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2017年02月19日

片町の公園に出る・・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、お久しぶりです!

しばらくの間、ブログの更新が出来ませんでしたが、

実はゴーストライターとギャラの件で揉めておりました。

でも、ご安心ください。

ゴーストライターとは、契約面で既に解決の方向に

向けて、弁護士と協議中でございます。

さあ、スッキリした所で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

って、違~う!

ゴーストライターは利用しておりませんし、よく間違われる

建築営業のK田さんが書いてるのでもありませ~ん!

私は私よ!関係ないわ~~~!

特別じゃない、何処にもいるわ、私~少女A・・・じゃなくて、営業K~!


という訳で、今夜はお久しぶりの片町ネタです。

怖くないですが、どうぞ~!



これは俺と友人が体験した話である。

その日、中学時代の友人5人で片町へ飲みに出かけた。

男3人女2人という組み合わせだったが、昔話を肴に酒宴はそれなりに盛り上がり

2次会、3次会と進んでいくのだが、3次会が終わる頃には時刻はもう午前0時

を過ぎてしまっており、結局、俺とMという友人の2人だけが残った。

そして、2人だけでお互いの行きつけのスナックに交互に連れて行き、最後に

店を出たのが午前2時を回っていた。

どうする?もう帰ろうか?

と聞く俺に、

いや、久しぶりに一緒に飲んでるんだから、せめてもう一軒だけ付き合ってくれ!

と返してきた。

それじゃ、もう一軒だけな!

と言い、Mの後を付いていく。

すると、前方に、それなりに整った公園がある。

いつも横目で見ながら通り過ぎるだけなのだが、その時は何故か、その公園に

入ってみたくなった。

不思議とMも、同じように感じたらしく、俺たちは自然に何かに導かれるように

その公園のベンチへと向かった。

その公園は、いつも感じていた事なのだが、とても異質な場所だった。

その公園から一歩出れば、夜の片町であり、酔っ払い達で大賑わいになっているのだが、

そこだけは、いつも無人であり、静かな空間だったから。

ベンチに座ると、不思議ととても落ち着いた。

まるで、ずっとそのベンチに腰掛けて居たくなるような居心地の良さだった。

俺たちは、決して広くはない公園を見渡した。

すると、少し離れたベンチに女性が1人で座っているのが見えた。

俺たちみたいな酔っ払いだな。たぶん。

そして、

一緒に飲まないか、誘ってみるか?

ということになった。

こういう場合、いつもMの担当?なので、俺はベンチに座ったままでMの動きを

見守る。

Mは、こんばんは~と言いながら、その女性に近づいていき、

隣に座らせてもらっても良いですか?

などと言っているのが聞こえた。

声が聞こえていたのは、そこまででその後は、何やら小声で話しているようだった。

そして、何事もなく、時間だけが過ぎていく。

さすがに、俺も、あまりしつこく誘うのもマズイだろ?と思い、Mに

声を掛けた。

M、あんまりしつこくすると嫌われるぞ~(笑)

しかし、Mからは全く反応が無かった。

おい、M?

再度、呼びかけるが、何の反応もない。

さすがに、何かあったのか?と思い、大声で呼びかけながらMに近づいた。

すると、小声で

K、た、たすけてくれ!

