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2017年03月09日

監視カメラに映った怪異!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は雨に濡れ過ぎたのか、体調が最悪です。

なので、一話アップして、さっさと寝ます。

明日も大事な仕事が盛りだくさんなので(泣)

それでは、怖くない話。

どうぞ。



これは俺の仕事関係の知り合いが体験した話である。

よくデジタルカメラに映りこんだものは、本物の霊だという話を聞く。

勿論、フォトショップなどで加工しないという前提なのだが。

その理論からすると、監視カメラに映りこんだモノも紛れもなく本物だと

言えるのかもしれない。

彼は仕事で、セキュリティ関係の会社に勤めている。

通常は、バイトの人などを使ってビルの管理や施設の管理を行っている。

管理といっても、要は監視カメラをチェックしつつ、巡回もして、泥棒や

不審者が侵入しないようにしている訳である。

実際、殆どの場合、夜間の警備となると、バイトさんが派遣されるのが

殆どらしいのだが、たまに、バイトの人数が足りない時などには、社員も

そういう業務をすることがあり、彼もまた例外ではない。

そして、その日彼は例によってバイトが休んだ、ということで、急遽

とある金沢市内のビルへと派遣される事になる。

それ自体はいつもの事なのだが、実はそのビルは曰くつきとの事であり、

バイトが入っても定着しない現場として社内では有名だった。

それは、そのバイトで夜間に監視カメラを確認していると、在りえない物が

見えてしまうというもので、彼も実はその現場だけは避けていた。

しかし、業務命令には従うしかなく、翌日は休日が貰えるということもあり、

嫌々ながら、その現場へ行くのを承諾した。

その現場であるビルは金沢市内の中心部にあり、周りにも沢山の商業施設がある

ような賑やかな場所に立っている。

地上8階、地下1階という構造の建物であり、全てのフロアに有名企業の金沢支社が

入っており、昼間は活気があり、人の行き来も激しい。

だが、当然の事であるが、夜間は無人になり、完全な闇と静寂が支配する場所に

変わる。

そして、実はそのビルでは以前、深夜残業をしていた某企業の社員がある事件を

起こし、自殺しており、それ以後は、午後12時を越える残業は、ビル全体で

禁止になっていた。

それでも、そのビルで働く社員は皆、午後10時を過ぎると、誰も居なくなる。

どうやら、午後10時以降の時間に残業をしていると、色々と怪異が発生する

との事だった。

そんなビルではあるが、完全にコンピュータで管理された監視カメラによって、

余程の事が発生しない限り、巡回などの業務は行っていなかった。

夜間のセキュリティ管理室には、それこそ無数の監視カメラが設置されており、

それこそ、ネズミが一匹紛れ込んだとしても、カメラが自動的に監視し続けてくれ、

その動きの全てを把握出来るほどである。

だから、そんな大きなビルでも、夜間の監視員は2人で十分なのだそうだ。

監視員は、快適な部屋で常時切り替わっていく監視カメラをチェックするだけで

あり、もしもビルの中に何かが侵入したとしても、すぐにカメラが自動で

警告音で教えてくれる。

だから、監視員のやることは、長い時間をいかに眠らずに過ごすか、という事。

しかし、実際には、2人の監視員が交代で仮眠をとるようであり、考えように

よっては、とても快適な仕事に思える。

そして、その夜、彼は、もう一人のバイトとペアで夜勤に就いた。

もう一人のバイトは、もうずっと以前からそのビルの監視のバイトを続けて

いるという強者だ。

ちなみに、何故続けられるのか、と聞いたら、見たモノ、聞いたモノを

全てスルーし忘れる事・・・だそうだ。

そして、夜間の監視が始まって、2時間ほど経った午後10時になると、ビルに

勤めている社員が全て帰っていき、ビル全体が真っ暗になる。

そこからは、完全に入り口がシャットアウトされてしまい、全てコンピュータ

による徹底した監視が始まる。

彼は、もう一人のバイトと色んな話をして、時間をつぶした。

とても平和な時間が流れた。

午前1時、2時、と過ぎていくが、特に変わった事は起こらない。

所詮、噂なんてこんなものか、と思った矢先の午前4時近くに、彼が何気にボーっと

観ていた監視カメラに一瞬、人のようなものが映った。

だが、侵入者に対する警告ブザーは鳴らなかった。

バイトに、それを話すと、ブザーが鳴らないって事は見間違いということですよ。

とあっけなく言われてしまう。

しかし、その一瞬の映像が目に焼きついていた彼は、必死にその、人のようなモノを

探し始める。

監視カメラを手動に切り替え、色んな場所をチェックする。

すると、8階の廊下で、1人の女がポツンと立っているのが映し出される。

彼は手動でカメラをズームして、その正体を確認しようとしたが、OL風の制服を

着た背の高い女ということしか判らなかった。

彼は、もう一度、バイトに相談するが、全く話に乗ってこない。

そこで、彼はもう一度、その女を確認しようとしたのだが、先程までの8階の

廊下にその女はいなかった。

彼は慌てて、その女を再び捜した。

すると、今度は7階の廊下を映し出したカメラの映像で、その女の姿を発見した。

それにしても、そんなに短い時間で、8階から7階へと移動できるのか?と

思った彼は、もう一度、8階のカメラを映し、そこから7階へと降りる階段

の映像も確認して、再び、7階へとカメラを移した。

しかし、またしても7階の廊下には誰も居なかった。

彼はもしかして、と思い、6階の廊下を映し出すと、紛れも無く、その女は

そこに立っていた。

彼はもしかして・・・と思い、カメラを別の場所の映像に切り替えてから、

再び、6階の廊下の映像に戻してみた。

すると、またしても、6階の廊下には居ない。

すかさずカメラを切り替え、5階の廊下の映像にすると、やはりそこにその女

が映っていた。

もしかして、カメラを切り替えるたびに、あの女は移動しているのか?

