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2017年03月15日

白山市の開かずの踏切

サインディスプレイ部 営業のKです。

寒くなったり暖かくなったりと気温の変化が激しい

今日この頃ですが、皆様、お元気でいらっしゃいますか?

体調は相変わらず良くなりませんが、それでも

怖くない話だけは、書き続けたいと思っております。

ただ、最近チェックしてみると、部屋に貼った

強力な護符が黒く変色しておりました。

また、家族に怪異が発生するようになれば、

また、その時には一時的に怖くない話を

中断しなくてはいけないかもしれません。

それを避ける為に、怖くない話という言い回しに

しているんですけどねぇ。

それでは、怖くない話、今夜も行きます。

いつまで、頑張れるか、はわかりませんが・・・・。



これは、俺の友人が体験した話である。

よく開かずの踏み切り、という話を聞く。

なんのことはない、右から電車が来るのを待っていると、その間に左から電車が

来てしまい、またそれを待っていると、今度は、またしても右から電車がきてしまい、

なかなか踏み切りの遮断機があがらない、というだけのことなのだが。

もっぱら、そんな事は、都会の線路が複数並んでいるような場所でしか、起こらない

と思うが、今回話すのは、そういう開かずの踏み切りではない。

白山市、しかも線路は、のぼりとくだりの2本しかない。

そんな場所の遮断機が、全く上がらないのである。

そこは、白山市の中でも、特に飛び込み自殺が多い踏み切りから、2本離れた

踏み切りになる。

その自殺が多い踏み切りというのも、本当に田んぼに囲まれたのどかな場所

なのだか、昔から何故か飛び込み自殺が絶えない。

全く不可解な場所である。

そして、今回書く話は、その開かずの踏み切りという場所に、友達と2人で

探索に行った友人の体験談である。

その日は、土曜日であり、翌日が休みということで、かなり夜更かしして

遊んでいたのだという。

そして、いよいよ深夜になり、退屈が最高潮に達した時、どちらからともなく、

以前から話題にのぼっていた、開かずの踏み切りに行ってみようか、という事に

なり、2人で現地へと車で向かった。

現地に着くと、既に午前1時を回っていた。

彼らは懐中電灯を持ち、怖いので車のエンジンはかけたままにして、踏切へと

歩を進めた。

さすがに、そんな時刻になると、通過する電車も、たまに来る貨物列車くらいのもので、

ひっそりと静まり返っている。

彼らは線路の中に入り、そして、上り方面と下り方面の両方を見渡した。

当然、電車が来る気配は無く、線路の先には、漆黒の闇が広がっている。

彼らは、さすがに、こんな状態で遮断機が下りる訳が無いよな、とお互いに

納得し合う。

そして、線路から出ようとした時、突然、カンカンカンと大きな音が聞こえだした。

そして遮断機が下りてくる。

彼らは、まさか本当に遮断機が下りるとは思っていなかったので、体が硬直し

固まってしまう。

しかし、遮断機が下りた以上は、もうすぐ此処を電車が通過するのだろう、と思い

すぐに線路から出た。

こんな深夜に貨物列車だろうか。

彼らは思った。

そして、その貨物列車が来るのを待った。

しかし、電車はなかなか来なかった。

しかも近づいて来るライトの存在も無かった。

彼らは本当に来るのか、と疑心暗鬼になる。

そして、この開かずの踏み切りの正体は、誤作動で下りたままになった

遮断機というオチなのではないか、と結論づけた。

相変わらず、遮断機はカンカンカンと大きな音を立てている。

彼は、もう十分だろう、と思い、もう1人に声を掛け、車に戻ろうとした。

そして、そこで初めて、車のエンジンが勝手に停止していること、そして

先程までうるさい位に聞こえていた虫やカエルの声も完全に消えている事

に気付いた。

彼は、

車のエンジンってかけっ放しにしておいたよな?

