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2017年03月26日

御札の家には絶対に近づくな!(後編)

サインディスプレイ部 営業のKです。

今、コツコツと過去にアップした怖くない話を

手直し修正しようと企んでます(笑)

とりあえず、読みやすいように、現在の書式と

同じにしようと思っております。

また、そのうちに、文章自体にも、手を入れたいと

思っております。

時間はかかるかもしれませんが・・・・。

それでは、昨日アップした話の続きです。

怖くない話、どうぞ~!



(前編からの続き)

しかし、そこにも、暗闇の中、何かが立っていた。

懐中電灯で照らし確認しようとした。

下から照らすと、裸足の汚れた足、そしてヨレヨレのスカート、そして白い

ブラウスを着た女が立っているようだった。

しかし、顔まで照らそうとした時、誰かがそれを止めた。

そこまでで確認できた姿は、足が深い緑色をしており、肌には血管が浮き出ていた。

そのまま、その顔を見てしまったら、もう腰が抜けてしまう様な気がしたから。

だから、出来るだけ顔が映らない範囲を、全員が懐中電灯をかざした。

だが、その廊下に立っている女。

顔は見えないが、全く動く素振りが無かった。

もしかしたら、マネキン?と思ってしまうほど、全く動かなかったという。

しかし、先程、この廊下を通った時には、間違いなく女など居なかった。

自分達が通ってきた場所に、今、何かが立っている。

自分達以外に、この家の中に、誰かがいる!という事実が彼らには堪らなく怖かった。

と、その時、背後にある浴室のガラス戸がガチャと開く音が聞こえた。

その音に弾かれたように、彼らは再び、動き出した。

前方に立っている女の方へ向かっていく勇気などある筈も無く、彼らは、その女とは

逆方向に走り出した。

そして、廊下を逆方向へ向かうと、突き当たりに2階へと上る階段があった。

彼らは、躊躇せず、その階段を駆け上がった。

木製の階段は、所々が腐っているようで、踏むとグニャと沈み込んだが、そんな事は

気にして入られなかった。

2階に上ると、そこには左右に廊下が伸びていた。

どっちに行く?

と誰かが言った瞬間、階段の下から、ギシッと階段に足を掛けるような音がする。

そして、ここで、彼らは再びミスを犯す。

その時、突然、階段をギシッギシッと上ってくる音が聞こえてきたのだが、その際、

彼らは左右どちらに行くかを決めかねてしまい、結局、4人は右手の部屋に入り、

残った1人は、左手にある部屋へと逃げ込んでしまう。

ここから先は、4人が逃げ込んだ部屋からの内容になってしまうのだが・・・。

彼らが部屋に入ると、そこはどうやら客間なのか、家具らしき物も置いてなく

整然としている。

彼らは恐怖を紛らわせようと、窓の障子を開け、外の光を部屋に入れようとした。

しかし、何故か、先程までの快晴が嘘のように、外も真っ暗に曇っており、

それでも僅かながらの光に少しだけ勇気付けられ、彼らは頭に被ったヘルメットの

ライトと懐中電灯を消して、部屋の一番奥に固まるようにして息を殺して、

様子を窺った。

勿論、手にはバットや木刀を握り締めて・・・・。

階段を上がってくるモノに見つからないように、やり過ごせるように、心から願った。

すると、どこからか声が聞こえてくる。

この部屋やばいって!

お前ら、どこにいるの?

助けてくれよ。

1人は怖いって・・・。

1人だけ左手の部屋へ逃げ込んだ友人だった。

どうする?

助けに行くか?

そう話していると、突然、階段の方から、ギッシィーという木を踏みしめる

様な大きな音がして、彼らは再び口を閉ざし、耳を澄ました。

廊下の板の間を踏みしめる音が左右どちらに来るのか?

