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2017年07月06日

コップに水を入れて寝る習慣。

サインディスプレイ部  営業のKです。

中西様、ご無事なようで安心しました。

その他、九州地方にお住まいの方、くれぐれも

ご自愛ください。

そして、頑張ってください!

今日は仕事中にお客さんと話していて、

今夜、ちゃんと1話アップします、と約束しましたので

有言実行・・・します。

それでは、怖くない話。

どうぞ~!


これは俺の友人から聞いた話である。

友人の実家は白山市である。

ただし、白山市といっても今ではかなり広範囲になってしまっており、彼の

実家があるのは、福井県との県境に近いらしい。

そして、彼は二度と実家へは帰れないのだという。

帰りたいのだが、帰れない。

帰ってしまうと、自分だけでなく家族の命まで危険に晒してしまうから

なのだという。

そして、それには理由があった。

そんな彼と酒を飲んでいるときに話してくれたのが、この話だ。

彼の実家がある地域では、夜寝る前に必ずコップ一杯の水を用意し、それを

枕元に置いて寝るのだそうだ。

そして、そのコップはちょうど頭の真上にくるような場所に置き、夜寝てから

朝が来るまで、決して頭上のコップの方を見てはいけないのだという。

それは古からずっと続けられてきた習わしであり、自分の身を護るという

だけでなく、ご先祖を助けるという意味合いもあるのだという。

そこで、俺は少し不思議に感じたので彼に聞いてみた。

ご先祖様って死んでるんだよな?

それをどうやって助けるの?

すると、彼はこう返してきた。

ご先祖様じゃない。ご先祖・・・だよ。

様なんて付けなくていいよ。あんなのに・・・・。

そう言われ、俺は更に興味が沸いてしまい、続けて彼の話を聞いた。

助けるっていうのは・・・・。

実は彼の実家の地域では、以前は死んだ人間を燃やさずに、そのまま土に埋めた。

そう土葬である。

ただ、医学も発達していなかった時代の事だから、どうやら意識を失っている

人間を死んだと勘違いしてそのまま土の中に埋めたという事例もあったらしい。

そして、土の中に埋められてから、蘇生してしまい、そのまま無念の恨みを抱いて

死んでいった者もいるらしい。

そうした亡者達が、雨が降らない時期などに、不定期ではあるが、水を求めて

土の中から這い出てくるらしい。

生きたまま埋められた恨みを抱いて・・・・。

その為に、事前に枕元に水を用意しておいて、自分は貴方を埋めた犯人ではありません、

という意思表示をして、身の安全を図るのだそうだ。

だから、彼も物心ついた時から、親にしっかりと、その習慣を教え込まれた。

実際に、朝起きると、コップの中の水が空になっているという事

も頻繁にあったのだという。

そして、コップが空になっていた次の夜には、更にコップをひとつ増やさなければ

いけないというルールもあったらしい。

しかし、彼も大学に通うようになり、他の地域で生まれ育った友人達に囲まれて

生活するようになると、さすがに、そのような超常現象的な習わしに嫌気が

差してしまった。

そこで、ある夏休み、実家に帰省した際に、彼は、いつものようにコップの水を

用意するようにみせかけて、実は殻のコップを枕元に置いた。

その頃の彼の頭の中は、

(そんなもの、単なる迷信に過ぎない)

(水が無くなっていたのだって、きっと親が子供を怖がらせる為にやったに違いない)

そんな考えで固まってしまっていた。

そして、実家に泊まって2日目の夜、彼は、ゴソゴソという物音で目が覚めた。

どうやら、誰かが彼の枕元の辺りで、何かを探しているようだった。

誰?

彼は声を掛けた。

しかし、返事はなかった。

彼はばっと体を起こして、枕元へと顔を向けた。

うわぁ!

彼は思わず、大声を上げそうてしまった。

そこには、腐り果てた体を引き摺るようにして、コップの水を探している

人間らしき姿があった。

体中からポタポタと何かを垂らしながら、顔からは眼球が飛び出している。

そして、それが動くたびに、ボタッボタッと蛆虫のような物が畳の上に落ちた。

そして、それは、彼が大声を出した事に、怒ったのか、彼の方へと覆い被さってきた。

そして、

みず~みず~・・・・

おまえか~おまえか~

と低い声で唸りながら、彼の首を絞めてきた。

その姿は、とてもご先祖様と思えるものだはなかった。

彼はその須加谷恐怖しながら、必死に

ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・

と言い続けた。

そして、そのうちに彼の意識は、ゆっくりと遠のいていきついには意識を失ってしまう。

そして、次に彼が目を覚ましたのは、すっかり日が昇った朝だった。

彼の周りには、彼を揺り起こす父親と、それを遠巻きに見ている家族の姿が

あった。

彼は、助かったと思うと、一気に涙が溢れてきたが、それでも昨晩あった出来事を

家族に話して聞かせた。

すると、父親が

昨夜のお前の叫び声で、だいたいの事は理解していたよ。

それでも、お前を助けには来れなかった。

どうしてか、分かるか?

