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2017年05月20日

屋上へのぼってはいけない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

いや~、こちら金沢も暑いです。

ところで、ブログをお読み頂いている読者様から、こんなものを

頂きました。




怖い話を書くときに、霊障が起きないようにと、フランキンセンスの

お香とお香立てを送ってくださいました。

なんか、心安らぐ香りでとても癒されました。

部屋の中が浄化されていくように感じました。

大阪市のヤマダ様、本当にありがとうございました。

尚、お気持ちは本当に嬉しいのですが、こんなブログを

お読み頂いているだけで、感謝の極み・・ですので、

お心遣いは、無用です。本当に。

間違っても、霊障を抑える効果のある、フェラーリやポルシェ、

ロレックスなどをお送り頂かない様にお願い致します。

あっ、でも最近、車の調子が悪いので、特に霊障に効果の高い

新型シビックタイプRがあると便利かもしれ・・・・・・・・嘘です。

まあ、冗談はさておきまして、今日は怖くない話を

1話アップさせて頂きます。

本当に怖くありませんので、老若男女、お子様も含め、

お楽しみ頂ける内容となっております。

それでは、どうぞ~!



知り合いの霊能者にAさんという女性がいる。

俺が書く話にも何度も登場しているから、まあ性格的な所は

周知の通りだ。

はっきり言って美人だしスタイルも良いし、頭も切れる。

なのに、彼氏が居ないのは多分その口の悪さに所以しているの

かもしれない。

元々は、所属バンドこそ違えど、同じ音楽を趣味とする者同士として

知り合ったのだが、最近ではバンドの付き合いというよりも、霊的な

付き合い?の方が圧倒的に多くなってしまった。

いつも

私はKさんのお抱え退魔師じゃないんですけど・・・

とか

私の事、便利屋か何かと勘違いしてませんか?

とか

これだけ私にお世話になってるんですから、普通に考えれば、

お盆と暮れの贈り物は欠かさないと思うんですけど一度も貰った

事ないですよね?

あっ、もしも何かくれるのなら、安い物は要らないですよ。

そうですね。旅行券10万円とか、ブランド品とか、あっ、何なら

車が古くなってきたので、車でも良いです。

そうそう、車にしましょう!

など、好き勝手言ってくれるのだが、忙しいとか、言いながらも

いつも助けてもらってるのは事実なので、きっと根は良い人なのだろう。

そういえば、Aさんと知り合って間もない頃、こんな事があった。

その頃、俺はAさんと知り合ったせいか、やたらと霊が見えるように

なっていた。

Aさん曰く、

最初の頃は霊と人間の区別がつかないかもしれませんけど、慣れてくれば

判別がつく様になりますから・・・・。

だから、それまでは絶対に無理はしない方が良いですよ。

という事だった。

確かにAさんの言うとおり、街中を歩いていても、霊体と人間の区別を

つけるのは容易ではなく、それくらい霊体も人間と変わらない要旨

や動きをしていた。

それが楽しいといえば、語弊があるかもしれないが、俺は、霊が再び

見えるようになった事に舞い上がっていたのかもしれない。

で、その日、俺は中学時代の同窓会を当時の教室を使って

行うという企画のため、幹事の友人と一緒に、卒業した

中学校を訪れていた。

目的は、学校側に頼んで、その企画の許可を貰うこと。

しかし、学校に着くと、肝心の校長が不在であり、じきに戻るとの

事だったので、待たせてもらう事にした。

しかし、久しぶりに訪問した、かつての学び舎は、懐かしさで満ちており

俺は1人で学校の中を散策することにした。

目に入って来る物全てが、当時のままであり、俺はまるで中学時代に

戻ったかのような気分に浸っていた。

1階~4階まで順番に見て回ると、屋上へと続く階段が目に入った。

そういえば、当時はよく屋上で弁当を食べたりしてたよなぁ・・・

そう思うと足は自然に屋上への階段を上っていた。

階段を上りきり、重い鉄製の扉を開けると、光が一気に差し込んだ。

空は快晴であり、目の前には、当時と寸分変わりない屋上の景色が

広がっていた。

俺は嬉しくなって、屋上の金網フェンスに沿って歩き出した。

そういえば、此処で友達とボール遊びしたな~

とか

ここで友達の告白のお手伝いをしたな~

とか考えていると、凄く嬉しい気分になった。

で、そのままフェンス沿いに進んでいくと、少し向こうに誰かがぼんやりと

フェンスの横に立ち、外を見ていた。

近づいていくと、それが1人の女性だと分かった。

中学生ではなく、大人の女性・・・・。

もしかして、この学校の先生なのかも?

そう思い、俺はその女性に声を掛けた。

こんにちは。良い天気ですね。この学校の先生ですか?

