› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 心霊スポットのトンネルで。

2017年06月01日

心霊スポットのトンネルで。

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、いつもご拝読、ならびに沢山のコメントを

頂きまして本当にありがとうございます。

感謝の極みです。

ちなみに今日帰宅すると、娘がリビングのソファーで

寝ていました。

寝顔だけは小さい頃と同じだね~と思って見ていると

口からヨダレが・・・・・。

どこまで食い意地が張っているのだろうか・・・・。

ということで、今夜も怖くない話スタートします。

それでは、どうぞ~!


これは俺が体験した話である。

その日、俺は、加賀方面にある、とあるトンネルに向かった。

どうやら、そのトンネルには曰くがあり、かなりの高確率で

心霊体験が出来るという噂を聞いたからである。

実は、そのトンネルは、理由は分らないが、すぐ近くに新しいトンネルが

作られており、わざわざ古いトンネルを通るのは、農作業に

向かう人か、俺のような心霊マニア位しかいない筈だ。

しかし、さすがに1人というのも怖過ぎるので、友人の運転する

車でのトンネル探索となった。

その日は朝から曇りの天気だったのだが、そんな事は気にも留めず

元気に出発。

途中、道に迷いながらも、何とか無事に現地に到着。

時刻を見ると、ちょうど正午になっており、おあつらえ向きに

ポツポツと雨まで降ってきた。

それにしても、実際にトンネルの前に立っていると、その不気味さに

少し怖気づいてしまう。

何しろ、そのトンネルに着くまでも、クネクネとした細い山道を

対向車が来ませんように!と祈りながら走り、到着したトンネルは

更に狭いトンネルであり、当然のごとく、照明さえ点いていない。

正直なところ、本当にこんなトンネルに入って大丈夫なのか?と

不安になったのだが、何故か友人はテンションが上がりっぱなしの

状態であり、早く中へ入ろう!としつこく言ってくる。

そこでしょうがなく、そのトンネルに入る事にした。

しかし、徒歩というのも怖かったので、車でトンネルを通過して、向こう側に

出てからUターンして戻ってくる事にした。

そうと決まれば、さっさと済ませてこんな場所から帰りたかった俺は

友人と一緒に車へと乗り込み、急いで車を発進させた。

車を一旦、トンネルの直前に停止させ、車のライトをハイビームにして

トンネルの中を照らしてみる。

決して長いトンネルではないのだが、車のヘッドライトは入り口の辺りを

照らすのみで、そこから先にはとてつもない闇が広がっていた。

俺達は恐怖に体を硬直させながら車をスタートさせた。

トンネルの中はとても狭く、車と壁の間には人が1人立てる位の余裕しかない。

俺達は車を壁に擦らない様に慎重に車を進める。

そして、トンネルのちょうど真ん中辺りで車を停止させる。

岩肌が露出したトンネルの壁は車のライトに照らされて、それこそ人の顔

の様に見える。

ただ、このトンネルには心霊スポットにありがちな落書きの類いが一切無く、

それが恐怖を助長させる。

そこで、運転席の友人がこう言った。

車のライト消してみようか?

俺は、いや、それはまずいだろ・・・・・。

と言ったのだが、友人はその言葉が終わらないうちに車のライトを消してしまう。

そして、おもむろに運転席の窓を開けた。

俺は少し焦ったのだが友人は全く意に介さず平和そのものの顔をしている。

お前怖くないの?

俺がそう問いかけると、

エンジン切らなきゃ大丈夫だって!

と強気な発言で返してきた。

トンネルの中に俺達が乗る車のエンジン音だけが低く響いている。

トンネル内の冷たい空気が車の中へ流れ込んでくる。

霊が本当に居るところは、こんな感じに冷たい空気なんだよな・・・・

と俺が言いかけた時、彼が、

え?

と大きな声を上げる。

車のすぐ前方に一台の車が停まっていた。

ライトはおろかエンジンすらかかっていないようだった。

こんな車、いつトンネルに入って来たんだ?

車はとても古い型の白いセダンだった。

暗すぎて運転席に誰か乗っているのかさえ見えない。

そこで、彼はなにやら車のハンドル辺りをまさぐった。

そして、一言。

ライト点かないんだけど・・・。

俺達2人の目は、完全に前に停車している車に釘付けになる。

そして、次の瞬間、車のエンジンが静かに止まってしまう。

おい!

俺が怒鳴ると、友人は慌てて車のキーを回す。

そして、首をかしげる。

どうやら車のエンジンも掛からなくなってしまったようだった。

俺はゆっくりと友人の顔を見た。

しかし、その視線は友人ではなく、その向こう側へと向けられた。

友人が座る運転席の窓の外に、女がふたり立っていたのである。

幸か不幸か、その顔は見えなかった。

俺は、友人に言った。

おい、横見るなよ!絶対に!

それが失敗だった。

見るなと言われれば、逆に見てしまうのが普通なのだから。

友人は

え?

と言いながら開けっ放しになった窓の方を見る。

そして、

ヒッ

と声を出したまま固まってしまった。

俺はとにかくこっち向けって!

と怒鳴ると彼はビクっとしてこちらを向いた。

そして、

どうする?

と不安で泣きそうな顔になっている。

俺は、

だから窓なんて開けるなって言ったんだよ!

と友人を咎めていると、彼の窓の外に立っていた2人の女の体が少しづつ

沈み始める。

それを見て俺は言葉が出なくなってしまう。

それを見て友人が

なんなんだよ。急に黙ると怖いだろ!

