2017年03月07日

死相というもの。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は、冬に戻ったかのような天候と寒さでした。

ちょうど、高校入試の時期ですから、受験生には

ツライ天候ですね。

そういえば、私の高校入試の日には、大雪で

試験開始が2時間ほど遅れた記憶があります。

ちなみに、去年の今頃は受験生だったうちの娘は

入学試験で学校が休みだ~、と小躍りして

喜んでおりました。

それでは、早速怖くない話を始めます。

書き溜めてた話も段々少なくなってきましたので、

頑張って書かないと・・・・。

それでは、どうぞ!



これは俺の知人が体験した話である。

人間がもつ事の出来る特赦な能力。

それは、超能力と呼ばれるのかもしれない。

そして、それは多岐に渡り、例えば、予知能力、透視能力、霊能力、念動力、

などがある。

そして、俺の知人である彼が持っていたのは、死相を見切る能力だった。

誰でも疲れて目にクマが出来ていたりすると、死相が出てる、といわれたりする

のかもしれないが、彼の能力は、そんなものではなかった。

相手の顔を見るだけで、その人の余命が判ってしまうのだ。

だから、彼は人と話すときには、いつも相手の顔を見ないようにして

話す癖がついていた。

営業職として、人と多く接する仕事をしていた彼にとっては、それは死活問題

だった。

よく、お客さんから、

どうして目を逸らしながら喋るのか?と不快感を露にされるのだが、さすがに

貴方の死相が見えるからです、と言える筈も無く、彼はいつも苦悩した。

そんなある日、彼はある出会いをする。

実は彼はどんな女性と付き合っても、いつも死相というか相手の寿命が

見えてしまうという理由から、恋愛を諦めていた。

だが、ある日、仕事中に道に迷ってしまい、仕方なく、適当に立っている女性に

道を尋ねた。

そして、その女性は親切にも彼を目的の場所まで連れて行ってくれたらしく、その間、

話している間に仲良くなってしまったのだという。

そして、何よりも彼がその女性を気に入ったのが、死相が見えない事だという。

普通の何処にでも居そうな明るい女性らしいのだが、何故かその女性の顔を見ても

死相はおろか、寿命自体も全く見えてこないのだという。

俺の仲間内では、彼の死相を見抜く力が本物だというのは既に周知の事実であり、

その彼に死相を読み取らせない事など出来るものなのか?というのが、俺の率直な

感想だった。

それでも、彼とその女性は付き合いを始めたらしく、毎週末はおろか、平日の

夜にもデートするようになる。

その彼女、昼間は仕事で忙しいらしく、会うのは決まって夜なのだという。

少し早めの時間に会おうといっても、せいぜい夕方に会えるのが、精一杯

だった。

ただ、デート中は、いつも彼にベッタリとくっ付き、凄く楽しい時間を過ごせる

らしく、彼はそういう付き合いでも満足していた。

そして、付き合いだしてから1ヶ月くらい経ったとき、俺は偶然、街で

彼と遭遇した。

彼から声を掛けてきたのだが、正直、最初、誰だか判らなかった。

いつも健康的な笑顔が似合う彼の面影は、そこには無く、酷くやつれた顔が

そこにあった。

俺は、驚いて

どうした?何かあったのか?と聞いた。

しかし、彼はきょとんとした顔をして、

別に何も無いよ。彼女ともうまくいってるし。健康そのものだ!

と言う。

しかし、どう見ても健康には見えなかったので、俺はある事を心配して彼に

こう言ってみた。

あのさ。一度、お前の彼女、紹介してくれよ!と。

すると、彼は嬉しそうに照れながら、

ああ、そうだな。うん。いいよ。彼女に聞いてみる!

その時はそういう会話をして彼と別れた。

そして、数日後、彼から電話が掛かってきた。

何とか彼女に頼み込んでOK貰ったから、今度の日曜日に会おうか!

そういう電話だった。

俺は彼と会う日曜日までに、霊能者のAさんにお願いして、動向してもらう事にした。

何故なら、彼が付き合っているという女性は、もしかしたら・・・と思ったから。

そして、当日は早めにAさんと待ち合わせして、約束の場所へ向かった。

そして、その道すがら、Aさんに、彼とその女性について知っている事は全て

伝えた。

すると、Aさんは、

まあ、会ってみないと確実には判らないですけど、でも多分、その彼女さんというのは

生きている女性ではない、と思います。

そうはっきり言われた。

そして、待ち合わせ場所に到着し、彼らカップルを待っていると、しばらく遅刻した

後、彼が慌てたように走ってくる。

そして、俺達が2人で居る事を見て、こうまくし立てた。

K、ごめん。遅れて。でも、お前が1人で来ないから、約束が違うって。彼女が。

だから、怒ってしまって・・・・。だから、今日は諦めてくれ。

彼女は会いたくないって言ってるし・・・・。

そう言われ、俺はAさんの顔を見た。

すると、もう十分判った、という顔をしているので、とりあえず、その日は、それで

終わった。

そして、後日、Aさんと2人で彼を呼び出した。

そして、Aさんが単刀直入にこう切り出した。

初めて会う、いや、2回目に会う人に、こんな事いうのも失礼かもしれないんですけど、

貴方が現在、お付き合いされている女性は、生身の人間ではありません。

俗に言う、幽霊というものです。

だから、死相が読み取れる貴方が、その彼女の死相や寿命が読み取れないのは

同然なんです。

だって、もう死んでるんですから。

しかも、かなりタチが悪いと思いますので、早めに対処した方が良いですよ!

