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2017年02月23日

能登の山で出会った・・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は雨の1日でしたが、気温は過ごしやすかったのですが、

明日から、またしても寒気がやって来るそうです。

まわりに風邪引きさんが多過ぎて・・・・・。

ブツブツ言っていても仕方有りませんので、早速

怖くない話、スタートします!

それでは、どうぞ!



これは、俺の友人が体験した話である。

彼はサバイバルゲームを唯一の趣味としていた。

元々、ミリタリーファンだった彼は、知り合いに誘われてサバイバルゲームに

参加してみて、その緊迫感と楽しさに魅了されてしまう。

そして、休みになると、仲間を募って、サバイバルゲームに興じている。

元々は無趣味の彼であり、酒も飲まず、ギャンブルもせず、そして独身で

あった為、その資金にはかなりの余裕があったのだろう。

彼はいつも俺に電話してきては、自慢のガンや装備を見せに来た。

中には10万円以上するような物も、沢山あったのを覚えているが、実際には

ミリタリーファンでもない俺には、その価値は判らなかった。

そんな彼が、ある時、大枚をはたいて、暗視ゴーグルと熱感知のサーモグラフが

セットになった商品を買った。

当然、俺にも見せびらかしたのだが、暗闇でも見える性能に加え、熱を感知して

赤く人型に映るゴーグルには正直驚かされた。

とにかく、はっきりとよく見えたから。

そんな彼がある日、能登にある、とある森へとサバイバルゲームに出かけた。

夜を徹して、戦闘をするのだそうだ。

といっても、時間はいくらでもあるのだから、すぐに至る所で戦闘とはならない。

木の上で待ち伏せたり、迷彩服を上手く使って隠れるというのも、楽しみの一つ

らしい。

そして、その夜間のサバイバルゲームに彼は暗視と熱感知モニターの付いた

ゴーグルを持ち込んだ。

それを使えば、たとえ真っ暗闇の中でも確実に敵の姿が見え、そして的確な攻撃

が可能だった。

彼は何人かの敵チームのメンバーを暗闇間中で狙撃し、倒した。

倒された人間は、朝までは、そのゲームには参加できないルールだった。

彼のチームは彼の新装備のお陰で、かりな優勢だった。

そして、気を良くした彼は、更に森の奥深くへと入っていき、敵を探し回った。

すると、突然、背後から声がした。

ここで何してるんですか?

若い女性の声だった。

彼は慌てて振り返ると、そこには綺麗な服を着た女性が立っていた。

あっ、すみません。今、サバイバルゲームの最中なんです。

役場の方には許可は貰ってありますので・・・・。

そう返した。

ただ、彼は妙な事に気付いた。

目視では確かにそこに立っている女性。

しかし、熱感知モニターには何も映っていなかった。

なんで?

彼は、モニターが壊れたのか?と心配したが、やはり近くに隠れている仲間達の

姿は、しっかりとモニターに赤い色で映っている。

モニターは壊れていない!だったら何故?

それに、時刻はもう真夜中の午前1時を回っている。

なのに何故、女性ひとりで、こんな山奥にいるんだ?

彼の思考には、得体の知れない恐怖が侵食していく。

すると、またしても、その女性が声を掛けてくる。

そうでしたか。あまりに騒がしかったもので・・・・。

ところで、お願いがあるのですが聞いて貰えますか?

彼は、無言のまま頷いてみた。

しかし、この暗闇の中、彼の頷く動作が見えたかのように、その女性は

話を続けた。

そうですか。ありがとうございます。

実は、この先の大きな木の陰で私の友達が動けなくなっているんですが、

助けて頂けませんか?

こう言ってきた。

人助けと言われてしまうと、さすがに断りきれず、彼は仲間に無線で連絡し、

全員が合流して、その女性の友達を助けようと呼びかけた。

勿論、その女性が熱感知モニターに映らない事、暗視モードにも写らず、ただ

目視でしか確認出来ない、という事も併せて。

人助けという言葉に面倒くさがっていた仲間達も、その女性が人間ではないかも

しれない、という事実に逆に興味を掻き立てられたようで、全員が、人助けに

OKしてくれた。

不思議なもので、大勢で同行していると、前方を歩いていく得体の知れない女性も

怖く感じなかった。

しかし、時折、彼らがちゃんと付いてきているかを確認するように振り返る、その

女性の顔は、どこか無機質な表情であり、皆をドキっとさせた。

そして、30分位歩くと、急にその女性が立ち止まった。

此処です!

目の前には、巨木というのに相応しいような大きな木が聳え立っていた。

すると、その女性は、

ありがとうございました。

あとは宜しくお願い致します。

そう言うと、1人で大木の向こう側に消えていった。

彼らは、慌てて後を追って大木の向こう側へと回り込んだ。

すると、そこには、もう完全に腐って骨だけになった自殺体と思われる遺体が

2体横たわっていた。

さすがに、本物の遺体を目の前にして、彼ら全員が固まってしまったが、誰かが

思い出したように、急いで警察に電話をかけた。

それから、2時間くらい待っていると、警察と役場の人間がやって来た。

そして、色々と事情聴取され、その後、開放された。

後で聞いた話であるが、その遺体は、女性二人の遺体であり、友達同士だった。

自殺してしまった後、やはり親族の元に帰りたくて、彼女らの1人が彼らに

助けを求めたのだろうか?

この山は、いまも当然、能登地方に存在している。





Posted by 細田塗料株式会社 at 19:19│Comments(2)
この記事へのコメント
k様
こんな事言うのもなんだけどこの霊には好感を持ちました。人を苦しめたりしないで自分の存在を知らせるのに苦肉の策だったんだろうなぁ。
この女性の霊、成仏できると良いですね・・・
友人さん戦闘ごっこですか!!
女には理解できん。
Posted by ちんぱん at 2017年02月23日 21:26
営業のKさん

はや2月も終盤、私の住む地域の冬は穏やか(暖か)でしたね・・・何故なら作業ズボン下に、ヒートテックタイツを履く事が一度もなかったからですが・・・寒さより、年始からの仕事の忙しさに参っている私です(泣

サバイバルゲーム・・・魅力的な響きですね。
かれこれ30年以上前に、映画や漫画に影響を受けて購入したモデルガンを2丁、いまだに所有しています・・・それはS&W44マグナムとCOLTウッズマンです。
当時、競技狩猟用エアーライフルはあったものの、弾丸を発射出来る一般向けはありませんでした。
やっぱり実物に憧れ近付けたい・・・
で、爆竹火薬と平玉火薬を利用して、ここでは書けない事をあれやこれやと試行錯誤・・・おっと、誰か来たようだ(笑

そんな私でも、さすがに夜の山中で遊んだ事はありません。皆さん、ご無事で何よりです。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年02月23日 22:46
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