› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 死んだ母親から娘を護った話

2017年03月21日

死んだ母親から娘を護った話

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日はずっと雨の1日でしたね。

皆さんも今日から仕事がスタートという方も多かったのかも

しれませんね(あっ、中西様、ずっとお仕事のようで、

本当にお疲れ様です)

今夜の話は、先日、死んだ父親から娘を護った母親の話

を書きましたが、それに似ているかもしれませんが、

実話ですのでご了承くださいませ。

それでは、怖くない話、スタートします。

どうぞ~!



これは知り合いの霊能者であるAさんから聞いた話である。

Aさんには、昔からの親友がいた。

霊感など全く無いのだが、何故か気が合うのだという。

だから、事あるごとに、その友人と色んな所へ出掛け、楽しい時間を過ごした。

ここではBさんとしておこう。

そのBさんであるが、とても女性らしく性格も容姿も申し分なかったので、

行き遅れているAさんとは対照的に、若い年齢で結婚してしまう。

美男美女のカップルということで、その将来は素敵な物になる筈だった。

しかし、夫になった男性は、仕事も辞めギャンブルにのめり込んでしまう。

そして、挙句の果てには浮気をし、暴力まで振るう様になってしまう。

結局、Bさんは、結婚3年目で離婚してしまう。

旦那との間に出来た幼い娘はBさんが引き取った。

それから、Bさんと娘さん2人だけの生活がスタートした。

元旦那は、養育費も入れてはくれなかったが、正直、Bさんにとっては、そんな事

など、どうでも良かった。

何より、娘との生活は楽しく幸せを実感できたから。

そして、当然、独身のAさんも親友の娘さんを、まるで我が子の様に可愛がった。

それからのBさんの生活は、何をするにも全て娘が最優先であり、どんな辛い

仕事も苦にはならなかったし、仕事を終えて帰宅し、娘を保育園に迎えにいく、という

生活がBさんは大好きだった。

どんな疲れも娘の顔を見るだけで吹き飛んでしまった。

しかし、娘さんが小学校に入学する頃、Bさんの体に癌が見つかる。

検査で見つかった時には、もうステージⅣの末期。

余命も半年と宣告される。

そして、その余命宣告を受けてから、Bさんの生活は一変してしまう。

仕事も辞め、娘の世話は実家の母親に任せ、Bさん自身は、何やら変な宗教に入信

してしまう。

Bさんの病状を知ってから、出来るだけ口を挟まず、好きな様にさせていたAさんも、

これには、さすがに驚き、Bさんに辞めるように説得した。

何故なら、その宗教は、名前は出さないが、蘇りの邪法を提唱しているカルト宗教

だったから。

しかし、説得した際、Bさんから、

健康なあんたに何が判る?