家族全員が呪われてしまうからだ。

そう言われて彼は

じゃあ、俺はもう呪われてしまったっていうの?

と聞くと、

父親は無言のまま、頷いた。

そして、

だが、この呪いは、この地域の中だけの呪いだから安心しなさい。

だけど、お前は、今日、出来るだけ早くこの地から出て行かなければいけない。

そうしないと、間違いなく今夜も、ご先祖様がお前のところにやってくるからな。

そして、厳しい事を言うようだが、お前はもう此処には二度と戻ってきてはいけない。

わしや母さんの葬式があったとしても、もう二度とここには戻ってはいけないんだ。

そうしないと、お前だけではなく、この地で生きる家族や親戚一同が呪いに

かけられてしまう。

だから・・・・。

そう言われ、彼は逃げるように、実家を出て、それ以来、その地には戻っていないという。

家族や親戚にまでのろいがかかるって言われてしまったら、もう戻れるわけないだろ?

彼はそう吐き捨てるように言った。

彼は、それからも、

あんなの絶対にご先祖なんかじゃないよ!

今の時代に呪いなんてあるわけないよ!

と強気に語っていたが、最後に言った言葉。

でも、今でも実は、寝る時には枕元にコップの水を置いて寝てるんだ。

そして、年に何回かは、コップの水が半分くらいに減ってるよ。

ははは・・・ありえない事なんだけどね。

その言葉が全てを物語って強くるのだと強く感じた。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:59│Comments(21)
この記事へのコメント
今回の話は昔からの言い伝えは馬鹿にならないと言う事ですね。親たちが言っていることはちゃんと聞きましょう!(棚上)
そして九州にお住まい方々、安全に十分お気をつけください。
Posted by 怖くない話! at 2017年07月06日 22:17
K様
水を求めてくる霊・・・
同情はするけど呪い殺そうとするとは。
なんとか無念を霊自身受け入れると良いですね。
そりゃ私だって人からひどい事されると恨んだりするけど、ひどい事した本人ではないですし。
うまく言えないけど恨む事でさまよう霊にはなりたくないです。
霊って3代や7代祟るって私は死んで霊になったらやりたくないです・・・しみじみ~
Posted by ちんぱん at 2017年07月06日 22:22
Kさん!こんにちは!
お仕事お疲れ様です!
ひつぎは今日!やっと!テストから解放されました(∩´∀`)∩バンザ──イ
さーて、赤点何個とるでしょう(白目)


今日の話も怖いですねぇ……。
生き埋めは良くないですよ…。実家に帰れないって辛いと思います…。うぅ怖い…。
では!次も楽しみにしてます!
Posted by ひつぎ at 2017年07月06日 22:31
K様こんばんはー。更新ありがとうございますm(__)m

先祖が祖先を呪うとはね…なんか理不尽さを感じてしまいました。死にきれないゾンビみたいですね。その方が無事で居られたら良いのですが…心配です。

心霊も怖いけど自然猛威はもっと怖いです。自然の前では人間ってちっぽけだなぁって思ってしまったり。すみません、ちょっと憑かれていまして。K様体調崩さないようにお身体お大事になさって下さいね。お休みミッキー(´ω` )zzZ

追伸、中西様&ももちゃんへ
ももちゃんが元気で安心しました。中西様のコメント読むとほっこりします。
Posted by ミニ子 at 2017年07月06日 22:44
こんばんはKさん!
ほんとにあるんですねぇ昔ながらのならわしと言うか‥1日でも忘れてしまうと大変ですね。
命は助かったけど、実家に帰れないのは辛いし切ないですね。
更新ありがとうございます(*・ω・)ノ
Posted by tomoaaa24 at 2017年07月06日 22:46
こんばんは。子供達寝かしつけて開いたら更新されてるー!嬉しいです!