という声が聞こえる。

俺は急いでMの元に駆け寄った。

だが、Mはまるで金縛りにあっているかのように微動だにしない。

体を揺さぶっても何をしても、目は虚ろであり、口元から微かに声が漏れている

だけであった。

K、逃げろ!と言っているようだ。

俺は、急いで視線をベンチの隣に座る女性へと移した。

服装からして、どこかのキャバクラかラウンジに勤めている女性という感じだった。

そして、その女性は、ボソボソと話しだした。

私、◎◎ビルの◎◎◎◎という店で働いていたの・・・。

そこではすぐに売り上げもナンバーワンになって・・・・。

でも、いじめが酷くて・・・・・

つらかったんだよ・・・・

そして、痛かったんだよ・・・・すごく・・・・

飛び降りたんだから・・・しょうがないけどさ・・・・・

でもね・・・本当は死にたくなかったんだ・・・・

だからさ・・・・私と代わってよ・・・・

代わりに・・・・死んでよ・・・・

そんな事を話している。

そして、突然、ガバっと目を見開いた顔からは、どんどんと血が流れていき、

そして、どんどん顔が崩れていった。

俺は、正直、酔いも完全に醒めてしまい、恐怖で頭はいっぱいだったが、何とか

冷静を装って、こう返した。

俺達が貴女の代わりに死んだって、貴女は生き返れないよ!と諭すように。

しかし、その女性はこう返してくる。

うるさいよ・・・・そんな事わかってるけど・・・・

でも、やってみないと・・・・わからないじゃない・・・・

それに・・・・わたしが納得しても・・・・・

他の人は・・・・・そうは思わないから・・・・

それに・・・・もう・・・・逃げられないんだから・・・・

そう言われて、俺は一刻も早くこの場所から離れなければ!と思い

Mの腕を掴むと、そのまま走り出した。

だが、俺達の回りは既に、かなりの亡者らしきもの達によって取り囲まれていた。

ほらね・・・無理だって・・・・・

と続けるその女性。

周りを取り囲んだソレらは、彼女と同じように、片町の夜の店に勤め、そして

訳あって、飛び降りた女性達であることは、その姿から容易に想像できた。

そして、この歓楽街、片町で、こんなに大勢の自殺霊たちが、ずっと恨みを

抱いたまま、彷徨っているのか、という事に驚かされた。

だが、何とかして、この場を乗り切るしかない。

しかし、もう既に、耳鳴りも酷く、公園の周りにも人影すら見えない。

もしかすると、いや、間違いなく、異世界にいるのだ、という事を

悟った。

俺は、いつも携帯している念を込めてもらっている粗塩を取り出し、前方へと

振りかけた。

粗塩の量が少なく、心許ない感じもあったのだが・・・・。

そして、財布の中から護符も取り出し、前方へとかざす。

だが、それらは、全く臆する様子がなかった。

何故?

俺は、最後の頼みが全くの効果が得られず、呆然としてしまった。

女達が俺達を取り囲む輪がどんどん小さくなっていく。

もう駄目かもしれない・・・

そう思った時、前方から光が差した。

そして、こっちだよ!という子供の声が聞こえた。

俺は、その光に向かい、必死で走った。

足や体を掴まれているのか、思うように進まなかったがそれでも、今俺に

出来る事は、ただひたすら前に進む事だけだった。

背後からは、

待て~という声や

ゲラゲラゲラと笑う声が聞こえてくる。

そして、ついに俺は背後から掴まれたものに負けて、完全に動きが止まってしまう。

これまでか?

そう思った時、今度は前方から大きな力で引っ張られるような感じがして、俺達は

一気に道路側へと弾き飛ばされた。

気がつくと、道路に両手を着いて転んでいる俺とMがいた。

そして、そこはもういつものような酔っ払いで賑わう片町であり、皆、不思議そうな

顔で俺達を眺めては、通りすぎて行った。

俺とMは顔を見合わせながら

助かったのか?

と喜び合った。

そして、完全に酔いも醒めた俺達は、そのままタクシーを拾って家路についた。

その後、Mは、高熱が出て、会社を一週間ほど休んだが、俺は、特に何も

起こらなかった。

あの日以来、片町へと何度も飲みに出かけるが、あの公園にだけは、絶対に

近寄らない。

後日談として、聞いた話だが、やはり片町でも、夜の店でのトラブルや

人間関係によって、これまでにもかなりの数の自殺者が出ているそうである。

その公園は実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 18:21│Comments(3)
この記事へのコメント
Kさんこんばんは。

いつもながら色々な体験をされてますね。
助けてくれたのは何者でしょうか、Kさんには助けてくれる何者かが憑いて、いや付いているのでしょう。
酔っていても女性には気をつけましょう(笑)、例え生きていても死んでいても。

それでは次の話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年02月19日 21:17
片町に公園?オーロラの後ろかな?飲み屋街にも、いろんなモノたちが蠢いているんですね。子供の声の正体は何だったんだろう、気になるな。片町で怖い思いをしたのは唯一、夜も明ける4時すぎにオカマちゃんにナンパされ、自転車で追いかけられたことかな。
新作楽しみにしてます。
Posted by ポン太 at 2017年02月20日 08:16
営業のKさん

2月も中頃を過ぎて、吹く風か暖かくなってきた福岡ですが・・・まぁ〜私の懐には年中冷たい風が吹いているんですけど(泣

片町・・・身近にそんな怖くない場所がゴロゴロ存在しているなんて、本当に最恐ですね。
いつの間にか異世界へと足を踏入れてしまう・・・そして命の危険にさらされる・・・そんな事が日常茶飯事のKさんに座布団一枚です(十枚貯まっても何も出ませんけど)。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年02月20日 15:12
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