と言われて、Aさんは言葉を失った。

そして、親友のそんな言葉に傷つき、かっくりと落ち込んでしまう。

それから、AさんはBさんと疎遠になってしまう。

それからも、Bさんはそのカルト宗教に入信したまま、痛み止めだけで

闘病し、結局、医者の余命宣告である半年を大幅に超えて、1年半後に

死亡する、

死ぬ間際には、娘を病院のベッドの横に座らせ、

お母さんは、また蘇って、会いに来るから、と何度も娘さんに言い聞かせ、そして

娘の髪も自分と一緒に燃やしてくれるようにと懇願し、笑いながらこの世を去った。

そして、その時のBさんの笑い顔は、実の母親でさえ、恐ろしく感じるほどの

不気味な笑みだった。

AさんがBさんの訃報を知ったのは、葬儀の案内が来た時であった。

Aさんは、通夜も本葬も参列し、Bさんの死を心から惜しんだ。

結局は何もしてやれなかった自分を悔いた。

そして、もうBさんの事は、早く忘れるように努めた。

しかし、葬儀から1週間が過ぎた頃、Aさんの元に、Bさんの母親から連絡が入る。

何やら、不可解な出来事が連続しており、娘の供養の為にも、Bさんの知恵を

借りたいという事だった。

最初、これ以上、係わるのはBさんの意思に逆らうのではないか、と思い、頑なに

固辞してきたAさんだったが、話を聞いていると、どうやらその怪異の対象が

亡きBさんの娘さんに及んでいると知り、Aさんは重い腰をあげた。

何故なら、Aさんには確信があったから。

それは、あれだけ可愛がっていた娘さんを母親に預けっぱなしにしてまで、カルト宗教

に入信したBさんには、きっと、それなりの目的があり、その目的とは、他ならぬ

自分の復活であり、そして、最愛の娘さんを連れて行く事にあるという事。

だから、Aさんは、急いでBさんの実家に向かった。

実家に着くと、Bさんの母親が心配そうな表情で迎えてくれた。

そして、こう言った。

ごめんなさいね。Aさんまで巻き込んでしまって。

でも、Aさんしか頼る人が居なくて・・・・。

以前は、Aさんも知ってるように、霊とか魂とか、全く信じていなかった娘が、何故か

そういうものを信じるようになって・・・。

それからは、変な宗教に染まっていったんだけどね。

でも、実はあの子、死ぬ間際も、死んだ事はAさんに伝えるなって言ってたの。

知れば、私の邪魔をするからって。

だから、孫を守れるのは、Aさんしか居ないんじゃないかって思っちゃってね。

それにしても、こんな事になってしまうなんて・・・

本当にごめんなさいね。

でも、助けてください!

そう言って泣き崩れた。

Aさんは、その母親が落ち着くのを待って、Bさんの写真が置かれた仏壇を

拝ませてくれる様に頼んだ。

そして、仏間に案内され、Bさんの写真と対峙した。

すると、締め切った部屋にもかかわらず、ロウソクの火が大きく揺れて消えた。

その後、部屋のガラスや襖がバタバタと大きく音を出して揺れた。

そして、部屋の照明が突然割れ、Aさんの頭上に降りかかった。

その時、Aさんは確信したという。

Bさんは、もう昔のBさんではなく、Aさんを完全に敵として排除しようとしている。

そして、どこでそんな力をつけたのかは判らないが、とても強力な悪霊に

なってしまっていることを。

Aさんは思った。

このレベルの悪霊には自分の力など通じるわけが無い、と。

それどころか、逆に取り殺されるかもしれない。

ただ、Bさんの娘さんだけは何としてでも護らなければいけない。

それでは、どうすれば良い?

答えは出なかった。

それどころか、以前親友だったBさんと対峙し、そして封じなければいけない

という現実を恨んだ。

そして、次に、本題のBさんの娘さんの部屋へと向かう。

部屋に入ると、娘さんは、高い高熱を出し、うなされながら行きも絶え絶えに横に

なっていた。

だが、Aさんの顔を見ると、少しだけニコっと笑い、こう言った。

お母さんは私を連れて行きたいみたい。

私はもっと生きたいけど、お母さんがそれを望むのなら仕方ないのかも・・・。

それより、私は、おばあちゃんやAさんがお怪我したり死んだりするのが怖いの。

だから、私の事は気にしないで逃げて・・・・。

それを聞いて、Aさんのわだかまりは消えた。

そして、どんな方法を使っても、私が死んだとしても、この娘だけは護らなくては、と

覚悟を決めた。

それから、リビングに移動し、母親から話を聞く事に。

よく見ると、母親は体に何箇所も包帯を巻いている。

そして、それは全て娘であるBさんが出現し、怪我をさせられたという。

自分の母親まで殺そうとする、かつての親友にAさんは恐怖した。

そして、Bさんは、突然現れては、階段から突き落としたり、夕飯の支度中に

包丁で母親を刺そうとするらしく、また、寝ているときには首を絞められ、何度も

意識を失った。

そして、この家を訪れる者は、誰一人として、家の中へ入れないようにと

結界のようなものを張っているらしく、今日、Aさんが、すんなりと家の中に

入れたのには驚いたという。

そして、やっぱり親友のAさんには来て欲しかったのかもしれない、と言われたが、

Aさんは、それを聞いて、死を覚悟した。

何故なら、悪霊となったBさんの力なら、今のAさんを家の中に入れない事など

造作も無い事だと判っていたから。

それなのに、すんなりと入れたという事は、もうこの家からAさんを外に出すつもり

は無く、此処で殺そうとしているのが明白だったから。

試しにAさんは、その部屋から廊下へ出ようとした。

だが、部屋から出ようとした瞬間、全身から力が抜けてしまい、その場に崩れ落ちた。

そして、Aさんが開いた引き戸の隙間からは、紛れもなくBさんがおぞましい顔で

ニヤニヤと笑っていた。

Aさんは、携帯を取り出し、知り合いの霊能者に助けを求めようと電話してみる。

しかし、何故か携帯の電波は圏外を表示している。

こえなってしまったら、もうAさんには完全に勝ち目はなかった。

それほどまでに強大で邪悪な悪霊になってしまった、かつての親友を心底

恐ろしいと思った。

それにしても、何故、こんなに力の差が歴然としているのに、どうしてBさんは

Aさんを一思いに殺してしまわないのか?