と語気を強めたが、とてもではないが、

今、お前の運転席の窓枠に張りつくように、女が2人、お前をジッと見てるぞ!

などと言えるはずも無く、俺はただ

いや、ごめん。

まあ、とにかく、もう窓の方は見るな。絶対。

とだけ言った。

そして、何故か、その後の記憶が無い。

俺も友人も、この後何が起こったのか、それとも何も起こらなかったのかも

覚えていなかった。

ただ、気がつくとトンネルの中で運転席の窓を開けたまま、寝てしまっていた。

ただし、そこまでの記憶は、俺も友人も同じ事を記憶しているのだから、

何も無かったということはないと思うのだが。

ただ、その後、トンネルを抜けて戻る際、立ち寄ったガソリンスタンドで、

窓を拭いてくれていたスタッフが変な顔をしていたので、聞いてみた。

どうかした?

すると、

いや、たいした事じゃないんですけど、窓を拭いたタオルに尋常じゃない

位の長い髪の毛がついていたもので・・・・。

そう言われた。

それから、友人がその車をすぐに乗り換えた事は言うまでもない。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:42│Comments(9)
この記事へのコメント
Kさん、こんばんは。

あれれ~ 年頃のお嬢さんの事、ヨダレ垂らしてなんてバラしていいのですか。
悪霊より怖い祟りがありますよ(笑笑)

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年06月01日 21:28
営業のKさん

今日は曇りの福岡・・・けど雨が降りません。
自宅庭の芝生と雑草を刈り取り、水不足の芝生に水をあげました(汗
ついでに植木に発生した毛虫を殺虫剤で駆除、昼休みも楽でない私ですが・・・梅雨入り間近の予報、その前に除草剤散布を済ませねはなりません(汗

カレー&ラーメンの余韻か、それとも余程のご馳走か・・・涎の原因は如何に?
昼寝の最中、大好きなチョコレートを鼻先に近付けると、涎を足らしていた我が娘・・・そんな記憶が蘇りましたよ(笑

ライトも点かない、エンジンも再始動しない・・・通せんぼの様に前方を塞ぐ車・・・なかなか怖くない体験ですね(泣

かえって記憶が無い方が良かったんですよね・・・脳が拒否したんでしょ(泣
ご友人共々、無事?で何よりです。

それでは、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年06月01日 21:32
タダで済む話ではないのではないでしょうか?
Posted by よだれ at 2017年06月01日 21:43
K様
娘さん大きなおおらかな人だと感じてます。
育て方よかったと思う私です。
心霊スポット巡り批判はしないが少しでもk様のアンテナに引っかかるようでしたら早く逃げた方がいいと思います。危ない危ないです。
Posted by ちんぱん at 2017年06月01日 22:50
ども、ショッカー戦闘員オスカーです!
m(_ _)m
いやいや、危険知らずな友人ですな。ライトを消す、窓あける、そして幽霊を見る。
その友人さんは今でも交流しているんですか?もしかしてKさんみたいにいくつか体験してるんじゃないですか?
Posted by オスカー at 2017年06月02日 01:22
はじめまして。Kさん。
毎日読むのが日課になってしまいましたので、コメント欄にも来てしまいました。
ただし読むのは昼間と決めております(笑)霊感はないですが念の力が強いと言われた事があるので…

伯父さんが亡くなられた時の魔物の姿、霊がくると眠る演出を江戸時代から狂言師がするなど、今まで掛け軸で見たり、ふ~んとただ思ってた事がKさんの体験と一緒で、ハッとしました!昔から見えてた人もこうやって体験してたんだ…と。

自ら命をたつ取り憑かれた場合も、不可解な氏とはこういう事だったのか…と変に真面目に感心して、あ…また考えてしまった…仕事中に…(笑)の日々です。

とりあえず私なら、仕事帰りでも缶コーヒーを買った時でも何時でもいつくるか分からないKさんの日常なら←しかも自分で除霊できないし(笑)
頭がおかしくなりそうなのにユーモアたっぷりのKさんの人柄が読んでて大好きですっっ。

娘は同じよーな娘がうちにもいるので、声に出して笑ってますっ(笑)
「東西南北って北?」とか意味不明な質問をしてくるんすよ。

私も営業接客なので塗料がいる時はネットで買いますね(笑)小躍りして下さいね(笑)ではっ
Posted by メチャ✩ at 2017年06月02日 14:14
トンネルって何故、心霊スポットになるのでしょうかね?

霊が集まり易いのでしょうか?

ご無事で良かったですね。
Posted by ミニ子 at 2017年06月04日 06:13
私の様に霊感が無い人が偶然通り掛かっても害はないのでしょうね。
ただし、こちらが興味を持って行ったのであれば、相手にもそれが解るんでしょうね…
超怖がりなのに、Kさんの話しにすっかり興味を持ってしまった私がここに居ます(汗)

以前Kさんだけにお話しした守護霊らしき者を見た話をスナックの娘に話したら、
多分守護霊が入れ替わったんじゃないかと、そして僧侶ならとても徳の高い守護霊だと言われました。
その話を聞いて、人間悪い事は出来ないなと改めて思いました。
Posted by T at 2017年06月05日 19:19
Kさん、こんにちは(^-^)

自分から心霊スポットに誘っておきながら、行ってみたら、自分はさっさと帰りたい…って(笑)
そういうKさんのお茶目?な所が好きなんですけどね(笑)
Posted by りせっち at 2017年10月08日 06:19
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count