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2017年03月01日

小松市の渓流に立つ女!

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、こんばんは。

いよいよ、忙しい3月がスタートしました。

もう日中は張るの訪れを肌身で感じるくらいに

暖かい日が続いていますが、金曜日にはまた

寒くなるそうですので、ご自愛ください。

それでは、今夜も怖くない話、スタートします。

どうぞ~!



これは俺が体験した話である。

実は、小松の某所に友人が住んでおり、たまに通る道がある。

尾小屋の方へ向かう道である。

その道を通ると、以前から不思議な光景を目にしていた。

道路から河岸へ下りられるようになっている場所があるのだが、その渓流の

中に、いつも決まって女性が立っているのである。

いつも決まって同じ場所に立っているその女性は、雨の日も晴れの日も、そして

雪の日も、決まって同じ場所に立っていた。

あまりに同じ場所に立っているので、もしかすると、何かの芸術作品が、その

場所に設置されているのか、とも思ったのだが、やはりどう見ても生身の

女性にしか見えなかった。

いつしか、いつも同じ場所に立ち、同じ服装で立っているその女性が霊体であり、

その場所に何かの縁がある女性なのだと勝手に想像していた。

それにしても、その女性は、いつも綺麗な青いワンピースを身にまとい、そして

ただ虚ろな眼差しで川面を見ているだけであり、怖いという感情は全く

持つことは無かった。

そして、ある日、その場所を通りかかった時、ちょうどその渓流に親子連れが

遊びに来ていた。

そして、相変わらず、同じ場所に、ただジーッと立っている女性。

いつも通りの平和な光景だった。

俺は、そのまま車を走らせ、友人の家に着いた。

そして、それまで聞いた事が無かったのだが、思い切って、こう聞いてみた。

此処に来る途中に、いつも渓流の中に、女の幽霊が立っているんだけど、アレについて

何か知ってる?

すると、友人は少しの間、考えたあと、思い出したように、こう言った。

そういえば、この先にキャンプ場があるんだけど、そこの小川で昔、子供が行方不明

になった事があってさ。

結局、行方不明になった子供はいまだに見つかっていないんだけど、確か、その子供の

母親が、後追い自殺をしたとか、しないとかって話を聞いた事があるけどな。

もしかすると、その自殺した母親が、子供を下流で捜し続けてるのかもしれないな。

それを聞いて、俺は、そんな悲しい事件があったのか、と驚いたのだが。

そして、友人の家を後にして、帰路についた。

そして、いつもの渓流まで来た時、俺は思わず車のブレーキを踏んだ。

その道を通って、初めての事なのだが、いつも立っている女性が居なかった。

俺は先程友人から聞いた話も気になっていたので、急いで車を停車し、河岸全体が

見渡せる場所まで行き、その女性を探した。

すると、先程の家族連れがまだ、その場所で遊んでおり、例の女性も、

その家族にぴったりと寄り添うようにして、その場に立っていた。

そして、その親子の2人の子供のうちの1人に、執拗に纏わりつき、そして

顔を覗き込んでいる。

そして、どうやら、その子供にも、その女性が見えているようであり、チラッチラッと

たまに、その女性の顔を見ていた。

そして、再び、その親子が渓流の水の中に入ったとき、その女の顔が変わる。

いつもの虚ろな表情ではなく、それは何かを企んでいるようなギラギラした

顔になっていた。

何和する気なんだ?

気になった俺は、その女の動きを目で追い続けた。

すると、その女は、何を思ったのか、その子供の手を取り、親達とは別方向の

渓流の方へと進んでいく。

子供の顔には、既に生気がなく、されるがままの状態だった。

そして、何故か、その子供の親達も、不思議な事に、子供の存在を忘れてしまった

かのように、その子供とは別方向をボーっと見ている。

ますいかもしれない・・・・

俺はそう思った。

すると、その女は、その子供の手をしっかりと握ったまま、渓流の深い所へと

まるで滑るように進んでいく。

既に深さは、その子供の腰くらいまであり、更に女は、より深い場所を目指して

進んでいく。

もう、その女の顔は完全に邪悪で危険なものに変わっていた。

俺は、とっさに、近くに落ちていた大きめの石を拾って、女が進んで行こうとする

方向へと思い切り投げ入れた。

その女の動きが止まった。

そして、俺の方を向いたとき、俺は、その女に向けて、

その子は違うよ。という意味で首を横に振って見せた。

すると、その女は、クルっと振り返り、そして家族が居る場所まで、その子供を

連れて行った。

そして、俺の方をじっと見たまま、いつもの場所まで移動すると、またそこで

いつものように、虚ろに川面を見つめだした。

もうその顔に、危険なものは微塵も感じなかった。

あの女性は、今でもずっと行方不明になった子供を捜し続けているのかもしれない。

願わくば、その時のように、別の子供で代用しようとは考えてほしくないものだが。

少し悲しい気分になった体験だった。

この小松市にある渓流は、今も実在し、その女は、そこにずっと立っている。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:24│Comments(3)
この記事へのコメント
k様
子供を救ってくれてありがとうって私が言うのも変ですが・・・
でも悲しい女性の霊ですね。
女性のお子さんの遺体は見つかれば成仏できるような気がします。
私も悲しいー
Posted by ちんぱん at 2017年03月01日 21:13
営業のKさん

春の訪れ、自宅の庭の雑草が俄に色めいております・・・また、草刈りに追われる季節が・・・(泣

色々な意味で、悲しいお話しですね。
我が子を亡くした母が、後を追って命を絶った理由は・・・自責の念?それとも・・・。
以前、不治の病を患う母が自らの生命維持を絶ち、懸命に生きる我が子に寄り添うと言う記事がありました。
肉体を捨て魂だけの存在になるなら、行方の知れぬ我が子にも直ぐに出会えるのでは?・・・死後の世界の道理は分かりませんが、その河川敷で何をやっているんだ!と憤りを感じます。

決して全てに当てはまる訳では無いでしょうが、生きていても生ききれず、死んでも死にきれず、人間と言う生き物は本当に・・・ですね。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年03月01日 21:27
Kさんこんばんは。

痛ましい事故や事件がニュースで流れますが、もしかしたらこの様に引かれていくこともあるのかもしれませんね。

ハントンライスですが、都内でも食べられないものかと検索したところ、「たいめいけん」にあるようなので行ってみます。
いつか本場の本物も食べてみたいですね。

それでは、また次の話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年03月01日 22:12
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