怪しまれないように、出来るだけ明るい声で。

すると、その女性は、こちらへ振り向き、軽く会釈してくれた。

そして、いえ、違うんです。うーん。この学校の卒業生なんですよ。

なんか久しぶりに来たら懐かしくなってしまって・・・。

そう返されたので、ついつい悪い癖が出てしまい、その女性と話し込んでしまう。

明るく元気な女性で、屈託のない笑顔が素敵だった。

そして、お互いに当時の中学時代の話で盛り上がった。

冗談交じりに話す俺に、その女性は、笑いながらも真剣に聞いてくれた。

凄く感じの良い女性だな~

そう思っていると、その女性がこう言った。

あっ、そういえば、知ってますか?

今は屋上から直接、体育館へ行けるようになってるんですよ!

そう言われたのだが、先程見て回った時には、そんなものは見えなかった。

だから、俺は、

それは在りえないでしょう(笑)

と返すと、その女性は、少し困った顔をして、

それじゃ、付いて来て下さいね。今から案内しますから(笑)

そう笑いながら言うと、そそくさと歩き出した。

俺は、半信半疑だったが、彼女の機嫌を損ねないように、急いでついて行く。

彼女の言っていたフェンスまで来ると、そこだけフェンスが途切れており、

そこから体育館へと続く細い道が出来ていた。

ウわっ、本当だ!凄い!

俺が驚いていると、彼女は、スタスタとその道を体育館の方へと歩き出す。

そして、

付いて来てくださいね。大丈夫ですから(笑)

と言った。

俺は屋上のフェンスを通り、その道の前に立った。

確かに道が続いているとはいえ、細い道であり、正直なところ、

こんな細い道を無事に渡れるのか?

と不安になっていた。

すると、前方を歩く彼女が、

早く早く~

と手招きする。

まあ、彼女が歩いてるんだから、大丈夫だよな!

と自分に言い聞かせ、俺は一歩踏み出そうとした。

その時、突然携帯が鳴った。

俺は慌てて携帯を見ると、Aさんからの電話だった。

もしもし?

すると、Aさんが電話の向こうで、立て続けに喋った。

もしもし、すみませんね。自殺の邪魔しちゃって。

ていうか、馬鹿ですか?

学習能力無いんですか?

無理はするな、って言いましたよね?

可愛い女性が相手だと、ホイホイ付いて行くんですね?

可愛い女性に見えるかもしれないけど、それ・・・悪霊ですよ!

そう言われて、俺は

え?悪霊って何のこと?

なんで電話してきたの?

というか、今、暇なの?

と頓珍漢な質問をしてしまう。

すると、電話の向こうから大きなため息が聞こえた後、こう続いた。

暇じゃないです。

忙しいんです。

だから、これ以上、仕事増やさないでくださいね。

いいですか?

Kさんの目の前にいる女は悪霊です。

そして、助けてあげようと思い、電話しました。

だから、1回しか言いませんから、よく聞いてくださいね。

今すぐ、そこからダッシュして、逃げてください。

後ろを振り返ってはいけません。

道は私が作りますから、Kさんは、とにかく前だけ見て・・・。

逃げることだけに集中してください。

あっ、それと完全に安全圏まで逃げ切るまでは携帯の通話は

切らないでくださいね。

助けられなくなりますから・・・・。

わかりましたか?

後ろ、振り向いたら死にますからね!

それじゃ、カウントしますよ。

イチ、二のサン!

そう言われ、俺は一気に反転し、そのまま階下へと扉へ向かった。

晴れていた空が急に曇り出すのがわかった。

俺は扉までたどり着くと、ドアを思いっきり引っ張った。

しかし、何故かビクともしない。

鍵が掛けられているのか?

そう思った時、カチャ、という音が聞こえた。

俺は、もう一度扉を引くと、重い扉は簡単に開いた。

急いで階段を降りる。

すると、目の前に先程の女性が立っていた。

その顔に先程の笑顔はなく、とても邪悪な顔に見えた。

そして、

一緒に死ぬの・・・

そう聞こえた時、何かうっすらとした白い光がその女を包みこんだ。

携帯から大きな声が聞こえる。

右に行って!

俺は言われるまま、階段を下りると右へと走る。

長い廊下を走っていると、廊下の窓の外を、その女の顔が並走する

ように付いてくる。

逃がさない~

すると、携帯の向こうから

本当にしつこい奴。えっと、今度は突き当たりの階段を下りて、そのまま

1階まで行って!

俺は息が切れて既にどれくらいの速度で走れているのか、判らなかったが

それでも可能な限り、全力で走る。

4階→3階→2階と降りていくと、急に携帯の向こうから大声が

聞こえた。

止まって!