こんな感じだった。

ただ、突然こんな事を言われた彼は、みるみる顔が真っ赤になり、本気で

怒り出す。

そして、Aさんに、かなりの酷い暴言を吐いた。

しかし、Aさんも、こういう場面に慣れているのか、とても冷静に対処する。

そして、

私も貴方の言う通りだと思います。貴女の人生に口を挟む権利なんて無いんです。

そして、私も、はっきり言わせて貰えば、面倒な事に関わりたくはないんです。

でも、Kさんが、貴方を救いたいって懇願するものですから、どうか、騙された

と思って、この護符だけでも、肌身離さず持っていては貰えませんか?

と切り返した。

こう言われては、彼も頷くよりしょうがなかったようであり、不本意ながら、

彼はその護符を受け取ってくれた。

そして、帰り道、俺はAさんに聞いてみた。

彼に憑いてる女って、そんなにタチが悪いの?と。

すると、まあ、彼の酷い顔のやつれ方を見ればKさんだって判るでしょ?

でも、後は、彼が言ったとおり、護符を常に身に付けてくれるかどうか、ですかね。

身に付けてれば、助かる確率は在りますけど、身に付けてなければ、もう駄目です。

だって、気付きませんでしたか?

さっき、渡した護符は、一番強い護符だったんですよ!

そう言われた。

確かに一番強い護符を渡したのだとしたら、そうとう手強いんだろうな、と納得。

しかし、これ以上、彼に関わると、彼自身が危険になると言われ、俺はしばらくの間

彼との連絡を取らないようにした。

そして、それから半年くらい経った頃。

俺と彼の共通の友人から電話が掛かってくる。

彼が自殺未遂をしたとのことで、現在、ICUに入っているとの事だった。

俺は友人にも連絡し、一緒に病院へ駆けつけた。

自宅の浴槽で手首を切ったとの事であり、出血が多く危険だと言われた。

しかし、その後の警察の現場検証で、彼は自殺ではないという結論が出る。

どうしやったとしても、絶対に自分では切れないような角度と方向から、

カッターで切られていたとの事だった。

さらに、彼の部屋からは、ノートに震えたような文字で、

俺はあいつに殺される。誰か助けて!

もう逃げられないだろう・・・

といった、とても遺書とは思えないものを発見した。

そして、彼の持ち物を確認すると、紐が付けられた御守りの中に、しっかりと

護符が入っていた。

そして、その御守りはいつも、何をするときでも、彼は肌身離さず持ち歩いていた

との事だった。

彼はその後、2ヶ月ほど入院してから退院した。

だが、警察の事情聴取にも、決して、その彼女の話は出さず、あくまで自殺

として主張した。

理由は判らないが、その女と、そういう約束をさせられたのだという。

そして、その約束を破ったら、今度こそ、連れて行かれる・・・・

そう言っていた。

その後、例によって、いつものお寺で数日、除霊をして、彼は無事家に帰った。

そして、その後は怪異は発生していない。

この死相を読み取る彼は、実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:45│Comments(3)
この記事へのコメント
営業のKさん

>受験

遥か昔に、そんなこんながあった思い出がありますね・・・美術系の学校に進学したかった私ですが、両親の切なる希望で普通科学校へ・・・勉強嫌いが入学卒業出来た事、今更ながら関係者の方々にお礼を申し上げます(笑

バイクに関わる事に青春を費やしていた頃、このブラインドコーナーの先に・・・と危険を察知した事は何度かありますが(笑

特殊な能力を持たれるが故、さぞかし不憫な生活を歩まれていた・・・いや、今も歩まれているのでしょうね。
そのご友人に、平穏な生活が訪れる事を願わずにはおれません。

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年03月07日 22:01
わぁ怖い。
知人さん間一髪で助かってよかったー
でも幽霊って現世に溶け込んでデートできるんだ・・・
彼はデートしてるつもりでも他の人は彼一人しか見えてなかったとか。
やだなぁ道を尋ねた人がこの世の人でなかったらどうしよう・・・
Posted by ちんぱん at 2017年03月07日 22:27
Kさんこんにちは
夜は怖いので、昼間仕事の休憩時間使って拝見しております。
Aさんやっぱり凄いですね!

先週末久しぶりにいきつけのスナックに飲みに行き、両隣に座った店の娘に
このブログを紹介しました。
そして、以前書かれていた霊能力テストをやってもらったところ、20代の女の子が普通に「うん、いっぱい居たよ」って言いました。
私は「お前霊感あるぞ!」と言ったら、そっけなく「無いよ」と言われ、
更に私は、以前この店で飲んでる時、2回程見えはしなかったけど、何かの気配を感じた事があり、
その事を彼女に話しました。
具体的に「あの壁の辺りで感じたんだけど」と言うと
彼女は一瞬見ようとしたけど目線を反らして無言のまま、
私は思いました、この娘には見えているんだなと…

この話には続きがありますが、これ以上書いて良い物か判断できないので、今週末も飲みに行って彼女に聞こうと思ってます(^^)/

因みに怖い話ではないです、
それでは、お身体大事になさって下さい。
Posted by T at 2017年05月22日 18:29
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