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2017年06月14日

数えてはいけない階段

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、今日も1日お疲れ様です。

今日、仕事から帰宅すると、娘と妻が

晩ご飯を食べている。

そして、シャワーを浴びてきた俺に妻が一言。

もうすぐ誕生日だけど、何か欲しいものある?

俺は、

え?別に要らないけどね。

あっ、駅弁食べたいかも。

大友楼の駅弁!

そう言うと、

うん。分ったよ。

といつになく素直な返事が返ってきた。

そして、俺がヨロシク~と言いながら2階へ

行こうとすると、妻が一言。

あっ、誕生日は結婚記念日でもあるから、

何買ってもらおうかな~、と。

俺は忘れていた。

俺の誕生日が夫婦の結婚記念日だったことを・・・。

欲しいもの考えとくからね~

という妻の言葉が、今はとても恐ろしい。

そういえば、一昨年はブランド品のバッグを買わされて

へそくりが消滅してしまった。

しかも、その時は、娘まで付いて来て、妻と同じブランド小物を

交わされてしまった悪夢が蘇ってきた。

あ~、どこか旅にでも出たい気分・・・・。

ちなみに、某大手芸能プロダクションのお誘いは断りました。

まあ、分不相応ということで・・・・。

ということで、今日で10日連続。

まあ、これくらいが限界かもしれませんが・・・。

とりあえず、怖くない話、いってみます。



最近、やたらと数字にまつわる話を多く書いている気がするが、

まあ、今回もそういう感じの話である。

それは、とある大きな病院であり、そして屋上に上る階段が

ちょうど13段ある。

そして、その階段の段数を数えながらのぼると、生きてその病院

からは出られないのだという。

そんな病院に、俺とAさんの共通の友人が入院した。

彼は、俺やAさんと同じく、音楽を趣味としている男で、所属している

バンドこそ違えど、日頃は大人しく常に敬語で喋り、暗めの人間。

しかし、ひとたびライブになると、まるで別人のように弾けまくる。

その二面性の為、彼の周りはいつも友達で溢れている。

そんな彼だったから、まあ当然のように俺やAさんとも仲は良かった。

その彼が、前述の病院へ入院した。

金沢市内にある、それなりに大きな病院だ。

そして、今から話す内容は彼が無事に退院した時に話してくれたものである。

最初に言っておくが、彼には霊感など皆無である。

だが、その病院に入院する時、とても嫌な予感がした。

まるで、そこから生きて出られないような・・・。

ちなみに、彼が入院したのは左足の骨折だった。

仕事中の事故で負った怪我なのだが、どう考えても生死に係わる怪我ではない。

それなのに、彼がそう感じたのは、その噂のせいなのかもしれない。

その病院は、他の病院と違い、屋上へ登ることが出来た。

しかし、6階から屋上へと上る階段が何故か13段ある。

そして、その階段をのぼる時に、段数を数えてしまうと、生きてその病院を

出られない。

死因は手術の失敗の場合もあれば、自殺の場合もある。

とにかく皆死んでしまい生き残って病院を出た者はいないという事だった。

だから、彼は入院すると、担当になった看護師に早速その話の事を聞いてみた。

すると、看護師さんは笑って

そんなの嘘に決まってるじゃないですか。

都市伝説です。都市伝説。

そう言うので、彼は更に

それじゃ、過去に原因不明の手術ミスとか自殺も、発生していないんですね?

と聞いたのだが、看護士さんは、一瞬、無言になり、そして

とにかく、屋上に行かなければ大丈夫ですよ!