今回のお話、こわいっ、そして悲しい話ですね。
帰りたくなくて実家に寄り付かないのと、帰りたくても実家に行けないじゃ話が違いますからね…(涙)
変わった風習でもその土地によって色々ありますからね、何もなかったとしても郷に入っては郷に従えってことですね(>_<)
Posted by ひなた at 2017年07月06日 22:49
こんばんは。お水の話ですか、よく聞きますよね~水が減ると霊がいるって!我が家の仏壇の水は減ってないと思います。私のママ友に、このブログのことを紹介させていただきました。恐いね~と言ってましたが!K さんの文才が上手だね~と褒めてましたよ。さすが、もうすぐ作家デビューするだけのとこはありますよ(笑)ママ友には頑張って200話以上読んでねと励ましてあげました
Posted by いなばっち at 2017年07月06日 22:53
このお話に出てくる内容ですと、家族全員が一人ひとり枕元に水を入れた器を置かないといけなそうですね。そうなると子沢山のお家では大変ですね。子供が夜中に器をひっくり返したり、のどが渇いてその水を飲んでしまったり。
もう一捻り足りませんね。
Posted by ふむふむ at 2017年07月06日 23:16
K様、こんばんは!

怪談話でもよくある、その土地の昔からの風習や言い伝え。
それのどれもが、え〜?そうなの?って疑ってしまうこともありますが、本当にあるんですよね。
私の土地にはそういったものがありませんが世の中、少なからず科学でも証明できないことは幾らでもあるんだと認識してます。
昔からある風習には畏怖の念を抱きます。
本日も更新有り難う御座います。
Posted by 千葉県ON11 at 2017年07月06日 23:36
Kさん、こんばんは〜。

全く霊とかは詳しくないのですが...自分勝手な霊、わがままな霊、頭悪い霊多いですね〜。

この件にしても、どれだけの年月経ってるの?相手もいないぐらい分かれよって感じ!

はるた夏雲2回目さんへ、
ありがとうございます〜簡単には憑かないんですね〜、ホッとしました...
私は怖い所行きません!怖いから‼︎
けど知らない土地で知らない道、山道通りたくなって、山道は良く後悔します。そんな時に限って雰囲気とか空気が変です。けど何も無いと思っています。大丈夫でしょうか?
Posted by eve at 2017年07月07日 01:15
こんばんは。
初めてコメントさせて頂きます。
毎晩楽しみに待って、読ませて頂いています。
次回の話も本の出版も楽しみに待っています。
サイン会があれば良いなと思います。
あったら行きますw
Posted by 串 at 2017年07月07日 01:46
初めてコメさせていただきます。

このさいとにすっかりハマってしまい、
全て拝見致しました。

今日のお話も怖いですね。
いくらご先祖様とはいえ、
これでは子孫の方々も可哀想ですよね・・・
ご先祖羅様も子孫の方のどちらも可哀想。

Aさんとか他の霊能力者さんに集まってもらって、
皆であの世に成仏祭りしてもらえれば万事解決?しないか。

これからも楽しく?ビビりながら拝見させていただきます。
Posted by まあちん at 2017年07月07日 03:19
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
今回も怖いですね~。

先祖というからには血もつながってるんだし子孫を守るか、せめて見守る位にして欲しいものですが、そうでない場合もあるのですね。理不尽ですが生者の理屈は通らないのですかね。

第一、雨の降らない時期に水を求めて子孫のところに出てくるならカラカラのミイラ状のはずならまだしも、全身から水みたいな物がポタポタとか、水分充分足りてるじゃないですか~
Posted by モズグズ at 2017年07月07日 07:56
営業のKさん

梅雨前線は西日本に停滞中、大雨には予断を許さない状況が続いています。

災害時には、逸早く現場に駆け付け、救助や復旧作業を黙々とこなされる自衛隊や警察、そして消防の方々には頭が下がります。

先祖代々からの呪い・・・過去にも呪われた家系の記事もありましたが、完全に断ち切る事が出来ない呪い・・・決まり事を行う以外は、なす術がない・・・いつまで続くと言うのでしょう。
本当に理不尽ですね。
そのご友人に、平穏無事な日々が訪れる事を願いなから・・・。

それでは次回も怖くない話しを楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年07月07日 09:00
コップに水……
寝相が悪くてこぼしてしまう
ってこともあったろうに
ああ、でも見てなければいいのか?
彼は見てしまったがために
とも思いますのう
きっと巻き込むのがいやだから
人を泊めたり人んちに泊まったり
家族つくったりとかしないのかな
と、ふわっと思いました
Posted by ろくがつ at 2017年07月07日 12:22
はるた→eve様へ、またもや拝借いたしますK様。