俺は、言われるまま急停止し、息が切れたまま、階下を見た。

すると、そこには、あの女が立ち塞がっていた。

不気味な笑みを浮かべながら・・・・。

そして、ゆっくりと階段を上ってくる。

すると、携帯の向こうから、声が聞こえた。

逃がしてくれそうもないので、やってみますね。

もしも負けたら、Kさんも死ぬ事になるので、足しにはならないと思うけど

協力してくださいね。

簡単です。

目の前にいる女を睨みつけて、心の中で、消滅しろ、と強く念じるだけ。

いきますよ。

あっ、携帯を女の方へ向けてくださいね。

そう言われ、俺は持っている携帯を女の方へとかざし、俺も、その女の

消滅を強く願った。

すると、その女は、苦痛に満ちた顔になっていく。

そして、強く真っ白な光が、その女を包んでいく。

すると、その女は、

もうやめてくれ。もうしないから・・・・

と懇願した。

が、携帯の向こうからは、Aさんの冷たい声が聞こえる。

もう遅いよ!と。

そのまま、その女は強い光に消されるようにして居なくなった。

俺は携帯を耳に当てた。

あっ、もう大丈夫です。

それじゃ。

電話は一方的に切られた。

俺は、まだ呆然としていたが、改めてAさんの霊力というものを

認めざるを得なかった。

そして、良い人だな~

と感慨に耽っていると、メールが届いた。

そこに書かれていたのは、

請求書、◎◎◎のケーキ1年分・・・・と書かれていた。

やはり性格に問題は多少あるのかもしれない、と思い直した。

この中学は、今も金沢市内に当時のまま、実在している。


Posted by 細田塗料株式会社 at 11:55│Comments(6)
この記事へのコメント
ねとらぼの記事で此方のブログを知り

毎日過去のお話を読み耽っております。

Kさんの文章は読みやすく、また情景が目に浮かぶので

体験を共有している気になり

背筋がゾッとします。

しかしAさんカッコいいですね。

同性ですが惚れそうです。(笑)

ユルユルとブログをアップ宜しくお願い致しますm(__)m

Kさんの大ファンより
Posted by ミニ子 at 2017年05月20日 13:47
初めまして今日和、L/Rと申します。
一週間ほど前、とある記事からこのブログを知りました。
一番初めの記事から読み漁り、先程ようやく追いつきました(笑)

毎度のことながらKさんもAさんもすごいですね。
私自身はあまりそういった体験はありませんが、旦那は以前能力者(?)の方に「闘気を纏ってるので霊を弾いている」的なことを言われたそうです。
世の中には色んな方がいて、またそういった世界があるものなんですね。

今後も楽しみにしております。
どうぞお身体を大事になさったうえで続けてくださいませ^ ^
Posted by L/R at 2017年05月20日 14:20
営業のKさん

こちら福岡も暑いですよ〜今日の最高気温は30度じゃないですか(汗
まぁ〜工場内は風も通らず暑さも倍増・・・そんな仕事は順調に済ませましたよ、旨いビールを呑むために(笑

我が家の立体ガレージには、名だたる名車が取り揃えてありますが・・・良いんですかシビックtypeRで・・・贈りますよ・・・1/24スケールで良ければですが・・・えっ?心配ご無用!・・・田宮製ですから(笑

何時もながら、いい仕事してますね〜Aさん(泣
無駄なく端的、かつ大胆で正確な指示・・・惚れてまうやろ!

きっと、繊細で慈愛に溢れる内心を見られるのが・・・で、裏返しの対応をられ・・・おっと誰か来たようだ(笑

くれぐれも、ご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年05月20日 16:50
A様GJ!!
守護神だけど口の利き方が・・・・
でも凄い良い人だと思います。
同じ女性だからわかるけど気の利く利己的な女性は男性にモテるけど本音で話す世話好きな人はモテないんですよねぇー
恥ずかしながら結婚以前見合いパーティーとか行った時に男性から「あなた良い人そうだから言うけど」って恋愛相談されました。
私は恋愛相手じゃなく相談相手かよっ!(怒)
K様、A様を大事にして下さい。
霊相談はA様に。逆に恋愛相談はk様が真剣にアドバイスしてあげるような関係になれば良いですねー。
いくらA様が優れた霊能者とはいえ男心は男性しかわかりませんから(笑)
Posted by ちんぱん at 2017年05月20日 20:01
Kさん、こんばんは。

悪霊もあの手この手で狙ってきますね。
その悪霊は何か学校に因縁でもあるのでしょうか、それとも通りすがりなのでしょうか。
しかしいつものAさん、ここぞという時に助けてくれる優しさが、頼もしくも羨ましくも思います。

魔除けにtypeRなんて言わずに、NSXかGTRでも希望したほうが魔除けの効き目がよりあると思いますよ。(笑)
なんなら私がトミカでも・・・

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年05月20日 22:21
きっかけは山道、夜というワードで検索していてその時にこのブログの存在を知りました。最近です。稲川淳二さんとの対談、実現しないでしょうか?笑 お金をとれる仕事としてやっていけるだけの、表現力がおありだと思います。私自身、影響受けやすい人間なので、常に粗塩を持参してます。ブログ読みながら気をつけるべき事、心の持ち方など勉強さしてもらってます。影響受けやすい体質になったの10年以内のことで、まだ耐性ができてません笑 アンテナのONOFFの切り替えをできるようになりたいです。
Posted by びびり at 2017年05月23日 15:32
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