と、もうひとりに問いかけた。

しかし、返事はない。

彼は、振り返って辺りを見回した。

すると、あろうことか、もう一人の彼は、踏み切りに向かいフラフラと歩いている。

そして、その前方にある踏切には、見たことも無いような、真っ黒な列車が停止

していた。

その列車には、沢山の人が乗っているのが見えたのだが、どの顔にも生気は無く、

ただ、ほんやりと踏み切りに近づいていく彼を見ているのが不気味だった。

中には、顔が潰れたような人、焼け爛れた顔の人、血を流している人など様々だったが、

そのどれもが、うっすらと笑みを浮かべながら、近づいていく彼を見ているのだ。

彼は、ハッと我に帰り、もう一人のもとへと走った。

そして、遮断機をくぐろうとしている彼を思いっきり掴み、そして後方へと

突き飛ばした。

そして、顔を上げて、列車の方を見ると、どの顔からも、がっかりしたような感じが

伝わってきた。

そして、そのままの状態で、5分ほど経つと、その黒い列車は、ゆっくりとスタートし、

そして闇の中へと消えていった。

そして、それと同時に遮断機もあがり、警報機の音も消えて、もとの静かな空間に

戻った。

その後、友達のもとへと駆け寄り、揺り起こすと、彼は元気に目を開けた。

しかし、黒い列者が見えた事までは覚えているが、それ以後の記憶は全て消えていた。

これが、俺の友人が体験した話である。

そして、彼は、最後にこう付け加えた。

もしかすると、いや、たぶん、あの辺りで起きている飛込み自殺には、

きっとあの黒い列車が関係していると思う。

そう言っていた。

この踏み切りは、今日も白山市で、ひっそりと遮断機を下ろしているの

かもしれない。

この踏み切りは、実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:08│Comments(3)
この記事へのコメント
きゃーっ死神列車じゃないですか!!
少女マンガの デイモス(悪魔)の花嫁 を思い出してしまいました。
間一髪で助かってよかったです。
Posted by ちんぱん at 2017年03月15日 21:14
営業のKさん

怖くない話と表現されるのは、多分そう言う事なんだろうと考えておりましたが・・・そう言う状況ならば、再度しっかりと正常?に戻されては如何でしょうか。
ご本人の体調が優れず、ご家族にも影響が及ぶ可能性があるならば、是非とも早期に対応された方が良いのではと、その方面には無知な私が申します。
確かに、怖くない話の更新が途切れれば残念ではありますが・・・ご自愛下さい。

その路線を管理する鉄道会社も困り者ですね・・・ドクターイエローじゃなく言うなれはデスブラックが勝手に運行されるなんて(泣、ジブリ映画の水面を走る列車が脳裏に浮かびましたよ。
以前の記事にも、ソロツーリング中に異界に迷い混み、駅に停車する車両から蠢く何かが・・・と言うのがありましたが、世の中本当に不思議ですね。

それでは、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年03月15日 21:54
Kさん、こんばんは。

まだ、体調が戻りませんか。
気分直しに私から怖い話をひとつ、名付けて「電車のドアの恐怖」。

それは数年前の秋の午後であった。
自分は電車に乗り、ドアに近い座席に座った。乗客はまばらであった。
ある駅でサラリーマン風のオッサンが、走って乗り込んできて座席に座った。
やがて発車ベルが鳴り、ドアが閉まりかけたその時、「ドゴンッ」という音が車内に鳴り響いた。何事かと顔を上げると先程乗り込んできたオッサンが立ち尽くしている。
おそらくオッサンは逆方向の電車に乗るつもりで、間違いに気付き降りようとしたようだ。
すると向こうに座っている高校生から笑い声が、自分の正面のOLは肩を震わせている、自分はオッサンと目が合いさすがに笑えなかった。
オッサンは次の駅で降りた。

笑いを堪えるのは地獄でしたね。なにしろ正面に座っているOLさんと目が合った上に当人と目が合ったのですから。

長文の上、下手な文章で失礼しました。
また、次の話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年03月15日 23:43
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