鈴と塩と香水(ハーブ精油)持参はいかがですか。
熊避けも兼ねて100均にあるようなカランカランと音が通る大きめな鈴を持参するといいですよ。
私は神社で買うた小さいながらうるさい鈴を、携帯笛とミニライトと一緒にキーホルダーにつけて鞄に入れてます。あと、今は熱中症対策もかねて多目ですがミニ容器に塩を入れてこれも鞄に。
なんか気配感じたら、わざとらしく肩をぱんぱん叩いたり、あーあっ!と叫んでみたりしてさっさと払いましょう。

私のように見えるがわかる相手だとちょっかい出してきますが、気配感じるくらいなら、あちらさんも遠くから後ろ姿見てるだけですから。
それから、香水つけてる人に見える人はいませんね。匂いも嫌いみたい。虫除け兼ねてハーブ精油とかも持参して、つけるのもいいかもしれません。
他レスに書きましたが、珍説で霊はファブリーズが嫌いだそうで。香水と同じなのかな?
空気の重い道を抜けたら塩ぱっぱで清めて下さい。

私も山道は苦手です・・・。
Posted by はるた夏雲 at 2017年07月07日 13:13
Kさんのblogの文章がとても面白く、いつも楽しく拝見させて頂いております。
今回、ご質問させて頂きます。
金沢のお盆は、7月なんですが、そのあたりの関係でお話がないのでしょうか?
私は、7月と8月に卯辰山の霊園にお墓参りに行くのですが、
時たまそれ以外に突然行きたくなり手を合わせに行くときがあります。
私は小さい頃におじいちゃん、おばあちゃんにお墓参りをするといいことがあると言われて
いつも一緒に行かされてました(笑)
お墓参りの後の卯辰山でのレストラン(もうない)での食事が楽しみだった子供のころですが(笑)
話はそれましたが、お墓参りに対して子供たちや嫁に意識付けさせたいのですが
どーしたらいいですかね?(笑)
少なくとも、わかりませんが私がこうやって何事もない生活が送れるのもお墓参り
と思っています。
Posted by よっしー at 2017年07月07日 16:21
蛆がポトポト落ちてって…なんで一番そんな恐怖を倍増させるシチュエーションであらわれるのか…
もう土に帰ってるはずなのに。

怨念にとらわれてしまうと、醜い姿になるのか…
呪われてる家系も2つほどKさんの記事であった時も、聞いた事もなかったので、かなり衝撃とショックを受けましたが。。。
本当にすごい慣習というか…対処する知恵というか…
Posted by メチャ✩ at 2017年07月07日 18:03
営業のKさん

この場をお借りして

>ミニ子さん

少々お疲れのご様子ですが・・・そんな時は、ウルフルズの「ええねん」や「それが答えだ」を聴いて気分転換されてはいかかですか?
因に・・・私はトータス松本と同級生なんですよ(笑・・・ここだけの秘密です(笑
玉置浩二さんの「田園」も元気が出ますね。

又はしんみりと・・・Bank Bandの「toU」なんていかがですか?
泉さよ子さんの「カス」も私は好きですよ。

夜更けにひとりで口ずさみながら、涙を流してストレスを解消です(笑

ほぼ全快の野良猫モモ、病院から借りていたケージを明日お返しして一区切り・・・それが答えだ!えんやこら明日へ大爆走!

頑張りましょう、お互いに!
Posted by 中西 at 2017年07月07日 21:31
こんにちは
この話は怖いですね。
私が子供の頃の話ですが、夏休みは親戚の島で暮らしていました。
島の墓地に行くと古銭が沢山地面から顔を出していました。
子供なので親戚の子達と拾って遊んでると、、大人達に注意されました。島では古くから土葬で古い墓は穴が開いたり、、昔はお金も一緒に埋葬していたそうです。
古銭は大雨等で流れ出した物でした。
そんな事を思い出しました。
Posted by 欧州より at 2017年07月08日 07:28
初めまして!
最初から読み進みやっとリアルタイムに追いつきました。面白いです!
私は全く霊感がないのでこんな不思議な世界があることに驚きです。

人間の世界で生きてると面白くないと感じることいっぱいありますよね。SNSとかで他人が羨ましく見えてしまったり。

でもそんなときこのサイトに飛ぶと、世界はもっと広いんだ!って気付かされます。

ある意味癒しになっています。
おかしいかな?

これからも楽しみにしています。
どうか続けて下さいね。
Kさんが霊障に会いませんように。
彡(^)(^)
Posted by 浮かれとんちき彡(^)(^) at 2017年07月11日 23:28
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