とだけ言って部屋を出て行き、その後は、何度その話を振っても、うまくかわされた。

しかし、彼が入院して2日後位から、彼は変な夢を見るようになる。

とても綺麗で彼の理想とするような美しい女性がいつも夢の中に現れる。

その時、彼は6階の廊下に立っており、いつも屋上へとあがっていく

その女性の後姿を見つめており、彼女が屋上のドアの向こうに消えると、

ハッと目が覚める。

そんな夢を毎晩みてしまう。

そして、そのうち彼は本気で夢の中に出で来る女性に恋をしてしまう。

それから、数日が過ぎると、彼はまるで夢遊病者のように1人でふらふらと

病室を出て行き、ハッと気が付くと6階から屋上へと上る階段の前に

立っていた。

自分では病室を出た事すら覚えてはいないのだが、毎晩、そんな事を繰り返す

うちに、次第に彼には一つの考えが浮かんでしまう。

もしかして、屋上へ上る階段を上り、その先のドアを開けると、そこには

憧れの彼女が待っていてくれるのではないか?と。

そこで、彼はある日の晩、皆が寝静まった時刻に、こっそりと病室を

抜け出し、6階へと向かった。

しかし、後になって考えると、それはまるで何かに導かれているかのようだった

と彼は言う。

エレベータにのろうとすると、彼の病室がある階で既にエレベータが待機

しており、彼はそのままエレベータに乗り込み、6階で降りた。

すると、エレベータはまるで彼の退路を絶つかのように、すぐにドアが閉まり、

そしてすぐに下降していったらしい。

そして、彼が降りた6階は、まるで昼間のように明るく、そしてその明かりも

彼が通過した場所から、順に消えていき、彼の背後には漆黒の闇が広がっていた。

普通ならこの時点で不気味だと感じるのであろうが、その時の彼は、とにかく

憧れの彼女に会いたいという気持ちしか無かった。

そして、ギブスをした足を引き摺りながら進むと、目の前に屋上へ続く階段が

現れた。

あれほど恐れていた階段だったが、その時の彼の頭の中らは速く階段をの上りたい

という気持ちしかなかったというから不思議である。

彼は、杖をうまく使いながらゆっくりと階段を上っていった。

1段1段、踏みしめるように段数を数えながら・・・・。

本来、彼がもっとも忌み嫌い恐れていた事を彼はその時実行してしまう。

そして、最後の13段目を上ったとき、目の前に大きく重い扉が現れた。

彼は、いよいよ夢に見た彼女に会えると確信し、一気にその扉に手を掛け、

前方へと押し開けた。

彼の目に飛び込んできたのは、屋上の景色とはかけ離れた広い草原。

その中に彼は1人で立っていた。

彼は、そんな事も気に留めず、キョロキョロと必死になって彼女の姿を

探した。

すると、前方に、あの彼女が手招きしている。

彼は足を引き摺りながらも急いで彼女の元へと急ぐ。

そして、彼女の元へたどり着くと、どうやら彼女が悲しそうな顔をしている。

よく見てみると、可愛い帽子を前方にある小川に落としてしまったらしい。

彼女は、彼の手を取り、小川の近くまで連れて行くと、その帽子を指差した。

やはり、その帽子を拾って欲しいという事だった。

彼はお安い御用とばかりに、ギプスをした足で小川に向かって歩き出した。

その時、彼の携帯が鳴った。

着信を見ると、それはAさんからだったという。

電話に出た彼は、

どうしました?こんな時間に・・・・。

と尋ねると、Aさんは、こう言ったのだという。

良かった。

携帯持っててくれて。

とりあえず、今居る場所で180度振り返って、少し進んでください。

説明は後でしますから・・・・。

それを聞いて、かれは

あの・・・・帽子取ってあげてからでも良いですか?

と返すと、

あのですね。

帽子取ったら死にますよ。

だから、とにかく言う事を聞いてください。

とAさんが言ったのだが、それがとても切実な言い方に聞こえたので、

彼は、Aさんの言うとおり、180度振り返り、そのまま2~3歩進んでみた。

すると、草原だった筈の景色は、既に病院の屋上に戻っていた。

すると、

ヒョヒョヒョヒョッという気持ち悪い笑い声が聞こえた。

固まってしまった彼に電話の向こうからAさんが、優しくこう言った。

悪霊だと思います。

大丈夫ですから、目を閉じて、その場にしゃがんでください。

そして、その携帯を今笑っているヤツの方へ向けてください。

それで終わりますから・・・・。

そう諭すように言われ、彼はAさんの指示に従った。

それから、何が起こったのかは見ていなかったので分らないそうだが、

しばらくすると、その笑い声は完全に消えていった。

恐る恐る目を開けて、携帯を耳に当てると、

もう終わりました。

大丈夫ですよ。

よく頑張りましたね。

それでは、おやすみなさい。

そう言って電話は切れた。

その後、彼は、先程彼が立っていたであろう場所を見てみたらしいが、そこに

屋上の金網が切れた場所であり、彼は、屋上の縁に立たされていたらしい。

そして、そこから前に進むと、間違いなく落ちて地面に叩きつけられていた、と

話していた。

それ以後、退院の日まで、彼はその夢を見る事はなくなった。

そして、それからは、彼は口癖のように

Aさんは命の恩人。

しかも、あんなに不安な状態の自分に対して、優しく接してくれて・・・。

女神のような女性だ。

と褒めちぎる。

もしも、それが本当だとしたら、彼と俺に対する態度の違いは何処からくるものなのか、

一度聞いてみたいものだ、と思っているが、きっと

そんなの当たり前じゃないですか~(笑)

