2017年06月19日

センサーカメラ

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、こんばんは。

10日連続アップが祟ったのか、またしても体調不良です。

特に、話を書き始めると、すぐに部屋の空気が

変わってしまいます。

ラップ音も、凄いです。

唯一の救いは、隣の部屋に居る娘が

呑気に歌を歌っていること位でしょうか。

まあ、話をアップ出来ない日は、そういうのが

酷い日なんだな、とご理解ください。

また、部屋の護符を新調しないと・・・・。

それでは、怖くない、絶対に怖くない、誰が何と言おうと・・・

始めます。

どうぞ~!


これは知り合いから聞いた話しである。

彼は趣味でカメラを楽しんでいる。

ただ、少し変わっているのは、彼が撮影するのは自然の中で自由に動き回る

動物達であり、人間や風景などを撮ることはしない。

とにかく、動物達の姿には、圧倒されるほどの力強さがあり、常に死と

隣り合わせで生きている緊迫感があるのだという。

そんな彼は、特に熊の撮影を好んだ。

だから、地元石川県だけではなく、北海道のヒグマや、更には海外にも

出かけて行き、グリズリーなども撮影するという力の入れようだった。

北極のシロクマやコディアック島のクマも、いつか撮影してみたいと

意気込んでいる。

そして、そんな彼のもう1つの楽しみは、朝方からカメラをセットして

動くものに反応するセンサーを取り付け、自動で撮影するということ。

確かに自分で撮影するような緊迫感は味わえないが、逆に動物達の素のままの

写真が撮れるという事だった。

確かに、センサーにより自動で撮影した写真には、動物達が至近距離まで寄って来ている

写真が撮れているものが多く、それを見せて貰い感動したことがある。

その日、彼は朝から石川県と富山県の県境に近い山の中に朝から向かい、

いつもの場所に定点カメラを設置した。

その場所は、いつも彼が無人カメラを設置する場所であり、色んな動物達

の通り道になっている為、沢山の種類の動物が撮影できるスポット。

その場所は近くに村があったのだが、かなり昔に廃村になっていた。

彼はいつものように草や木片でカモフラージュし、カメラをセットする。

そして、そこから20分位かけて歩き、停めてあった車まで戻ってきた。

その時、ふと、思った事があった。

それは、いつもは山の中を歩いていく途中に、色んな動物の鳴き声や足音

などが聞こえるのだが、その時は全て消えてしまったかのように静かだということ。

それでも、翌日のカメラの回収を楽しみにしながら家路についた。

翌日、彼は朝早い時間に起きて、早速、昨日定点カメラを設置した場所へと

向かった。

車を停めて、カメラのある場所まで歩いていると、やはり動物達の音は完全に

聞こえてこない。

いったい、どうしたのかな?

彼は、もしかするとカメラには何も写っていないのではないか?という思いを

抱きながら山道を進んだ。

カメラが設置してある場所までたどり着くと、彼は驚いてカメラに走り寄った。

設置しておいたカメラが、隠しておいた場所から、地面に落ちていたから。

おいおい。高いんだぞ。これ。

そう思いながら、カメラをチェックすると、何処も壊れている様子はなかった。

彼はホッと胸をなでおろし、その場に座り込んで、昨夜の収穫を確認することにした。

撮影履歴を見てみると、かなりの数の撮影が行われているようだった。

なんだ。動物はちゃんといるんだ・・・・。

そう思いながら彼はカメラについている再生画面を凝視する。

だが、そこに写っていたのは動物などではなく、明らかに人間だった。

しかも、人間が長い列を作ってカメラを前を通りすぎる様子が写っている。

なんなんだ、これは?

彼は、そこに写っているものが、人間だとはどうしても思えなかった。

その人間達は、撮影記録にある、夜中の午前2時頃にこんな山の中へ

大挙して遠足にでも来たというのか。

そして、全員が同じような白い布きれの様なものを着て、誰も靴など

履かず、裸足のままだった。

彼は、画像を順に見ていくうちに、

もしかしたら、とんでもないものを写してしまったのではないか?と

思い始める。

そして、撮影のライトに反応するように、その人間達の列から、どんどん

カメラに近づいて来るものが写り出す。

そこで、彼は確信した。

これは人間を写したものではない、という事を。

カメラに近づいてきたモノ達には目が無かった。

黒い穴があいているだけ。

そして、まるでどこまでも伸びるかのような腕でカメラに手を伸ばしていた。

それが人間ではない、と分ると、一気に恐怖が襲ってくる。

彼は急いでカメラ類やセンサーを片付けて、その場から撤収しようとした。

そして、リュックに荷物を押し込んで、振り返ったとき、前方の草むらから

彼をジッと見つめるものが居た。

それも、1人や2人ではなく、かなりの数。

最初、動物か?と思ったが、どうもそうではなかった。

そして、次の瞬間、それが草むらから立ち上がった時、その正体が分った。

それは、昨晩、彼の設置したカメラに写りこんでいたモノ達。

草むらから立ち上がったそれらは、異様に背が高く、そして痩せ細った体で

ボサボサの髪を風になびかせている。

そして、それらがゆっくりとこちらへ近づいて来る。

もしかして、カメラを設置した俺を待ち伏せしていたのか?

