう言われた。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:43│Comments(5)
この記事へのコメント
営業のKさん

寒いですね〜予報通り福岡も雪が舞っていますよ。
今夜次第で・・・明日は大変かも?
明日、荷物が届かなければ、仕事の段取りが大変なんですけど・・・ヤマト運輸さん、頑張れ!

自然と動物が好き、そんな彼女の優しさが仇になる・・・私も幼少期から動物に関わる事が多く、沢山の最期を看取りましたが、そんな事が現実にあるんですね・・・何とも悲しいお話しです。

不慮の事故・・・私も運転する事が多いですから気を付けねばなりません。
それにしてもKさん・・・その引出しの多さに感服です・・・えっ?まだまだ序の口ですか?(泣

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年02月10日 21:29
去年の秋頃、丁度そのルートを通って福井までドライブに行っていたので、ゾォーーーッとしました。
何も轢かなくてヨカッタ………
運転には気をつけないとですね(´;ω;`)
Posted by N at 2017年02月11日 10:59
神道の神って基本チンピラだもんなぁ
祀って手を合わせておだてておけば加護を与えるけど邪険に扱うと祟る厄介者
「触らぬ神に祟りなし」って昔の人は上手いこと言ったよね
Posted by 774さん at 2017年02月12日 04:00
これは怖いですね。コメントさせて頂きます。
善意でした事が仇になってしまい何代も祟られるってショッキングでした。こんな事ってあるんだ・・・。
私も10年程前狸を轢き殺してしまい狸の断末魔を聞いてしまいました。
本当に殺してしまったのかわからず確認のため通過だけしたら死んでしまってました。
何もせずにそのまま家に戻りましたが、その数年後に狸が窓から俺を見てるけど何かあった?という人が一人いました。
もしかすると俺が今、狸のような体系になったのは・・・。
ただの中年太りですね。
Posted by ひで at 2017年05月14日 09:32
初めてコメントします、通りすがりです。
ここ数週間身体を壊してしまって仕事にも行けない為、一日に数話ずつ、このブログの恐い話だけを過去分から拾い読みしておりました。
漸く此処まで辿り着いたというのが正直な感想ですが……
それにしてもKさんの話の豊富なこと!
まだまだお話のネタは尽きないようなので、それが楽しみでもあり、恐ろしくもあり。

Kさんにおかれましてはくれぐれも御身体等にふれませぬよう御自愛を。
マイペースで結構ですので、更新を楽しみにしております。


ところで、上記の話を読んで思い出した話がありますので、ここに記します。
それは江戸時代(天保年間)に開板された怪談集『絵本百物語』にある、手負い蛇という話です。
内容は割愛させて頂きますが、どことなく似た話かなぁ?と。
気になる方は是非お調べくださいませ。
Posted by 通りすがり at 2017年05月25日 21:19
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