と笑って誤魔化されるのが目に見えてしまうので止めておく事にした。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:35│Comments(15)
この記事へのコメント
k様
またしてもA様GJ!!!
危機一髪 助かってよかったです。
ところで芸能界デビュー断ってしまったのですね。
頭脳明晰 鋭いK様の判断でしょうから反対はしませんが
凡人の私からすると何回もオーディション受けてでも芸能界に入りたい若い人もいるのに勿体ないなぁと思います。
まぁK様らしさが変わらずここが終わらない事がファンにとっても良い事だと思ってます。
ところで御社で紹介されていたドライブインよしだ 見ていてヨダレが出てきました。
電車乗り継いででも行ってみたいなぁ。
バイカーの同僚さんに宜しくお伝え下さい。
Posted by ちんぱん at 2017年06月14日 22:15
更新ありがとうございます。

階段といえば、私の大学のある建物の3階から屋上へ上がる階段があるのですが、そこの屋上へと上がる階段は階段と踊り場があり、一旦踊り場を経由してからもう1度階段を登ると屋上へと繋がるドアあります。簡単に言うとデパートの階段のようなものなのですが……

ある日、私はなんとなく暇だったのでその屋上へと上がる階段を登ってみたのです。もちろん学生はそんなところ行きませんので、ボロボロなのですが、それを除いても何かおかしいのです。どんなに屋上へと繋がるドアのところに行こうとしても、本能的に登ってはいけない、それ以上はダメだと頭の中で警鐘を鳴らしているというか、踊り場から足が進まないのです。仕方がないので、そのドアの写真を撮り引き返したのですが、後日、友人にその画像を見てもらうと皆、霊感はないのですが、そこは行かない方がいいと言っていました。また、面白半分で行ってみた友人も私同様踊り場から先に行けなかったようです……。

階段には不思議な力があるのかも知れませんね!

長文失礼しました
Posted by 蒼猫 at 2017年06月14日 22:42
おおお!これぞまさに怪談話・・・階段話。←なぜ気づかなかったのだろう、K様?
Posted by はるた夏雲 at 2017年06月14日 23:31
Kさん、こんばんは。

最近、水曜日になると東京MXテレビで“戦慄の恐怖映像”ウルトラセブン”“異界のドア”を観るのが、定番になっています。やはりKさんのお話が一番ですが。(^_^)/

病院と言えばいろいろな話がありますが、暫く前に入院した病院で看護師さんから聞いた話では、ある部屋で不思議な事があると聞きました。
音がしたり物が動いたり一度体験してみたかったです。
その病院は駐車場を挟んで隣は墓地です、病室から見えるので人魂でも飛んでるかなと毎晩見てましたが、何もありませんでした。残念?!

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年06月14日 23:38
A様の能力が本当にすごいのがカッコいいです。

k様10日連続更新お疲れ様です。
Posted by 二階堂二千夏 at 2017年06月14日 23:50
連続の更新ありがとうございます(^^)

そしてお疲れ様でした。

芸能界デビューは見送ったそうですね。

私的には良かったです。

K様が芸能界に汚染されたくないもの。

あっもうすぐ誕生日&結婚記念日なんですね。

おめでとうございます\(^o^)/

プレゼント代は大変みたいですが(笑)

でもリア充で羨ましいですよ。

私なんて、50分待ってミッキーマウスに

お義理でハグされただけ( ノД`)…

病院のお話、怖いけどこの悪霊許せない。

怪我や病気で弱っている人を

死なそうとするなんて!

一生懸命生きようとしているのに!