そう思ったが、そんな事はどうでも良かった。

何とかして逃げなければ・・・・

彼の頭には、もうそれしかなかった。

彼は一気に反転すると、それらとは反対方向へと走り出した。

しかし、2.3歩進んだところで、彼の記憶は飛んでしまう。

頭に鈍い衝撃が走り、彼はその場に倒れこんだ。

それから、次に彼が目を覚ましたのは、2日後の事だった。

彼が目を覚ますと、何やら酷い頭痛がして、目の前が真っ暗だった。

手探りで前方を触ると、どうやら彼の横たわっている真上に、板が

張られているようだった。

手や足でそれを動かそうとするが、全くびくともしない。

それどころか、彼が寝ている間に雨が降ったようで、彼の寝ている場所には

沢山の水か浸入してきていた。

彼は、やけくそになり、大声でおーいおーい、と助けを呼ぶ。

空腹で疲れきった体では、まともな声も出なかったが、それでも彼には

助けを呼び続ける事しか出来なかった。

それから、どれだけの時間が経過しただろうか。

彼はさすがに体力も気力も限界に達してしまい、死を覚悟し、受け入れた。

もう目を閉じて、このまま土に還るのも良いのかもしれない。

そう思い始めたとき、彼の耳に、犬の鳴き声が聞こえてくる。

その声は紛れもなく、彼が可愛がっている愛犬の吠える声だった。

彼は小さな声で、その愛犬の名を呼び続けた。

すると、今度は、大勢の人間の声が聞こえてくる。

おーい。此処だー。此処にいるぞ。

そして、何かで掘り返すような音が聞こえ、次の瞬間、彼の目の前には、

空が広がり、沢山の人達が心配そうに彼を覗き込んでいる。

そこには、彼の友人達の姿もあり、当然、愛犬の姿もあった。

彼はそのまま安心し、意識を失う。

そして、次に目を覚ますと病院のベッドの上だった。

体中が痛んだが、生きている事が嬉しかった。

彼が目を覚ますと、警察が来て、色々と質問していった。

そして、警察が帰ると、彼の奥さんが、説明してくれた。

彼が、家を出てから、丸二日間、連絡が取れなかった事。

だから、警察に捜索願を出して、あの山の周辺を探したこと。

警察も、さすがに諦めかけていた時、彼の友人達が、全員で探してくれ、

その際、愛犬なら、彼の居場所がわかるかもしれない、と連れて行き、

見事に彼が居る場所を発見して、皆に教えてくれたこと。

更に、彼が発見された時、彼は、山の麓にある廃村の墓地で見つかった事。

その墓地は、死体を焼かずに、そのまま土に埋めるという土葬の墓地だった

という事。

そして、何故か、彼が埋められていた土葬墓の横の墓が、まるでそこから

何かが出て行ったかのように、土が掘り返されており、その土が彼の

墓の上にかけられていたということ。

最後に、警察の調べでは、彼が埋められていた墓は古いものだったが、

彼以外のものは、その墓からは発見されておらず、更に墓の周りには、

無数の裸足の足跡と、出て土を掘ったかのような跡が残っていたのだという。

その後、彼は無事に退院した。

それでも、毎夜、山で出会ったモノ達の夢を見るようになる。

そこで、俺はいつものように、霊能者Aさんに頼みこんで、色々と

聞いてみた。

奢りのパフェふたつを前にして、Aさんは、すこぶる機嫌が良かった。

だから、俺は、彼が体験した話を一部始終、話した上で、彼が撮影した

画像をコピーしたものをAさんに見てもらった。

すると、Aさんの顔つきが急に変わった。

これ、コピーしたものをKさんが持ってるんですか?

どこまで馬鹿なんですか?