Aさんは、考えてひとつの結論に達した。

それは、以前、書いた事があるのだが、最強の霊能者として、認識されている

者から、貰った護符を身に付けており、その為に、Bさんの悪霊は彼女に近づけないのだ、

という事だった。

彼女は、その護符を握り締めて、

どうか、この母親と娘さんを護ってください

と強く念じた。

そして、自分の意識がだんだんと遠のいていくのがわかった。

Aさんは、薄れていく意識の中で、こう願った。

Bちゃん、お願い、早く間違いに気付いて・・・と。

そして、薄れていく意識の中で、傲慢に笑うBさんの悪霊の姿が映る。

その姿は、醜く、とても人間だったとは想像も出来ないような恐ろしい顔だった。

このまま殺されるのか・・・・

そう思った時、突然Aさんの携帯が鳴った。

それまで、ドンドン全身の力が無くなっていったのが嘘のように、体には力が戻っていた。

携帯を見ると、相変わらず、電波は圏外を表示しており、発信者の番号も

非通知も何も表示されていない。

それでも、これが最後の頼みだと感じたAさんは、その携帯に出る。

すると、そこから聞こえてきたのは予想外の声だった。

こんにちは。大丈夫ですか。

とりあえず、緊急なので連絡させて貰いました。

ごめんなさい。

全て把握した上で聞くんですけど、そのお友達、浄化しちゃっても良いですか?

Aさんを助けたいのも在るんですけど、そういう身勝手な奴、大嫌いなので・・・。

その声には聞き覚えがあった。

そして、Aさんは、助かった。全員が救われる、と思ったという。

何故なら、その電話の相手は、今、Aさんを護っている護符に念を込めてくれた

最強の霊能者と認識されている相手だったから。

Aさんは、泣きながら

お願いします・・・・と言うと

それじゃ、携帯をそいつの方へ向けてくれますか。

と言われた。

Aさんは、既に邪悪な姿に成り果てたBさんに向けて、

ごめんね、と泣きながら

携帯を向けた。

すると、携帯から、一際甲高い高周波音が出て、Bさんが苦しみ出す。

そして、次の瞬間、突然、家中がガタガタと大きな音を立て出し、一瞬で

Bさんの姿はそこから消えてしまった。

Aさんは、携帯を耳に当て電話の相手にお礼を言おうとしたのだが、既に電話は

切れており、無音状態になっていた。

母親とポカンと、顔を見合わせていると娘さんがダダダーっと元気に走ってリビングに

入って来る。

全てが終わったと実感した。

それからは、その娘さんの周りで怪異は一切起きていない。

そして、Aさんは、それ以後、Bさんの墓参りには一度も行っていない。

何故なら、Bさんの魂そのものが、既に、その最強の霊能者によって完全に全ての世界

から消滅させられた事を知っているから。

この最強の霊能者は実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:14│Comments(3)
この記事へのコメント
営業のKさん

お気遣い、ありがとうございます。
確かに大変・・・ではありますが、お客さんの生活の一端を担っていると考えると、依頼があれば修理に向かわずには居れません。
これも定め、お天道様は見ておられる・・・頑張ります。
因みに、今日はサッポロ一番ホタテバター味と明太子おにぎりが昼飯です(笑

理解に苦しみます・・・何故そうなってしまうのか。
愛する我が子を残し、先立つ母の悔しさと未練、病気や境遇などこの世への嫉妬と憎悪、そして選択したのが邪教への入魂ですか・・・そして悪霊に成り果てる(哀

己が悪霊となり、我が娘と実母を執り殺す行為に、いったいどんな意味、価値があると言うのでしょう。
あの世の道理には無知な私ですから、本当に理解出来ません。

何はともあれ、Aさんがご無事で何よりです・・・が、行き遅れなんて言っちゃって良いんですか、行き遅れなんて・・・Kさん
((((;゜Д゜)))
Posted by 中西 at 2017年03月21日 21:11
K様
母親の愛情も間違った方に行くと悲しいですね・・・
友人さんも助かったけどつらかっただろうに。
でも娘さん助かったよかっです。
人の弱みにつけこんで悪霊になるような宗教って頭に来てしまいます。
力を悪い方へ使う宗教もあるんですね。
Posted by ちんぱん at 2017年03月21日 21:37
Kさん、こんばんは。

回りの人達、肉親や友人を巻き込んであの世に引きずり込む怨念、これが人間だった者のする事でしょうか。また、宗教の怖さを改めて感じる話です。

恥ずかしながら金沢カレー、最近まで名称は聞くものの自分の中では正体不明でした。
細かい事は省いてカツカレーですね。
カツカレー大好きなんですよ、そうとは知らずに食べていました。(笑)

それでは、また次の話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年03月21日 22:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count