彼らは息を殺してその音に集中した。

すると、ズズッ、ギシッ、ズズッ、ギシッという廊下を這いずり歩く様な音が聞こえ、

その音は、ゆっくりと遠ざかっていく。

ソレは間違いなく、1人で左へ逃げた友人の方へと向かう音だった。

彼らはしばらく、そのまま、その音を半分ハラハラし、半分ホッとして聞いていた。

すると、突然悲鳴にも似た叫び声が聞こえてくる。

うわっ、誰?

誰が襖開けてるの?

うわ~っ、誰?

入ってくるな!

おい!

お前ら助けに来いよ!

っていうか、お前・・・何・・・・・うわ~!

最後に大きな悲鳴が聞こえ、それ以後、声が聞こえなくなった。

彼らは、小声で

まさか、死んでないよな?

殺されたのか?

今からでも助けに行かなきゃ・・・・・

そう話していたとき、突然、彼らが隠れている部屋の襖がバターンと

大きな音を立てて開いた。

心臓が止まりそうだった。

そして、彼らは全員が、ヒッという大声を出してしまった。

今度は俺達が殺される番なのか?

そう思居、よく見ると、部屋に入ってきたのが、1人で隠れていた友人だと判った。

彼らは、一気に元気を取り戻し、彼に向かって言った。

おい、大丈夫だったのか。

ヒヤヒヤさせるなよ。

怖がってる演技なんかしやがって(笑)

しかし、彼の様子はいつもとは全然違った。

明るくムードメーカーの彼だったのだが、その時の彼は、まるで、先程

1階の廊下で立っていた女の様に、微動だにせず、無言でそこに立っている。

そして、1人でブツブツと何か呟いている。

彼らは、彼が普通ではない、と思い、

どうした?

何かあったのか?

と声を掛けた。

すると、突然、

私は殺されたの・・・・誰かに・・・・

ゆっくりと後ろから首を絞められて・・・・

苦しかった・・・本当に・・・・

だから、つるしてあげる・・・・今度は私が・・・・

と低い声で言った。

そして、その声は、彼らが知る友人の声ではなく、明らかに女性の声だった。

その声は、若い女の声だったが、震えたような声であり、小さい声ながらも

しっかりと聞き取れるような低く地の底から響く様な声だった。

そして、次の瞬間、その友人は手に持ったバットを振り回し飛び掛ってくる。

必死に抵抗しながらも、友人を傷つける事は出来ず、彼らは防戦一方になる。

そして、彼らは見た。

その友人の背後、開いた襖から、廊下にダラリと立ち尽くした2人の女を。

1人は、中年の女性であり、長く伸びた髪からは、ポタポタと液体が垂れており、

もう1人は、まだ若い女性だったのだが、細く痩せ細った体は異様に背が高く、

そして、伸びきった首がダラリと横に垂れ落ちていた。

そして、その2人の手には、力なくロープの様なものが握られていた。

彼らは、それを見て、もう無理だ、

と覚悟したと同時に、ある意味、吹っ切れて

ヤケクソな行動に出てしまう。

ごめん、と声を出して、友人をバットで殴る。

みぞおちを突かれ、苦しむものと思われたが、一瞬怯んだだけですぐにまた

彼らに襲いかかってきた。

友人には、既に普通の痛みの感覚というものすら無くなっいるのか?