Aお姉様に滅せられてザマァミロですわ。

もうAお姉様素敵過ぎる。

惚れました。

唐揚げ一緒に食べたいです‼

連続更新嬉しいですが、お身体壊さないように。

ではではまた(@^^)/~~~

ユルユル宜しくお願い致します。
Posted by ミニ子 at 2017年06月15日 00:04
Kさん10連投お疲れ様です(^^)/
 Aさんは女神です!間違いないでしょう(≧▽≦)
夢と言えば、スナックの霊感がある娘と話をしていた時にこんな会話がありました。
『Tさんは怖い夢見てる時って自分視点で見てる?』
俺「自分視点?」
『例えば怖い物に追いかけられてる状況って、自分がその怖い物を見ている状況?』
俺「ああ、いつも自分の目で見ている状況だよ」
『私も怖い夢よく見るけどさ、私の場合上から自分が追われてる状況を見てるんだよね』
俺「それって、第三者視点で見てるって事?」
『そう』
俺「俺はそんな夢見た事がないぞ」
『それが普通だよ、でも私はいつもそうだよ』
何でだろ?
その先を聞きたかったけど、その話はごく自然に途切れスケベ心全開で話題を変えた私でした(;´∀`)
Posted by T at 2017年06月15日 00:07
こんにちは10日連投ご苦労様です。そしてありがとうございます。
Kさんの誕生日と結婚記念日が一緒奥様ナイス可愛らしいです。娘ちゃんも(*>∀<*)ゞ
Aさん毎回かっこ良すぎます。まさに女神さま。
Kさんとのやり取りも大好きです。
ではお仕事頑張ってください。
Posted by tomoaaa24 at 2017年06月15日 09:30
営業のKさん

梅雨の晴れ間・・・って、晴れてばっかりの福岡です(笑

そうですか〜誕生日と結婚記念日が同じ・・・あれっ?我が家もそうだった様な・・・もう済んでしまいましたが(泣

悪霊に魅入られたご友人、まさに危機一髪でしたね。
しかしながら、なんちゅう演出・・・不信感と恐怖感を払拭するほどの気持ちの高め方・・・階段まで、そして屋上までの導き方・・・その後の幻想的な風景・・・こんなこともあるんですね。

しかしAさん、毎度の事ながら、良い仕事?をしますね(笑

それでは、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年06月15日 11:13
私の病院での階段話です。
改修工事の調査である病院の地下の霊安室エリアのドアに段ボールをかませて電子錠開けたままにしたんです。ある部屋にいる時にパタンとそのドアが閉まりおまけに開かなくなった・・・なぜかエリアの廊下に非常口があって(普通はない)、そこから出て階段を上がり地上へ出ました。
そこは職員喫煙場でびっくりした顔されまして。
その後、警備員と防犯カメラを見たらドアはひとりで閉まっていて、再度地下に行きドアを見に行けば段ボールはなく。未解決珍事件です。
Posted by はるた夏雲 at 2017年06月15日 11:53
それでは、おやすみなさい。のとこで鳥肌が…
Kさんは本当に文章を書くのが上手いですね♪
Posted by JUNK at 2017年06月15日 12:29
Kさんこんにちは!ブログ連投お疲れさまです。そしてありがとうございます。奥様可愛らしいです。笑えますしスマートな返し仲良し家族ですね。
もうAさんの登場格好良すぎだし、Kさんとの掛け合いも最高!
無理せず‥でも‥更新待ってます。
Posted by tomoaaa24 at 2017年06月15日 17:42
ども、ショッカー戦闘員オスカーです。
m(_ _)m
やはり「13」のつく階段は憑いてくるんですかね。
某手相芸人の話でも階段が13段あるアパートは実質ヤバイと言ってましたし。不思議ですね。
Posted by オスカー at 2017年06月16日 14:32
こんにちは!
毎日更新されていてワクワクしながら読んでいます!
階段って怪異が集まりやすいんでしょうか。実家近くの病院も正面玄関入ってすぐの大階段がヤバイと看護師さんの間で有名らしいです。
また更新楽しみにしています!
Posted by 怖がりビビりの怪談好き at 2017年06月17日 08:40
はじめてコメントさせていただきます!
怪談が好きなので、このブログを知った時はめちゃくちゃ嬉しかったです。
お話が始まる前のご家族とのエピソードが面白くて、怪談と同じぐらい毎回楽しみにしております。(笑)GS美神(昔人気のあった漫画です)みたいなAさんのファンになってしまったので、Aさんの登場も楽しみです!
体調にご無理のないように、お仕事もブログもがんばってください!(*^^*)
Posted by なのは at 2017年06月17日 13:11
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