2017年06月07日

最終バスの話。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日、お客さんの所に行くと、女性社員で

雑貨屋さんの話で盛り上がっていた。

その中の一番年配の女性が、俺を見て

口を開いた。

それまでは聞く側に徹していたその女性は、

俺の顔を見て、何やら思い出した様だった。

そういえば、Kさんの家の近くに雑貨屋さん、あったよね?

確か、ゾンビ・・・っていう名前の店だったかな。

結構品揃えも良くて、私もよく通ってたわ。

それを聞いてその場に居る者は固まった。

雑貨屋さんでゾンビ・・・ですか?

なかなかチャレンジャーな店名ではあるが・・・。

その後も、その女性は、昔を懐かしむように、

その雑貨屋の話を続ける。

随所に、ゾンビという名前も交えながら・・・。

その時、俺は、思い出した。

そういえば、昔、俺の家の近くに、雑貨屋さんが

在ったが、その店の名前は確か・・・・・・バンビ

もしかして、ゾンビとバンビを間違えているのか?

さすがに、その場で思い出した店の名前を口には出来ず、

何気なくその場を立ち去ろうとしたが、運悪く、その女性達の中の

1人が思い出してしまったようで、

それって、もしかして、バンビの事?

ゾンビを連呼していた女性は恥ずかしさで顔が真っ赤。

俺は、逃げるようにその時から立ち去ったのは言うまでもない。

前説が長くなってごめんなさい。

ということで、今夜も怖くない話、いきます。

3人連投です。エライ!

それでは、どうぞ~!



現在は家の周りにマンションやら塾が建ってしまい、窓から見える景色も

変わってしまったのだが、以前は俺の部屋の窓からは、バス停が見えた。

古いバス停だが、ちゃんと屋根も付いており朝夕はかなりのバス待ちの

人々で混みあっている。

しかし、夜になると、やはり誰もいないバス停に灯りが灯っているのは

不気味だった。

そして、その日は自宅へ仕事を持ち帰り、せっせと書類を作っていた。

時刻は既に午前1時近くになっていた。

俺は、気分転換に窓際に行って景色を眺める。

いつもと同じ風景だったが、ただ一つだけ違うことがあった。

それは、バス停に女性が1人バスを待っているのだ。

そんな時刻だから、バスなど来る筈もないのだが、間違いなく

女性が1人ポツンと立ってバスを待っていた。

ベージュのコートを着た髪の長い女性だった。

最初は、雨が降っていたので、もしかしたら雨宿りしているのかもしれない、と

思ったのだが、何度も時計を見たり時刻表を見ている動作をする。

こんな時間にバスが来る訳ないのに、分らないのかな?

教えてあげたほうが良いのかも・・・・

そう思ったが、やはりそういう時間帯だから、少し不気味に感じてしまい、

そのまま見守る事にする。

そして、これはその女性を見ている時に気付いた事なのだが、どうやら、

その女性の姿は俺以外の人にも見えているようで、バス停の前を

通るタクシーが何台もブレーキを踏んでいるのが見えた。

俺はいつしか、その女性がいったい何時までそのバス停で待つのか?という

ことに興味が移っていく。

既に仕事の事はすっかり忘れて、ただジッとその女性の動向を見つめていた。

すると、今日に耳鳴りのような音が聞こえて、車の往来が無くなる。

すると、ありえないことに、真っ黒なバスが向こうからゆっくりと近づいて来る。

そして、そのバス停の前に停車し、再び発進した時には、その女性の姿は

見えなくなっていた。

なんでこんな時刻にバスが来るんだ?

俺は、理解出来ない状況に混乱したままで、呆然とそのバスを見つめ続けた。

すると、ちょうどバスが俺の部屋の窓の近くを通るとき、その女性がそのバスに

乗っているのが見えた。

そして、その女性以外にも、座る席が全て埋まるくらいの乗客がそのバスに

乗っている事に気付いた。

そして、その乗客の顔が一斉に、部屋の窓から見下ろしている俺を

見上げるように顔を動かした。

その中には当然、先程の女性の顔もあったが、その不気味な笑い顔に

思わず隠れるように姿勢を低くした。

それ以後は、決して夜のバス停を見ないようにした。

今は見えなくなってホッとしているというのが本音だ。

そして、バスに関する話で、もう1つ。

これはつい先日の話。

俺は、週末、家でのんびりしていると、お客さんから電話が掛かってきた。

今、片町にいるから、すぐに来い、という。

仕方なく、俺は服を着替え、バスの時刻表を見ると、何とか最終のバスに

間に合いそうだった。

急いで家を出て、バス停に到着すると、ちょうど、金沢駅行きのバスが

バス停に停まった。

このバスに乗れば、途中の片町で降りれば良いだけ・・・。

俺は、ラッキーとばかりにそのはすに飛び乗った。

しかし、最終バスということで、乗客は俺の他にはもう1人乗っているだけ。

こんなんじゃ、バス会社も赤字だろうな。

そんな事を思いながら、俺は、ちょうど真ん中あたりの席に座った。

だが、次の停留所で、もう1人だけの乗客も降りてしまった。

なんか、貸切みたいで申し訳ないな、と思いながら、バスに揺られていると、

急に、ピンポーンという音がして、前方の掲示板に、停まります、という

文字が表示される。

あれ?まだ乗客が乗ってたのか?