友人は、ケラケラと女の声で笑いながら、再び手に持ったバットを振り回す。

しかし、そのスピードは遅く、彼らは容易にそれをかわす。

そして、次の瞬間、全員で友人をその女達の方へと蹴り飛ばすと、躊躇せず、

部屋の窓をバットや木刀で叩き割った。

その時はまるで事前に打ち合わせをしていたかの様に、全員の意思が統一されていた。

それは、もう窓から飛び降りて逃げるしか、助かる可能性は無い、と全員が

悟っていたから・・・・

そして間髪を入れずに、全員が一斉に、そのまま窓から外へと飛び降りた。

そのまま地面に叩きつけられ、意識が朦朧とする中、彼らは2階の窓からこちらを

ニコニコしながら見つめる女2人の姿を見た。

その邪悪な姿と、真逆の屈託の無い笑い顔が、更に彼らの恐怖を増幅させた。

この後、あいつらがここまで追ってきたとしたら、もう彼らに抵抗する力など

残されていなかった。

だが、窓から飛び降りた彼らは、その後すぐに、偶然通りかかった方に、

助けられ、救急車を呼んでもらい、病院へと搬送された。

そして、そのまま入院となった。

彼らは、ある者は、手足や肋骨の骨を折り、またある者は、内臓が損傷し、全身が

飛び降りた際のガラスで血まみれになっていたが、とりあえず命は助かった。

片目を失った者もいたが、命が助かっただけでも奇跡だった。

勿論、入院中も彼らは、ずっと原因不明の高熱に冒され、更に夜な夜な病院の

周りを、誰かを探すようにして徘徊いる2人の女らしき姿が目撃されたのだが。

そして、1人残された友人は、その後、警察がその家に踏み込んだ際、首を吊り

自殺した状態で発見される。

他の者たちが病院へ搬送された直後に発見されたにもかかわらず、何故か司法解剖

では、死後半年以上経過しているという結果が出た。

これは、本当に恐ろしい話であり、今もその家は、金沢市内に存在している

という事が堪らなく恐ろしい。

そして、その後、彼らは二度と心霊スポットに近づく事は無くなったのだが、

余りにも高い代償を払ってしまった。

この女の霊達は、今もその家で誰かが訪ねてくるのを待ちながら蠢いている。




Posted by 細田塗料株式会社 at 16:46│Comments(4)
この記事へのコメント
営業のKさん

過去の怖くない話の、訂正加筆をされるんですか?
う〜む・・・また読み返さねばなりませんね、楽しみにしております(笑

壮絶な現場となりましたね・・・結局、1人は帰らぬ友ですか・・・その方の魂は、どうなってしまうのでしょう・・・その女性達と共に、その御札の家に留まり、恐れを知らぬ冷やかし達の命を奪うのでしょうか。
御札の家は、やはり厄があり取り壊す事は不可能なんでしょうか・・・確か、動かす事が出来ない苔むす岩や樹齢を重ねた木は、神戸にもあったはずですが。

胆試しなど一度も経験した事がない小心者の私ですが、これでいいのだ!!と納得した次第です(笑

それでは次回も怖くない話を楽しみにしております。
くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年03月26日 19:00
K様
わぁ亡くなってしまって・・・・・
本当に取り返しのつかない事を・・
幽霊の怨念にも強弱がるのかなぁ。
これだけ凄い力を発揮するなんて念が恐ろしい程強いのか。絶対人生で出会いたくないです。
Posted by ちんぱん at 2017年03月26日 20:56
Kさん、こんばんは。

一人亡くなったのですか、凄まじい修羅場だったのですね。でもゾンビのように悪霊に操られたとは言え、友人を犠牲にして逃げたした人達は同情するところはありますが残念に思えます。

自分はそのような恐怖体験に直面したことが無いので何とも言えませんが、ある意味怖いが残念な話とも言えるかもしれません。

話は変わりますが、自分もF社のSトラトやG社のFライングVを持っていました。過去系で持っていたと言うことで、弾けるとは言っていませんよ(笑)

それでは、また次の話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年03月26日 22:15
営業のKさん

夜の7時過ぎには睡魔に負け・・・いま目覚めて、記事を読み返している私に疑問が・・・。
当時から解放を防ぐ御札の家だったはずが、彼らが入院中の病院周辺を徘徊している?・・・
例え窓ガラスが破られたとは言え、御札の効果効能は無いに等しい・・・のでしょうか?

以前の記事にも、強力な護符を身に付けているKさんに、意図も簡単に近付き自由に振る舞う霊は、どうする事も出来ないと。

いや〜世の中、本当に不思議だらけですね・・・それでは二度寝です、お休みなさい(笑
Posted by 中西 at 2017年03月27日 02:05
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