そう考えると、彼は急に背筋が寒くなった。

そして、彼はどんどんカメラを切り替え、そして元いた階の下の階の映像に切り替え

ると、間違いなく、そこに、その女は立っていた。

そして、彼がカメラを切り替える度に、その女は下の階へと移動を繰り返し、とうとう

地下まで来てしまう。

実は、彼らが居る監視室というのは地下1階にあった。

ただ、彼はその時、妙な疑問を抱いてしまう。

ずっとカメラを切り替える度に、その女は下の階へと移動してきたが、もしも地下で

それをやったら、どうなるのか?

このビルには地下は1階までしかない。

それならば、今度は上の階へと上がっていくのか?

それとも、地下1階より、更に下。つまり地面の中へ消えていくのか?

彼はその衝動に負けて、そのままカメラの切り替えを続けた。

彼がカメラを切り替えて、色々な階の廊下をチェックするが、その女はもう何処にも

映ってはいなかった。

もしかして、消えたのか?

彼はそう思いながら、更にカメラの切り替えを続けた。

そして、何度目かの地下へのカメラを切り替えた時、突然

ドンドンドンドン、

と大きな音で、誰かがドアを叩いている。

彼の頭には、先程までカメラに映っていた女が真っ先に浮かんだ。

だから、地下の通路から、この部屋までのカメラに切り替えてみる。

すると、先程までの女が、彼らが居る部屋のドアの前に立ち、片手でドアを叩いている。

地下に着いてからは、地下を移動して監視室まで移動してきたに違いない。

しかし、どうすればいい。

彼ははっと思いつき、会社へ電話して助けを呼ぶ事にした。

電話を取り外線に切り替え、彼の会社の電話番号を押した。

すると、突然、受話器の向こうから

小さな泣き声が聞こえ、そして次の瞬間、甲高い笑い声に変わった。

彼はもうパニックになってしまい、身動きができなかった。

ドアを叩く音は更に激しさを増し、そして何やら鍵穴に何かを突っ込んでいるような

カチャカチャという音が聞こえた。

彼は、逃げ場の無い恐怖に息が詰まりそうになる。

その時、奥の部屋で仮眠していたバイト君が

あー、うるせえな~と眠そうな目を擦りながら部屋に入ってきた。

そして、彼が呆然と見守る中、何事もないように、監視カメラの電源を

落とした。

その途端、ドアを叩く音は消えてしまった。

そして、

初めて、このビルに来た人は皆やっちゃうんですよね。

でも、ここまで近くに来られたのは初めてかな。

そう言って笑った。

彼はそのまま、無事に仕事を続け、午前8時に、他のバイトと交替した。

しかし、それ以後、彼はそのビルの夜勤は断り続ける事になる。

そして、彼が言っていたのだが、

何処のビルでも大なり小なり、色んな怪異現象があるもんなんだよね。

他にももっとヤバい場所もあるけど、それは教えられないよ。

との事だった。

そのビルは、今も最新のセキュリティシステムに守られ、その場所に実在している。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:17│Comments(3)
この記事へのコメント
k様
バイト君凄い!
怖い話なのにバイト君に感心してしまいました(笑)
Posted by ちんぱん at 2017年03月09日 20:47
営業のKさん

あああぁ〜金沢はぁ〜今日むぉ〜雨ぇえだあぁったぁ〜・・・んですね、ご自愛下さい。

これまた、興味深い記事ですね。
映像に載せて移動する霊体・・・恐怖と不思議からくる人間の慣例を利用して近付き・・・そりゃ無視が妥当ですよ(泣


いつも痺れる啖呵をきられるAさんも、無視が良いと言われてましたもんね。

・・・けれど、猫じゃらしに反応する猫の本能の如く・・・分かっちゃいるけど・・・何ですよね(泣

それでは、次回も怖くない話を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2017年03月09日 21:02
この方と同業なんで、バイト君の気持ちわかる気がします。
色々な現場によって、どうしても行くのが嫌な場所って存在するんで、そこに行く時は余計な音を聞いたりしたくないんで、イヤホンして音楽聴きながら行ったりとかしてます(単なるチキンです)
周りも余計な所は一切見ないです。
俺も勤務地で見てしまった場合は、間違いなく異動願いだして2度と近づく事無いと思います。
まぁ人が寝てる時とかに仕事してるから、いろんな経験する可能性が上がりますが仕事とはいえ辛いですね
Posted by かずや at 2017年07月01日 11:41
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