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2017年03月22日

録音したデモ曲に・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今週末は、久しぶりのライブです。

今回はいつものギターではなく、ベース担当なので、

気が楽です。はい。

勿論、ベースも極めれば凄く難しい楽器なんですが、

私のモットーは、他の楽器の邪魔をしないベースですので、

存在感の無いベースに徹します(笑)

ということで、今夜の怖くない話は、バンド関係の

お話です。

それでは、どうぞ~!



これは俺が体験した話である。

俺は趣味でバンド活動をしている。

一応、作曲も担当しているので、新しい曲が出来ると、それをデモ曲として

1人で録音し、とりあえず聴けるレベルにしてから、メンバーに渡して

評価してもらい、バンドで演奏するかどうかが決まるのである。

そのデモ曲だが、自宅の自分の部屋で全て行う。

今は便利な物があり、以前と比べると、その作業はとても簡単になった。

デジタルのMTRという簡易レコーディングを使用し、パソコン上で

ドラムなどのリズムパターンを決め、その上に、ベースの音を乗せる。

これも、楽譜さえ決まっていれば、とりあえずは自動でベース音を入れてくれる。

そして、ここからは、人それぞれなのだろうが、俺はギターの音は、自分で

実際に弾いて、それを重ねてオーバーダビングさせるというのが、いつもの

パターンだ。

そして、その日も俺はそうして作成したでも曲を持って、メンバーが待つ

スタジオへと向かった。

その時の曲は、かなり自信があったので、デモ曲も特に力を入れて作った。

そして、メンバーに聞いて貰う。

一番緊張する瞬間だ。

聴き終わると、キーボードの女性メンバーが言った。

曲は好きな感じなんですけど・・・・・

と曖昧な反応だった。

だから、俺は少しムッとしてしまい、

悪いところがあるんなら、はっきり言ってね!

と言い放つ。

すると、キーボードの女性は、少し申し訳なさそうに、こう言った。

曲の間、ずっと女性の声が聞こえるんですけど、それって意図的なものですか?

そして、他のメンバーも一斉に、その事について聞いてきた。

いや、俺はそんなもの入れてないけど・・・・

そういうと、メンバーの顔が一気に暗くなる。

また・・・ですか。

実は、以前にも俺が作ったデモ曲に変な声が入っている事が何度かあったからだ。

そこでスタジオ機材にセットして、大きな音で聴いてみる事になった。

イントロが始まる。

全員が耳を澄まして音源に集中する。

曲が進み、間奏部分になった時、はーボードの女性が、

あっ、ここからです。聞こえたのは!

と大きな声を出した。

しかし、人の声のようなものは、何も聞こえてこなかった。

やっぱり聞き間違いだったのかも・・・

というメンバーだったが、俺はある事を発見した。

演奏している間、ずっと後ろの方から小さな音でピアノの音が入っている。

俺はそんな音を入れた記憶は無かった。

なにより、俺はピアノをはじめ、鍵盤系の楽器は超が付くほど苦手であり、

それこそ、誰でも弾ける、猫ふんじゃった、すら弾けないのだ。

俺は、不可解なピアノの音が入っている事をメンバーに告げ、もう一度

聴いてみる事にした。

イントロが始まる。

全員が凍りついた。

そこには、先程は聴こえなかった女性のクスクスという笑い声が入っていた。

さっき、こんな声入ってたか?

その問いかけに、誰も返事しなかった。

曲が進むに連れて、それがついさっき聴いた時とは、まるで別のものが

至るところに入っていたから・・・・。

そして、間奏に入ると、突然、ギターの音が小さくなり、女性の鼻歌の

ようなものが聴こえてきた。

そして、曲が全て終わると、

ドアを開けて・・・・

そこにいるよ・・・・

という声が聴こえてきた。

そして、その声が終わると、今度は酷い耳鳴りがメンバーを襲った。

更に、スタジオ内の照明もゆっくりと点滅を繰り返す。

そして、スタジオの分厚いドアをドンドンと叩く音が聞こえてきた。

そして、ドアの向こうからは、

お願い・・・

助けて・・・・

中に入れて・・・

という泣き声が聞こえてきた。

その瞬間、メンバーの1人が、突然ドアの方へと駆け寄り、ドア越しに問いかけた。

どうしたんですか?貴女はなに者なんですか?

すると、ドアの向こうからは

私は皆さんを助けたいだけ・・・です。

危険が迫っています。

だから、早くこのドアをあけてください。

お願いですから・・・・

それを聞き、彼は、ドアのロックを外してしまう。

馬鹿!何やってんだよ!

だって、このままじゃ、頭がおかしくなりそうなんだ。

だから、とりあえず、ドアを開けて、そいつと直接話すしかないだろ?

こんなやり取りがあった。

睨みあう俺達をよそに、スタジオのドアは、まるで自動ドアの様にゆっくりと

開いていく。

そこには、白いワンピースを着た女が満面の不気味な笑みを浮かべ立っていた。

その口からは、ヨダレが垂れ、どこまでも澱んだ瞳がギラギラして、何故かは

分らないが、前身がびしょ濡れであり、足は裸足。

とても生きている人間には見えなかった。

それが、今まさにスタジオの中に入って来ようとしていた。

片足がスタジオの中へ入り、ビチャっという嫌な音がした。

その時、メンバーの1人が、スタジオのドアに体当たりした。

それを見て、他のメンバーもそれに加わる。

しかし、その女の力は凄まじく、男4人でも逆に押されるくらいだった。

それでも、何とかドアを閉め、ロックを掛ける事に成功した。

ドアの外からはゲラゲラと笑う女の低い声がドアを震えさせていた。

もう限界だった。

俺達は、すぐにその音源を機材から取り出し、そして叩き潰した。

すると、どこからか、

もう少しだったのに・・・・

という女の声が聞こえ、そして耳鳴りは収まった。

そして、急いで帰る際、スタジオから降りる階段を見ると、そこには緑色に

濡れた足跡がくっきりと残っていた。

ちなみに、そのデモ曲がお蔵入りになったのは言うまでもない。

このデモ曲は、実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:25│Comments(2)
この記事へのコメント
k様
なんで恨みも接点もないk様の音楽に入り込むですかねー
写真や録音って怖いです。
しかも来てしまうなんて「呼んでねぇーよ」なんて言ったら幽霊は怒ってしまうのかしら?
それにしても作曲なんてクリエイティブな事してる事に驚きです!!ギターも弾けるし作曲もするし車に詳しいしショットバーに一人で飲みに行くし霊感は強いし。
k様ってどんな方なんですか???
小心者で取柄のない凡人の私から見たらうらやまです。
Posted by ちんぱん at 2017年03月22日 21:22
営業のKさん

いよいよ3月も後半、年度末もあり高速道路は車が多いですよ〜(泣

これまた不思議ですね〜デジタル記録された音源に、音声だけでなくピアノの音まで乗せて来るなんて・・・そしてドアを叩く喚く・・・これホラー映画の1シーンに使えますね(泣
しかし・・・その亡者もバンドのファンだったりするんでしょうか・・・(泣

それでは、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年03月23日 16:59
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