まあ、私が何言っても、馬の耳に念仏・・・ですよね。

あのですね。これ持ってたら、Kさんも死にます。間違いなく。

あの村が廃村になった理由も、これを見て分りました。

凄く邪悪な事が原因です。

更に悪いことに、その村から、カメラを設置した山まで霊道が通っています。

余程、凄い恨みなのか、凄い怨念を感じます。

そして、狡猾な奴らですよね。

カメラにわざと写って、そこに呪いをかけてあります。

本当は、こんな奴ら、除霊して、完全に清めないと駄目なんですけど、数が

多過ぎて無理です。

でも、Kさんと、その彼が縁を持たされてしまった呪いくらいなら、断ち切る

事が出来ます。私にも。

だから、早く、この画像、焼いてくださいね。

Kさんと、彼、そして他にもコピーがあるなら、全部です。

火が完全に消えるまでずっと燃やし続けてください。

後は、私と知り合いの霊能者でなんとかしますから・・・・。

こう言われ、ぞっとした。

そして、それと同時に、口は悪いが、やはり頼りになるな、と感心させられた。

勿論、その後、お礼として、ハーゲンダッツギフト券を請求されたのは

言うまでもない。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:38│Comments(11)
この記事へのコメント
K様
ツライ時や苦しい時は無理なさらず休んで下さい。
彼、助かって何よりです。
写真や撮影って怖いと思い知らされました。
私はたまに一人で鎌倉の寺巡りで風情のある竹林とかスマホで撮影したりするけど自粛しようかなぁ。
坊さんがいるから安全とは言えないし寺の裏とか墓がいっぱあるし何だか心配になってきました。
Posted by ちんぱん at 2017年06月19日 22:07
これはちょっと怖いですね。
我が部屋も霊道ですが、行列はさすがにみませんが気配で目を覚ますと、ダースベーダーみたいな顔が透けてるんだけどこっちを見てるのとか、ひざ下の上に向こう向いてどすんと座り込みぶつぶつなんか言うのとか、いろいろいます。
ただ、彼らが画像を消さなかったのは腑に落ちないな。データが光で消されるか壊れるかしてますけどねヘンナシャシンは。
Posted by はるた夏雲 at 2017年06月19日 22:20
K様、お身体お大事になさって下さい。

決して無理はしないで下さいね。

娘さまの歌声が救いになりますね。

山の中って怖い。私は一人で山には入れませんよ。

今回もAお姉様大活躍ですね。

惚れ惚れします。

でも本当にK様無理はなさらないで下さいね。

ユルユルと宜しくお願い致します。
Posted by ミニ子 at 2017年06月19日 22:29
Kさん、こんばんは。

Aさん、Kさんに対して相変わらずの態度ですが、頼りになる人ですね。
でも、ハーゲンダッツで済んだから安いものです。
Aさんとお嬢さんネタで本が一冊作れそうです。

対象となる動物が写らず、異様の者達が写って尚且つ待ち構えていたのですね。しかも、御丁寧に頭殴って墓場に埋めてくれるなんて、まるでサスペンスドラマの様です。

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年06月19日 22:36
県境あたりというと、源平の合戦があった倶利伽羅や不動寺あたりかな?有名なトンネルもあるし、怖いですね。前に北野誠さんが番組で来てたけど、熊のほうが怖いと撤収してましたね。GW前に不動寺の八重桜を見に夕方訪れたのですが。誰もいない境内で妖しく光るボンボリは、本能的に長居してはいけないと感じました。またの投稿、楽しみにしてます。
Posted by ポン太 at 2017年06月19日 23:20
Aさん達のお払いの話が気になりますね。どうしてその村には邪悪なものが居着いてしまったのでしょうか...
Posted by 怖くない話! at 2017年06月20日 00:50
いつもなら動物わんさか
ってことは、よっぽどタイミング
悪かったのでしょうなあ……

そしてギフト券とのことですが
何枚分だったのかと思うと
そちらも怖かったり
Posted by ろくがつ at 2017年06月20日 07:41
いつも行ってるところなのに、それまで何もなかったってことはその日が特別な日だったってことなんでしょうかね?

それにしても、Aさんはお太りにならないのでしょうか?
Posted by メリコ at 2017年06月20日 13:03
営業のKさん

午後からは雨の福岡・・・久しぶりの恵み雨です。

数日、自宅庭にご飯を食べに来なかった猫(正式名モモ)、日曜日の夜に庭隅で発見、どうも上手く歩けない状態(泣
急遽、知人友人の助けを借りて、病院で診察、そして入院。

この数日の炎天下、良くぞ生きて返ってきたと・・・(涙
復活を信じて、治療費を稼ぎます(泣笑

これは、本当に怖くない話しです(泣
結末は、ご無事で何よりですが、墓地に埋葬されていたなんて・・・想像を絶しますね。
決して立ち入ってはならない場所・・・それが各地にあるんですね。

それでは、次回も怖くない話しを楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年06月20日 14:29
Kさんお身体大丈夫ですか(。´・ω・)?
 この話は怖いですよ!
過去の話でも富士の樹海で二人行方不明のままですよ…
あっちの世界に連れて逝かれるってのは、この様な事なんですかねぇ(汗)
この話では当事者は運良く?助かりましたが、、、
連れていかれた人の肉体は何処かにあるんでしょうね・・・
 Aさんやはり凄いですね!
Kさんには幼い頃お亡くなりになったお姉さんが守護霊となって守ってくれてると言ってましたね。
何気に思ったのですが、
お姉さんは、大事な弟のKさんには自分の分まで幸せに長く生きて欲しいと思ってるんですよね。
その弟が危ない事に首を突っ込んで、ハラハラドキドキ・・・
自分でも手に負えない霊にKさんが遭遇してしまったら、Aさんにテレパシー送って助けてもらってるとか?
Aさんの強気な口調って、お姉さんの言葉を代弁してるんじゃないかと・・・?
くれぐれも危ない行為は避けて下さいね(´・ω・`)
Posted by T at 2017年06月20日 21:40
こんばんは
10日連投で体調崩されてたんですね。娘さん(笑)救いですね。
肩に力入り過ぎて久々に頭痛‥怖すぎます。愛犬が助けてくれたんですね。良かったです。
Aさん頼りになりますね。さすがです。ボチボチの更新でいいので、無理しないでくださいね。
Posted by tomoaaa24 at 2017年06月20日 21:40
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