と思い、車内を見渡すと、やはり誰もいない。

でも、俺はボタン押してないんだけどな~

と思っていると、表示通り、バスが停車した。

だが、しばらく待っても誰も降りていかないので、バスは再び走り出す。

だが、すぐにピンポーンという音が・・・。

そして、表示板の文字が、停まります、に変わり、またしてもバスは停車する。

そして、誰も降りないのでまた発進する。

俺の家から、片町の停留所まで、5箇所の停留所があるのだが、その全てで、

ボタンが押され、バスが停まるのを繰り返した。

バスの運転手さん、絶対に俺がいたずらで押してると思ってるだろうな?

と思っていると、目的の片町に到着。

俺は、何故か気恥ずかしそうに、そそくさとバスを降りようとする。

すると、バスの運転手さんが、意外な言葉をかけてきた。

よくある事ですから、気にしないでくださいね。

貴方がいたずらしたなんて、これっぽっちも思ってませんので・・・。

そう言われ、

あの・・・よくあることなんですか?

と聞くと、

最終バスなんかでは、いつもの事なんですよ。

でも、誰も降りないからといって、停まらないわけにもいかなくて・・・。

停まらないで、そのまま素通りなんかしちゃうと、もっと怖いことが起きますから。

でも、今夜は、ここまでお客さんが付き合ってくれたので正直助かりました。

と礼を言われてしまった。

その後、バスを降りて、何気にそのバスが走り出すのを見ていると、

バスの後部座席に、1人の女性が座っているのが見えた。

バス業界では、日常茶飯事の怪異らしいのだが・・・。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:02│Comments(6)
この記事へのコメント
k様
バスの運転手さん知ってるんですねー
あーやだ怖い・・・・
バンビとゾンビ笑ってしまいました。
私も似たような恥ずかしい経験があります。
Posted by ちんぱん at 2017年06月07日 21:44
Kさんこんばんは、本日私も3連投(^^)/
この話を読んで、
ウソップT「ドッヒャーーーー!」
ナミT「うぎゃぎゃががーーー!」
ブルックT「あっ、ちなみにお二人が私と出会った時のリアクションですヨホホホーー」
 これって、私が旅行で金沢行って最終バスに乗ったら同じ経験するんでしょうか(汗)
運転手さん「よくある事ですから」
・・・・・・
数日前に会社の後輩にこのブログを教えたら、今日一服してる時に後輩が私に言いました。
「怖い話見ましたよ」
『どうだった?怖かっただろ!』
「僕は北陸絶対行きません」
『だよねー』
お互い身体は大事にしましょうね、私の場合は飲み過ぎ注意ですが(汗)
Posted by T at 2017年06月07日 22:02
ども、ショッカー戦闘員のオスカーです。
最終バスの怪異とバス停に待つ女性
ですか…私の家の直ぐ近くにバス停がありますが、そうゆう「ヒト」は見ませんね、都会だからでしょうか?
心霊特番でもタクシーとバスが怪異現象に会いやすいと言ってましたね。
Posted by オスカー at 2017年06月07日 22:12
Kさん、こんばんは。

最終バスの運転手さん、結構肝が据わってますね。無視をしてバス停に止まらなかったら何があるのでしょうか聞いてみたいです。

そう言えば、私の友人が昔よく話してくれましたが、終電に乗るといつの間にか気を失い、終点に着いていると言う怪奇現象に、季節に関係なくたびたび遭ったと・・・(おバカですね)
私ですか、私は最終バスで何度か遭遇したことがありますが、終電でそんな恐ろしい事はありません。

失礼しました。

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年06月08日 00:08
夜更かしミニ子です。

先日、返却日ギリギリのDVDを

駅前のTSUTAYAに夜に返しに行く時に

一人でバス停にディズニーの歌を

鼻歌しながら佇んで居ましたら

空からもの凄い爆音が‼

一瞬U.F.Oに拐われるって思った私は

今さら「Xファイル」にハマっております。

因みに爆音の招待は自衛隊のヘリコプターでした。

無事に返却も出来ました。

はい、本当に怖くない話で申し訳ありません。m(__)m

早くの更新嬉しいです。

でもお身体はお大事になさって下さいね。

あと窓から見てると、裸で馬に乗る領主の奥方

レディゴディバさんが見えるかも。

お後が宜しいようで…
Posted by ミニ子 at 2017年06月08日 04:26
営業のKさん

小鹿のゾンビ〜は、かわ〜いいな〜(汗

そんなBGMが店内に流れる雑貨屋「ゾンビ」・・・確かKさんには、ゾンビやホラー系のフィギュアやDVDに凝られている同僚の方が居られましたね。
そんな方々が足しげく通う雑貨屋「ゾンビ」・・・中には映画で実際にし・・・もう十分ですね(泣

最終バスで、そんな事があるんですね・・・もしやそのバス停は、以前Kさんが亡者に連れて行かれそうになり、意識を失っていた所を運転手の方に・・・と同じバス停ですか(泣

世の中、本当に不思議ですね。
それでは、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年06月08日 10:55
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